赤ちゃんの寝かしつけの実態は?先輩ママの声とあわせて紹介
すやすやと気持ちよさそうに眠る赤ちゃん。そんなイメージを抱いていたのに、いざ生まれてみると全然寝ない…そんな経験をするママやパパはたくさんいると思います。
「寝る子は育つ」という言葉もあるように、子どもにとって睡眠はとても大切です。できれば早く寝かせ、たっぷり睡眠をとらせてあげたいですよね。子どもが早く寝てくれれば、ママやパパも自由な時間が増えるかもしれません。
しかし実際には、すぐ寝てくれる赤ちゃんもいますが、中には寝かしつけに2~3時間かかるという声も。では、実際の声をみていきましょう。
赤ちゃんの寝かしつけにかかる時間
寝かしつけに2時間も3時間もかかってしまう、という家庭は少なくないようです。
また、夜中に何度も起きてしまうという子も。夜泣きのたびに自分も起きて対処をしていると連日寝不足で疲弊してしまいますね。あんなに頑張って寝かしつけをしたのに、またすぐに起きてしまい、振り出しに戻る…ということが続けば、ママやパパはノイローゼにもなってしまいます。
赤ちゃんの寝かしつけを続ける期間
生後9ヶ月の娘を育てています。
うちの子はお昼寝も夜も、抱っこかエルゴでおんぶでしか寝ません😔
セルフねんねなんてしたことありません😵
だんだん重くなってきたし、トントンで寝てほしいのに寝かせようとしても遊び出して布団から出ていきます。
皆さん寝かしつけはどのようにしてますか?もっと前からねんトレしてなきゃダメなんですかね…😢
「寝かしつけの時間が苦痛」「育児の中で寝かしつけが一番大変」そんなママの声もありました。
毎晩必ず訪れる寝かしつけの時間。お昼寝も含めれば1日に2回も、苦痛のひとときを過ごさねばならないことになります。いつになったら、一人で寝てくれるようになるのでしょうか。
赤ちゃんの寝かしつけに関するママたちの声
どんだけ泣いても勝手に寝るから大丈夫らしいです。
でもこれってサイレントベビーになりませんか?
泣いていても無視するというのと何が違うのでしょうか?
昼間たくさん愛情を注いであげればサイレントヘビーにはならないそうです。
1人で寝れるようになるし夜たくさん寝るようになるので私自身はおすすめです♪
赤ちゃんの寝かしつけに関しては、さまざまな意見があるようです。
腕がパンパンになるまで抱っこで寝かしつけをしていても寝なかったのに、ちょっとトイレに行っている間ベッドに置いておいたら寝ていた…ということもあるようです。
もし、今の寝かしつけがつらいようであれば、一つのやり方に固執せず変えてみてもいいかもしれません。「これがいい」という寝かしつけ方法があるわけではなく、赤ちゃんによって“よく寝る方法”というのは違うようです。
一番よいのは、ママやパパ自身の負担にならない方法です。新しい方法を試しながら、赤ちゃんと親おたがいに一番よい方法を見つけましょう。
寝かしつけの注意点!できれば避けたい寝かしつけ方
抱っこや添い寝でトントン、添い乳など、皆さんさまざまな方法で寝かしつけをしているようですが、やってはいけない寝かしつけの方法って、あるのでしょうか。
添い乳は夜泣きにつながる?
添い乳は、ママも赤ちゃんも横になったままなので、楽な寝かしつけの方法のひとつです。赤ちゃんはおっぱいをくわえることで安心し、ママの体温を感じながら眠りにつくことができます。
これだけ聞けば、最高の寝かしつけの方法ではないかと思ってしまいますが、添い乳は夜泣きにつながるといわれています。なぜなら、おっぱいをくわえたまま眠りについたのに、次に起きたときには口の中におっぱいがないため、泣いてしまうというのです。
しかし、ワンオペ育児で疲れ果てていたり、上の子が起きてしまったりという事情などで夜中に赤ちゃんが起きればすぐにおっぱいをくわえさせるという方法をやめられないママもいるでしょう。少しずつ卒乳に向けて、トントンなどを併用していくといいかもしれません。
- NHK すくすく子育て「寝かしつけ大作戦」(https://www.nhk.or.jp/sukusuku/p2016/662.html#q3,2020年11月19日最終閲覧)
- 瀬川記念小児神経学クリニック「睡眠障害」(http://segawa-clinic.jp/neurological/disease/sleeping.html,2020年11月19日最終閲覧)
おすすめの寝かしつけ方!
では、効果的な寝かしつけの方法をご紹介します。これらは別々にやってもよいですが、併用して行うとさらに効果を感じられるかもしれません。
日中は活動的に過ごす
夜の寝つきをよくするためには、一日一回はお散歩に出て太陽の光を浴びたり、昼間のうちに体を動かしたりして適度に疲れさせることが効果的です。
赤ちゃんの場合はまだうまく体を動かすことができないので、知育玩具や指先を使った遊びなども取り入れると、積極的に脳を使うことができるので、疲れた脳を休ませるために眠りにつきやすくなります。
寝室の環境を確認する
いい睡眠には快適な環境も欠かせません。まずは、寝室を暑すぎず寒すぎず最適な温度と湿度になるよう調整してあげましょう。
季節でも気温や湿度は変わりますし、寝具によっても体感温度は違いますので、その都度赤ちゃんにとって心地いい環境になるよう環境を確認してください。
また、明るさや騒音も眠りを妨げる要因となりますので、部屋の照明やテレビの音などにも注意しましょう。
お昼寝を短くする
もしお昼寝をたっぷりとっているようであれば、少し短くしてみるのもひとつの手です。また、午後4時を過ぎたら起こす、など夜の睡眠に影響しない工夫をしてみてください。
お風呂で温まる
お風呂でしっかり温まるとよく眠れる、と聞いたことはありませんか。血流がよくなると、からだの深部は逆に体温が下がり、だんだん眠くなるのです。
寝る前にお風呂に入り、1~2時間後に布団に入るようにするとよいでしょう。
寝る前は静かな環境で絵本
寝る前のスマホやタブレットは厳禁。画面から出る光は朝日と同じ効果があり、目が覚めてしまうと言われています。
代わりに絵本を読むのがよいでしょう。手元にデスクライトなどを置き、読み終わったら電気を消します。絵本があまり好きではない子であれば、お話をするでも◎。毎日同じことをくり返すことで定着し「これが終わったら寝る」とインプットされるため、入眠儀式は日によって変えずに同じことを続けることが効果的だと言われています。
スキンシップをとる
まだ会話ができない赤ちゃんにとって、ママやパパとのスキンシップは重要なコミュニケーションの手段。
抱っこしてあげると安心して眠ってしまうこともよくありますよね。
スキンシップの一環として、寝る前に安眠できるツボなどをやさしくなでるようにマッサージしてあげると、赤ちゃんは気持ちよくなって寝付きやすくなるでしょう。
抱っこは5分
抱っこで寝かせると、布団に置いたときに起きてしまったり、夜中に目覚めて抱っこされていないと泣いたりするようになります。
どうしても泣きやまないときだけ、「5分だけ」と決めて抱っこをします。その5分間は、できれば歩き回るとよいです。猫の赤ちゃんがお母さんにくわえられて大人しく運ばれる様子をなにかで見たことはありませんか。実は赤ちゃんは生まれつき「輸送反応」というのをもち、人間の場合は抱っこをされて運ばれると落ち着くそうですよ。
夜泣きは様子をみる
夜中に泣き出したとしても、すぐに抱き上げずに少し様子をみてみましょう。赤ちゃんが自分で再び眠りにつく場合もよくありますよ。
また、「寝言泣き」といって、赤ちゃんは眠っているのに泣き声が出てしまうこともあります。このときにむやみに抱き上げてしまうと、せっかく眠っているのに起こしてしまうことになります。
寝たふりをする
布団の上でごろごろして遊んでいたり、泣いていたりしても、隣から寝息が聞こえてくると赤ちゃんも不思議といつの間にか寝ていることもあります。ママやパパがそばにいるだけでも赤ちゃんは安心できるので、「寝たふり」をするのもおすすめです。
- ふとん・寝具の西川 「眠る場所のこと(睡眠環境)」(https://www.nishikawa1566.com/company/laboratory/topics/10/,2024年7月4日最終閲覧)
- 子育て支援センターベアリス「困った…その4 夜泣き②」(http://www.ris-fuku.com/bearris/docs/kosodate4.pdf,2020年11月11日最終閲覧)
- NHK すくすく子育て「寝かしつけ大作戦」(https://www.nhk.or.jp/sukusuku/p2016/662.html,2020年11月11日最終閲覧)
- キッズラーニングネットワーク「寝かしつけのコツはこれ! ねんねを誘う3つの方法」(https://www.gymboglobal.jp/column/185,2020年11月19日最終閲覧)
- エナレディースクリニック「赤ちゃんの寝かしつけのコツとは?注意点や先輩パパママの実践方法を紹介」(https://www.ena-clinic.com/column/1161/,2024年7月4日最終閲覧)
赤ちゃんが自分で寝てくれる「セルフねんね」もおすすめ
赤ちゃんが一人で寝てくれるなら、パパもママもとっても楽ですね。ここでは、赤ちゃんの一人寝「セルフねんね」の方法をご紹介いたします。
セルフねんねとは
「セルフねんね」は、寝かしつけなしで赤ちゃんが一人で寝られるようになる方法です。日本では布団を敷いて川の字で寝るという家庭がありますが、海外では赤ちゃんのうちから親と一緒ではなく一人で寝るという習慣があります。
「セルフねんね」ができるようになれば、抱っこや添い乳、トントンなどをせず、布団に連れて行くだけで寝てくれるので、ママやパパはそっと部屋を出るだけでよいのです。
セルフねんねの習得方法
赤ちゃんが自分の力で眠れるようになる「セルフねんね」、どうしたらできるようになるのでしょうか。
まずはきちんと本を読んで理解された方がいいですよ!
うちは安眠ガイドっていう本を読んでねんトレしました!
生後1ヵ月すぎくらいからしてました!
おっしゃる通り泣いてもスグにだっこせず
3分置いて2分あやす
5分置いて2分あやす
7分置いて2分あやすを繰り返して寝かせる方法です!
またオルゴールの音を聞かせながら寝かしてます。
寝かせる時間になったら泣いててもとりあえず布団において放置。
もちろん自分は何かあった時に行けるところで静かに見守る。
そして時間になったら横に添い寝してとんとん。
その繰り返しです。
最初の頃は1時間とかかかりましたが今は10分もしないうちに寝てくれます(*^ω^*)
赤ちゃんが寝かしつけなしで眠れるように訓練するのを「ねんねトレーニング(ネントレ)」といいます。
ネントレのやり方はいろいろあり、海外式では寝室に赤ちゃんを一人で寝かせて、泣いてもしばらくは抱っこせず、部屋にも入らないという方法がとられています。
目をこすって眠さピークの時にトントンして寝かしつけると15分とかで寝てくれます(^^)
おしゃぶりはトントンや添い寝でよく寝るようになった7ヶ月ごろに卒業させました!
なので手を握ってあげるだけでも違いますよ!
うちは最初は手を握って一緒に寝るを始めて、5ヵ月前には一人で寝るようになりました。いまでは横にいれば勝手にねます!
最初おっぱいやスリングで寝かしつけていましたが、4ヶ月ごろにしんどくなり、寝かしつけを変えたいと思い、この本を読みました💡
最初の一週間は大変だったけど、トントンで寝てくれるようになり、今では勝手に寝ます・:*+.\(( °ω° ))/.:+
真っ暗な部屋に赤ちゃんを放置するのは気がすすまないという方は、添い寝をするとよいでしょう。ママやパパの寝息を聞いていると赤ちゃんも眠くなり、やがて眠ってくれるようです。
これまで抱っこや添い乳で寝ていた赤ちゃんは最初のうちは泣きますが、1週間、10日…と続けていくうちに自分の力で眠れるようになります。ネントレをするのであれば覚悟をきめて、まずは継続してみましょう。
ネントレのやり方は人それぞれです。もしも一つの方法を試してうまくいかなければ、別の方法を試してみてください。
寝るのが上手な子も、そうでない子もいる
泣かないと寝ない子、遊ばないと寝ない子。それもまたその子なりのルーティンの一つかもしれません。赤ちゃんはみんな同じ方法で寝るとは限りません。わが子はどうすれば寝付きやすいのか探ってみてもよいでしょう。
片っ端からやってみたのに、全然寝てくれない…そんな子もいるでしょう。寝るのが上手な子もいれば、そうでない子もいるのです。赤ちゃんもいつかは成長して、一人で眠れるようになります。それまでは、寝かしつけを親子のコミュニケーションの時間として過ごすのもよいかもしれませんね。