1歳のわが子、抱っこの寝かしつけが大変…
子供を寝かしつける方法は、家庭によってさまざまです。1歳ごろの子供の場合、抱っこで寝かしつけ、子供がぐっすりと寝付いてから布団に下ろす方法をとっている家庭もあるのではないでしょうか。
しかし、子供の体重が重くなってくると、抱っこをしてユラユラと揺らして寝かしつける方法は大人にとって負担が大きくなります。国立成育医療研究センターは乳幼児健康診査身体診察マニュアルの中で、子供の寝かしつけについて以下のように提言しています。
赤ちゃんは「自分で眠る」ことを覚えなければなりません。赤ちゃんがうとうとしかけた時に布団に入れ、自分で眠るようにしましょう。夜に起きてしまったら、特に構わず、「自分で眠りなおす」ことを覚えてもらいましょう。 ※1
子供にとって、大人の力を借りずに眠れる力が必要だという提言です。大人としても、抱っこせずとも子供が自分で寝てくれれば助かるでしょう。
とはいえ、抱っこで寝る習慣を、自分で眠るように切り替えるのは一筋縄ではいかないかもしれません。大泣きされたり、いつまでも寝付いてくれなかったりすると、つい根負けしてしまいますよね。
抱っこの寝かしつけ、こうしてやめました!先輩ママの声
ここからは、抱っこでの寝かしつけを1歳代で卒業させた先輩ママの声を紹介します。わが子に合いそうな方法があれば、取り入れてみてください。
段階的に抱っこの時間を減らす
すぐに寝かしつけ方を切り替えるのではなく、段階的に自分で寝られるようにしていくというママの声です。寝かしつけ時にはできるだけ泣かせたくない方にはこの方法が合っているかもしれませんね。
根気は必要そうですが、少しずつ着実に抱っこの時間を減らしていければ、親子ともに納得する形で寝かしつけ方法を切り替えられるでしょう。
座って抱っこからスタートし、自分で寝られるように
立って抱っこをするのが習慣になっている子なら、まずは座って抱っこで寝られるようになるところからスタートするのも手です。慣れてきたら、寝転んで腕枕に移行します。抱っこではなくても、ママと体が密着していれば安心感がありそうです。
投稿したママによると、腕枕は自分から嫌がるようになったそう。自分で眠る力がついてくると、自分なりの寝やすい姿勢を見つけ出してくれるのかもしれませんね。
ママのにおいが染み付いた毛布を掛ける
子供がウトウトするまで抱っこしたあとに布団に下ろしたら、ママが普段使っている毛布を掛ける方法です。ママのにおいがするアイテムを使うことで「そばにいるよアピール」をしていたそう。目を閉じていてもママのにおいがすると、子供は安心できるかもしれませんね。
このママの場合は、1ヶ月後にはゴロンと寝転ぶだけで寝てくれるようになったといいます。子供の安心感を保ちつつ、寝かしつけを楽にできるアイデアですね。
寝転んで影絵遊びをしてから、ねんね
部屋を暗くし、寝る体勢になったらスマホのライトで天井に影絵を作って遊びます(手を適当に動かすだけ)。15分くらいやってると眠くなってくるので「ねんねしようね、おやすみ」と言ってライトを消します。
そのあとモゾモゾしてても、手を繋いだり子守唄を歌ったりしているとすぐ寝てくれます!
影絵がとても楽しそうですし、横になった状態で遊ぶのでそのまま寝やすいです✨
布団にゴロンと寝転ぶことに楽しさをプラスするアイデアです。「今から寝る」と思うと抱っこを求めてくる子でも、遊びと思えば素直に寝転んでくれるかもしれませんね。
特別なグッズは不要で、スマホのライトさえあれば楽しめる点もポイント。子供が楽しい気持ちになり、かつ寝かしつけが簡単になるのは嬉しいですね。
思い切って布団に下ろし、ママも寝る
なんだ、抱っこじゃなくても寝れるんじゃん…と分かり、その日から抱っこ紐をやめて、ゴロンで寝れるようになりました(*^^*)
「わが子は抱っこしていないと寝ない」と思い込んでいると、眠くても無理をして抱っこしてしまうかもしれません。しかし、無理をせずにママも一緒に眠れば、子供は諦めて眠ってくれることもあるようです。
一度でも抱っこしない寝かしつけが成功すると「このまま卒業させられる」と自信が持てますね。「今日はもう疲れたから抱っこは無理」と思う日に、試してみる価値はありそうです。
焦らず親子ともに納得できる方法で
抱っこで寝かしつける習慣を変更するのは、親子ともに難しさを感じるかもしれません。しかし、焦らず少しずつ切り替えていくという意識で取り組んでみれば、大人も子供も納得できる方法が見つかるでしょう。
抱っこでの寝かしつけを卒業できれば、大人は身体的な負担が減り、子供は自分が好きなときに安心して眠れるようになるはず。焦らず少しずつ、できそうなことから試してみてくださいね。