添い乳のメリット
添い乳とは、ママも布団などに横になった姿勢で授乳することです。授乳の時期は夜中に起きて授乳するのもつらいですよね。
添い乳最大のメリットはママが楽な姿勢で休みながら授乳でき、寝かしつけも同時に行えること。夜泣きをして夜中や朝方に関係なくミルクを作ったり、布団から出て起き上がって授乳したりするのは大変です。
添い乳はママが楽に寝られますし、布団から出る必要もありません。赤ちゃんも乳首を加えながら安心してママの温もりを感じられるスキンシップの一つです。睡眠不足になりがちな体を労るという意味でも添い乳にはメリットがありますね。
添い乳のデメリットと注意点
添い乳のデメリットは、赤ちゃんが横になるたびにおっぱいを貰えるものだと癖になることや、ママ以外の人では寝かしつけできなくなってしまうことです。
また、添い乳が癖になってしまった子にたいしていきなり添い乳をやめてしまうと、昼間のかんしゃくがひどくなってしまうことや、赤ちゃん自身が睡眠不足になるということを指摘している医師もいます。やめるときには徐々に頻度を減らしていくことが必要です。
歯が生えるようになると自然にやめていく場合もあるようですが、依存してしまう可能性があるということはデメリットとして認識しておく必要がありそうです。
虫歯になりやすい
添い乳はとてもよい寝かしつけの手段なのですが、歯が生えてきてからは「虫歯の原因になりやすいのでは」とママ達は心配なのではないでしょうか。
歯科医の意見によると、母乳自体が虫歯の原因になるというわけではありません。しかし、母乳のみを飲んでいた頃よりも、離乳食を食べ始めた子供たちの口の中は細菌が繁殖しやすくなっています。最近にとって、母乳に含まれる糖がえさになってしまうのです。よって、歯垢と母乳に含まれる乳糖が合わさって虫歯になりやすくなってしまうと言われています。
そこで、添い乳を続けたい場合には寝る前の歯磨きをしっかりと行い、歯についた歯垢をしっかりと落とすようにしましょう。毎日の寝る前の歯磨きさえきちんとできていれば、卒乳が遅れたからといって虫歯になってしまうことはありません。
乳腺炎になりやすい
赤ちゃんと一緒に寝る位置などの問題で、添い乳は常に同じ方のおっぱいになってしまうママもいるかもしれません。しかし、片方のおっぱいばかり飲ませていたり、飲ませる姿勢が一定になってしまうと、赤ちゃんが飲み残した部分の乳腺が詰まってしまい乳腺炎の原因になります。
できるだけ姿勢を変えて両方のおっぱいを色々な方向に吸ってもらえるように工夫してみましょう。
吐き戻しなどで窒息する可能性がある
添い乳でげっぷをさせないと、おなかが膨らんで苦しくなりすぐ起きてしまうということがあります。
また、吐き戻しやすい赤ちゃんはげっぷをさせないと出してしまいのどにつまる可能性も。予防方法として、背中にクッションやタオルなどで少し斜めにするようにすると空気が出やすく苦しさが減り、吐き戻しの場合の窒息も防げます。
ただ普段の様子から起きやすい、吐き戻しやすい、低月齢で心配などという場合は抱き起こしてげっぷをさせた方がよい場合もあります。
- かずの歯科小児歯科「乳幼児の虫歯予防」かずの歯科小児歯科(http://kazuno-dental.net/pediatric0infant.html)
- 生馬医院「夜泣き」生馬医院(https://goo.gl/tCDZJA)
- テレビ熊本「産後のおっぱいのケア」テレビ熊本(https://www.tku.co.jp/jyoseikyoushitsu/2016/09/03/pg20160903/)
- 植野産婦人科医院「母乳相談室」植野産婦人科医院(http://www.ueno-mc.or.jp/examination/breastfeeding)
- よつば歯科「虫歯のない子元気な子7」よつば歯科(http://www.yotsuba-dc.or.jp/blog/2016/06/post-122.html)
- くぼくら歯科医院「母乳が虫歯の元になる?ならない?」くぼくら歯科医院(https://goo.gl/0xyWkc)
添い乳はいつから?どうやって?
添い乳を行う場合は周囲に人がいて起こしてくれる状況の時か、生後4ヶ月を過ぎてから行うことをおすすめします。
真っ暗では赤ちゃんの様子が見えないので、小さな明かりなどで赤ちゃんの様子を確認しながら、枕などでママの頭を少し高くします。赤ちゃんの背中に授乳クッションなどを挟むとよいですよ。
途中でママが眠らないように気を付けましょう。
- 松田道雄「育児の百科」(岩波書店)
- 松井潔「育児新百科」(ベネッセコーポレーション)
添い乳をやめる方法
添い乳はクセになる、やめられないといいますが、先輩ママはどうやって添い乳を卒業したのでしょうか。その方法をご紹介します。
大変でしたが、抱っこで乗り切りました...
夜中は1時間に1回起きるようになり
断乳しました…
やっぱり2.3日は大変でした😫
抱っこ紐すると出たがり置いたら泣いて
抱っこしても嫌がり…
夜中も3.4回起きて抱っこしたまま
ソファにもたれて寝た日もありました!
ですが今では寝ぐずりをすることも
ありますが離乳食はものすごく食べるようにって
夜中もほとんど起きなくなりました!^^
今だけだと思いますが辛くなりますよね…
息子さんにとっえ何がいいか
いろいろと試して合うものがあれば
いいなと思いましす…😢
だんだん夜中に起きるペースが速くなってきて添い乳の卒業に踏み切るママもいるようです。しばらくは添い乳に慣れていた赤ちゃんがぐずって泣いてしまい大変なようですが、よく眠るようになると食事もたくさん食べるようになって、ママもゆっくり休めるようになったようですね。
親子でよい方法を見つけ出していきたいですね。
マグで飲み物をあげています
夜間断乳してからは20時に授乳→寝落ちし、4時頃までは寝て、そこで一度授乳してます。そしてまた7時か8時くらいまでは寝ます^_^
夜中起きて寝付かないときはマグで麦茶あげてます!
大人も夜中喉が乾くし、全く水分あげないのはかわいそうかなぁと思ってます>_<
ちなみに、夜間断乳を機に添い乳辞めたら、起きちゃっても自分で寝てくれるようになりましたよ!
断乳後は起きてしまったときに麦茶をあげているという声がありました。夜間のおっぱいはやめても、のどがかわいていたら起きてしまうことがありますよね。そんなときは甘いものではなく麦茶や水をあげてみましょう。
自然に離れていきました
添い乳をしていても、自分から卒乳してくれることもあるようです。ママとしてはこのパターンが一番うれしいですね。
添い乳のことを知って上手に活用していこう
添い乳はママも赤ちゃんも楽なので、行う場合が多いですよね。でも添い乳をしているとなかなか卒乳や断乳できないのも現実のようです。
添い乳のメリットやデメリットを十分に把握し、赤ちゃんとママにとって一番良い方法で卒業に向かっていきたいですね。