断乳を決意したけれども...
母乳育児をしていると、直面することが多い断乳。すんなりいけばよいのですが、泣かれてしまったり、対処法が分からずになかなか思うようにいかなかったりと、頭を抱えてしまうママも多いのではないでしょうか。
ママリにも断乳に悩むママから次のような質問がありました。
昼間の授乳はいつ頃やめれましたか?
つまり夜間断乳から完全断乳までは
どのくらいかかりましたか?
うちは夜間断乳を1ヶ月前から始め、
夜は授乳なしで寝れるようになりました✨
ただ昼寝だけはおっぱいがないと寝れなくて
まだ添い乳してます😣
出掛け先や遊び疲れた時なんかは
おっぱいなしでも寝てくれるので
週2.3回は1日通して授乳なしって感じです。
現在妊娠中なのもあり
そろそろ昼の授乳も卒業したいのですが…
こちらのママは夜の授乳は何とか卒業。しかしお昼寝では授乳がないと寝られない、ということです。こうした「夜(昼)はおっぱいなくても平気だけど…」からの完全断乳までの道のりは意外と長かったりしますよね。
こちらのママのように、今まで添い乳をして寝かしつけていると、子どももおっぱいへの執着が強くなっていることがあります。そのため、断乳はママにとっても子どもにとっても未知なものです。
いくら子どものためと思っても、泣いてしまうわが子に結局母乳をあげてまた振り出しに戻ってしまう、日中はうまく気をそらすことはできるものの、夜になると自ら服をめくって飲んできてしまうなど、スムーズにはいかないもの。
いざ断乳を決意したものの、うまく行かず心が折れてしまいそうになるママもいるかもしれません。
いつかうまくいくだろうと思ってはいても、できることなら振り出しに戻ることなく断乳したいですよね。そんなママたちの力になれるような、先輩ママからのアドバイスをいくつか紹介します。
先輩ママの断乳作戦とは
断乳には、必ずしもこれといって効果的なものがあるわけでもなく、子どもによっても効果があるなしはさまざま。
やはり断乳に苦戦していた先輩ママも多く、一筋縄ではいかなかったようです。いったいどんな作戦で断乳に成功したのでしょうか?体験談をみてみましょう。
1.子どもにも話して説明する
それまでは同じ感じで昼も夜も暇さえあればおっぱい!でした!
断乳を決めた1ヶ月前くらいから
そろそろおっぱいバイバイだよ!とか、
もうご飯たくさん食べられるからおっぱいいらないねーとか、
おっぱいは赤ちゃんが飲むものだからね〜とか話しかけたりしました🙌
2歳の誕生日の夜「もう〇〇くん2歳!お兄さんだから、おっぱいバイバイね。」とおっぱいにちょいちょいと触って卒業してくれました。
ある程度の年齢で言葉を理解できるのであれば、子どもにきちんと説明することで断乳の近道になりそうですね。本人に響く言葉を使ったり、期限をきめたり、それぞれ子どもに合わせて説明し、断乳する先輩ママも多いようです。
子どもの成長を見ながら、もう大きくなったからバイバイしようねとやる気を出させる方法もよいですね。
2.ばんそうこうで吸えないようにする
半ば強引かもしれませんが、強制的に吸えない状況にしてしまう作戦ですね。
ただ一方的にばんそうこうを貼るのではなく、ちゃんと説明をすることが断乳成功への近道にもなりそうです。鬼の絵や、子どもが嫌いな絵を描く作戦もなかなか良さそうですよ。
3.お茶や水を飲ませてみる
4日目くらいから楽になってきて朝まで寝るのを期待していましたが完全断乳した今でも夜中に1、2回は起きてお茶を飲んだり飲まなかったりしてます。
それでも授乳してた時に比べれば全然マシです!
お茶を飲めばすぐ寝ますし、腕枕だけすればすぐ寝ます。
添い乳で寝ていた子どもは、口が寂しくて眠れないこともあるようですね。その場合、母乳でなくてもお茶やお水を飲ませて口の寂しさをやわらげてあげることができそうです。
またベッドサイドに置いていれば、すぐに飲ませることで添い乳をしていた状態に近くなり、断乳に一歩近づくのではないでしょうか。
4.寝る前のルーティーンを決める
寝るまでに絵本を読んだり、マッサージや背中トントンなど、寝る環境を作ってあげる作戦です。
断乳が1日で終わらないことを逆手にとり、何日か同じことを続けて寝る前のルーティーンを作ることで、子どもも寝る体制に入りやすくなりそうですね。
5.抱っこで寝かしつける
やはり定番の抱っこは子どもが安心して寝やすいようですね。
泣いたままでも、抱っこならゆらゆらされていつの間にか寝てしまうこと、一度は経験があるのではないでしょうか。子どももおっぱいのことを忘れてそのまま寝てくれそうですね。
6.トントンして寝かしつける
こちらも定番の、背中やおなかをトントンしての寝かしつけですね。
すんなり寝てくれる場合もありそうですが、ときには泣いても絶対にあげないというママの根気も必要になるかもしれません。トントンで寝られるようになったら寝かしつけが楽になる可能性もあるため、ぜひ根気よく実践してみましょう。
7.寝たふりをしてみる
意外にも複数のママから意見があったのが、寝たふり作戦。子ども自身も、ママが寝てしまったら自分が相手にしてもらえないと諦めて寝てしまうことがあるようです。
起きていて、いつまでも寝かしつけに時間がかかってしまうママには、ぜひ一度試してみてもらいたいですね。
8.パパに協力してもらう
おっぱい大好きでしたが、パパに寝かしつけを頼んで寝かせてもらうとすんなり寝てくれておっぱい無くても寝れるようになりました。
パパの腕枕も効果あったのかな😊
家庭によっては難しい場合もありますが、パパに協力してもらうのもよいですね。
パパにはおっぱいがなく子どももそれを理解しているからこそ、諦めて寝てしまうことが多いようです。
また、日中は仕事で触れ合う時間がないパパも寝かしつけで子どもと触れ合える良いきっかけになりそうですね。
離乳食完了期が断乳の目安って本当?
厚生労働省が提示している「授乳・離乳の支援ガイド」によると、離乳完了の目安は1歳~1歳半ころということです。このころはちょうど離乳食も完了期に入ってくる時期で、食べ物からの栄養がしっかりとれるようになっていく時期です。
また、厚生労働省の示す「離乳」はミルクを全く飲んでいない状態ではなく、離乳食が完了し、幼児食へ移行する時期のことです。
ただ、授乳や断乳に関しては各家庭の考え方や子どもとの関係などいろいろな事情が絡まってくるものなのですよね。このため断乳・卒乳に関しては「絶対に〇歳までに」ということは決まっていません。
子どもの様子と、授乳をするママの体調、下の子を妊娠したなどのタイミングをみて納得できる方法を探っていってください。
- 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」(https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf,2021年5月25日最終閲覧)
断乳は前向きに試行錯誤してみる
断乳は子どもの年齢だったり、理由も状況も人によってさまざまです。子どもによっても違いがあるかと思います。
初めのうちは子どもにとってもママにとってもつらいかもしれません。でも、先輩ママも同じように乗り越えて来たはず。そんな先輩ママから聞いたいくつかの方法を試して、その子にあった方法で断乳できるとよいですね。