寝かしつけにバランスボールを使用する際の注意点
バランスボールは寝かしつけは、危ない事故につながる可能性も…。赤ちゃんを安全に寝かしつけるためには、次のような注意点に気をつけてください。
赤ちゃん以外の子が使い方を誤らないように
お家に赤ちゃんだけでなく、お兄ちゃんやお姉ちゃんになる子どもがいる場合、バランスボールはとても楽しそうな遊戯に見えてしまいます。使い方を誤らなければ、幼児にとっても楽しい道具になりますが、一歩使い方を誤れば大事故になりかねません。
お家に赤ちゃん以外の子がいる場合は、そうした子が安易にバランスボールで遊べないようにする工夫も大切です。
転倒に注意
バランスボールの寝かしつけで危ないのは子どもだけではありません。転倒によってパパママが事故に遭うこともあることを常に意識するようにしてください。子どもの抱っこで両手がふさがっている状態で転倒すれば、パパママがケガをする可能性も十分に考えられます。
もちろん、パパママが転倒するということは、子どもの身も危険にさらされるということ。バランスボールでの寝かしつけには危ない側面もあるので、少しでも眠気があるときには避けるなど、十分な注意を払って利用することが大切です。
子どもが動くようになったらやめる
バランスボールは、非常にバランスをとるのが難しいものです。抱っこの状態で子どもが急に動くと転倒の恐れがありますので、子どもが動くようになったらバランスボールを使っての寝かしつけはやめましょう。
- 青森県「児童福祉施設等に設置している遊具等の安全管理の強化について」(https://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kenko/syofuku/files/syougai_2020.04.06jimurenraku_jidoushisetsuyuugu.pdf,2021年6月28日最終閲覧)
- ゼロメディカル「転倒・破裂事故にご注意を!やってはいけないバランスボールの使い方」(https://www.therappy.jp/archives/25526,2021年6月28日最終閲覧)
バランスボールの選び方とおすすめの紹介
それでは、バランスボールでの寝かしつけを始めたいと思われているパパママに向けて、バランスボールの選び方とおすすめの商品を紹介していきますね。
バランスボールの選び方
まずはバランスボールを選ぶ際のポイントについて三つお話します。
体型にあったバランスボールを選ぶ
バランスボール選びの基本は、体型にあった製品を選ぶことです。バランスボールはほとんどの場合、55cm・65cm・75cmと3種類の直径に分かれてていて、身長と腕の長さによりサイズを決めます。
体型にあったバランスボールを選ぶのは、寝かしつけに使うときも、ダイエットのために使うときも同じです。バランスボール選びの基本として覚えておいてくださいね。
アンチバーストのバランスボールを選ぶ
バランスボールには、破れたときに徐々に空気が抜ける「アンチバーストタイプ」と、風船のように破裂する「バーストタイプ」があります。
破裂するとパパママはもちろん子どもにとっても危ないので、寝かしつけに使うのであればアンチバーストタイプのバランスボールを選びましょう。
固定リングと空気入れが付属すること
バランスボールには転倒のリスクがありますが、固定リングつきのバランスボールであれば、左右への傾きが軽減されるので安定感があります。
台座と一体化して動かないタイプのバランスボールもありますが、産後のダイエットにも使うことを考えると、固定リングを外して通常のバランスボールとして使えるタイプのほうがおすすめ。
また、空気入れはバランスボールを使うための必需品なので、付属していることを確認してから購入してください。
寝かしつけにおすすめのバランスボール
それでは、寝かしつけにおすすめのバランスボールを厳選して紹介いたします。
【OASIS】バランスボール
PR
フィットネスクラブであるOASISが作ったバランスボールで、サイズは45cmから10cm刻みで、最大75cmまでの4種類で、パパママの体型にピッタリあったものが選べます。
空気入れはもちろん固定リングもついていて、カラーバリエーションも豊富。1年間の製品保証と30日間の返品保証がついているので、バランスボールでの寝かしつけを試してみたいという方でもトライしやすい商品です。
【スパイス】ジェリーフィッシュチェアー
PR
クラゲのような形をした、台座で固定されたタイプのバランスボールです。産後ダイエットのための活用方法は限られますが、見た目がおしゃれでインテリアにマッチしますし、転倒のリスクが少ないところが最大のメリット。
実際に寝かしつけ用のバランスボールとして出産ギフトとされることも多いようで、エクササイズをしながら寝かしつけもできるという一挙両得の商品です。
先輩ママのバランスボールで寝かしつけ体験談
それでは最後に、バランスボールを活用した寝かしつけの体験談を紹介していきます。先輩ママたちも使っていた寝かしつけ用のバランスボール。一体どんな風に使い、どのような効果を実感されていたのでしょうか。
揺れ方の基本は力を入れず「ボヨンボヨン」
バランスボールを使って寝かしつけようとしたとき、やはり「どれくらいで揺れればいいの?」とわからなくなる方もいると思います。歩く程度の揺れが目安ですが、歩いているときの揺れを再現するにはどのくらいの強さが良いのでしょうか?
寝かしつけに成功されていた先輩ママたちは、弱めに「ボヨンボヨン」と少し弾むくらいだったそうです。あまり力まず軽く体を揺らすくらいでも、バランスボールの上なら適度な揺れになるようですよ。
バランスボールの効果は?
バランスボールでの寝かしつけを迷っている方の中には、「本当に効果があるのかな?」と不安を感じている方もいると思います。
このように先輩ママたちの体験談では、驚くほどよく寝てくれたという意見が出ていました。しかし、全然効果がなかったという意見も…。
揺れ方の問題なのか、子どもの寝方にあわなかったのかはわかりませんが、バランスボールでの寝かしつけが絶対に成功するというわけではないようです。
ただ、産後のダイエットや骨盤引き締めには活躍しますので、ダイエットのついでに寝かしつけに使ってみるというスタンスでも良いと思いますよ。
バランスボールでの寝かしつけは安全第一で!
バランスボールでの寝かしつけは座っていられるため体力的にも楽ができますが、転倒の危険もある方法です。赤ちゃんが動かない低月齢の間だけ、夜間や疲れ果てている際は使わないなどルールを決めて、安全を第一に考えましょう。
なかなか寝ない赤ちゃんに苦労することもありますが、少しでも休むことができますように。