まだまだおしゃべりが上手じゃないから。幼い時期ならではの言い間違い
3~4歳くらいの頃では、まだまだ上手に言葉が使えないことも。口がまわらなくて間違えてしまうのか、子供なりに言いやすいよう要約してしまうのか。お話しの途中で思わぬ言い間違いが飛び出すことはありませんか?
思わず笑ってしまうような、名言ならぬ迷言も本人たちはいたって真面目。間違えていることにも気づかず一生懸命に話すのがまたかわいらしいところですね。
幼い時期ならではのかわいい言い間違いにキュンとしてしまったり、何度も聞きたくてあえて聞き直してみたり。子育てママの中には「あるある」とうなずいてくれる方もいるのではないでしょうか。
センスが絶妙!思わず笑ってしまった言い間違い20選
「あるある」と感じる定番のものから、「そうくるか!」と思わず笑ってしまうようなものまで。子供たちの言い間違いを一気にご紹介します。
言葉が出始めのころはもちろん、おしゃべりが上手になってくる5歳ごろでも言い間違いは飛び出します。そうやって子供たちは言葉を覚えていくのでしょうね。1歳から5歳頃の子供たちから聞ける、絶妙な言い間違いの数々をご覧ください。
一文字入れ替えてしまった
子供の言い間違いでよく見られるのが、言葉の中の一文字を前後に入れ替えてしまうパターン。今回集めた声のなかでは最も多くなりました。言葉の持つ響きが近いだけに、「おしい」と思ってしまう言い間違いです。
1.おすくり
正しくは「お薬」ですね。
同じ言い間違いをする子は何人もいるようで、筆者の周りでも多い意見の一つでした。子供の舌では「おすくり」の方が発音しやすいのでしょうか。
2.とうもころし
「とうもろこし」は言い間違いの定番と言っても良いのではないでしょうか。
「とうもころし」「とうこもろし」「とうころもし」…言い間違いにも数々のパターンが見られます。
とうもろこしは食卓にのぼる機会も多く、子供が親しみやすい言葉の一つ。その分言い間違いが多くなるのかもしれないですね。
3.あっかたい
正解は「あったかい」ですが、ニュアンスは伝わってきます。
寒い季節、お子さんに「あっかたぁい」なんて言われたら思わずギュッとしてあげたくなりそうですね。
4.やらわかい
正解は「柔らかい」。こちらも言葉の持つニュアンスは壊されていない言い間違いです。
雰囲気がそのままなだけに、どちらが正解だったか、そのうちママもわからなくなってしまうかも。
5.ばんがれー
「頑張れ」の応援も、こう言われてしまうと笑ってちょっと力が抜けてしまいそう。
けれど一生懸命応援してくれる子供の声はそれだけで励みになりますね。
6.ほったからし
「ほったらかし」が正解。
響きで正解がすぐわかってしまうだけに「おしい」と言いたくなる一言です。間違えてはいるのですが子供が言うとかわいくて、ついついそのままにしたくなってしまいそう。
7.スーカーパック
正解は「スーパーカップ」。
アイスクリームとカップ麺がありますが、どちらも大きめサイズが特徴の商品です。けれどこれでは何だか中身が少なそうに聞こえてしまいますね。
雰囲気は伝わります
文字の並びはかなり違うのに、ニュアンスはちゃんと伝わる言い間違い。子供たちが言葉を聞いて覚えているんだなということがよくわかる例でもあります。ほほえましい言い間違いの数々をどうぞ。
8.びじゅん
こちらも字だけで見るとわかりにくいんですが、なんと「自分」の言い間違いだそうです。子供の言い間違えは、ときにママしか通訳できないようなこともありますよね。
何でも「自分で」と言いたがるのも成長の表れ。けれども舌足らずな発音で「びじゅんで」なんて言われてしまっては、そのギャップにママはキュンとしてしまうかも。
9.OKぐるぐる
「Ok google」。
パパやママが口にするのを聞いて覚えたのでしょうか。「google」という聞きなれないものよりも「ぐるぐる」の方が、小さい子にはなじみのある言葉かもしれません。
言葉をあまり知らない時期ならではの言い間違いですね。
10.コップコーン
正解は「ポップコーン」。
「ポッコポーン」や「ポックポーン」など「ポップコーン」にも言い間違いは多いのですが、どれもはじけた感じがちゃんと出ていて良いですね。
11.ヘレコブタ
「ヘリコプター」も言い間違いの多い言葉です。
「ヘリポクタ」「ヘレテコパー」など言い間違いのパターンも子供によって違うのが面白いですね。
12.ぺこぺこはらむし
これも雰囲気でわかっていただけるでしょうか。「はらぺこあおむし」です。
おなかがぺこぺこな虫さんが登場するストーリー。こちらのタイトルも意外としっくりくるのでは?
特徴をとらえてしっくり
物の特徴を踏まえての言い間違い。音や様子から付けた各家庭ならではの名称は、子供には正式名称よりもわかりやすいのかもしれません。
13.すっぱい
「炭酸水」のことです。
シュワシュワとした口当たりをすっぱく感じてしまうのでしょうか。「炭酸水」という難しい名前よりも、「すっぱい」の方が子供の感性にぴったりと合うのでしょうね。
14.ボー
「ドライヤー」です。
そういえばわが家では「ガー」と言っていました。ドライヤーから出てくる強い温風のイメージです。子供が小さい頃には擬音語や擬態語なども大活躍しますよね。
もはや別物…
子供の言い間違いが楽しいのは、ときに大人では思いつかない言葉になってしまうところですよね。なぜ、そうなったのかはわかりませんが、本来の姿と形を変えてしまった絶妙な言い間違いの数々です。
15.おやじ
こちらは正解がなかなか想像しにくいと思います。答えは「おはし」。
筆者の友達の子供が言っているのですが、なぜそう変換されてしまったのかは謎です。食事の度にテーブルに登場する「おやじ」。言葉通りに取るとなかなかシュールです。
16.ちんぴら
食卓がシュールになってしまう言い間違いをもう一つ。正しくは「きんぴら」です。
テーブルに「ちんぴら」は出てきてほしくありませんが、「ちんぴらごぼう」や「ちんぴら大根」と子供が言うとかわいらしくも聞こえますね。
17.うまうま
こちらは「しまうま」の言い間違いですが、何だかおいしいものを食べた後のセリフのよう。
小さい頃はサ行やタ行の発音が難しいという子もいるようです。上手におしゃべりできるようになるまでのほんのひとときの言い間違いかもしれませんね。
18.パンパン
皆が大好き「アンパンマン」も小さい頃はなかなか上手に言えないものですよね。
アンパンマンの呼び方もそれぞれの家庭で違ったものがあるかと思います。「パンパン」では、「アンパン」でもないし「マン」も付かないけれど、それでもみんなのヒーローなんです。
19.じーぶんでー
こちらは「ジングルベル」の言い間違い。
もしかするとお歌を歌ったときにわかったのかなとも思いますが、字だけ見れば「自分で」と言っているようにも見えますね。「じーぶんでー じーぶんでー クリスーマスー」というのも替え歌のようで楽しいかも。
20.じゃまして
これは、筆者の娘が言っていた言い間違いなのですが、「邪魔しないで」と言いたいところをなぜか「邪魔して」と覚えてしまったよう。
意味が全く逆になってしまいますよね。むきになって何度も「じゃましてよ~」と言うのがかわいくて、主人と2人、わざと娘の邪魔をしていたものです。
言い間違いは幼い期間だけの特別な言葉
「うちの子も言ってる!」と思っていただけるようなものはあったでしょうか?おしゃべりがこれからのお子さんはどんな言葉をしゃべってくれるのかも楽しみですね。
おしゃべりが上手になってくると、子供の「イヤイヤ」やはっきりした意思表示についムッとしてしまうことはありますよね。けれども、ふとした拍子に飛び出す子供の言い間違いに思わずプッと吹き出したり癒やされたりすることも。こういったかわいい失敗も子供が幼いうちの特別な時間です。
いろいろと紹介しましたが、私の子供たちにも本当はもっとたくさんの言い間違いがあったはず。その時期を過ぎてしまうとなかなか思い出せなくなってしまうものですね。今まさに小さいお子さんを子育て中のママたちには、記録を残しておかれるのをおすすめします。育児日記やアルバム、母子手帳の片隅にメモしておくだけでも後で振り返ったときに懐かしく思い出せると思いますよ。