わが子の初めての言葉は?
子供が意味のある言葉を話してくれることは、パパやママにとって「わが子が成長している」と感じる瞬間です。目を合わせながら「ママ」と呼んでくれるようになると、なにがあっても手放したくないくらいいとしく思ってしまうのではないでしょうか。
2語文に増えて「ママ、だっこ」など意思表示がある言葉が繰り広げられるようになると、全力で応えたくなってしまいますよね。
しかし、中には初めての意味のある言葉が「ママ」以外の言葉や予想のはるかななめ上を行く言葉だという場合も…。思わず力が抜けてしまうような経験を、先輩ママたちはしているもようです。
次女は「否定語」のオンパレードでした
この春、中学2年生になるわが家の次女。次女が初めて言葉を発したときのことが一番印象に残っています。
10ヶ月を過ぎたころでしょうか。「ダメ」「イヤ」「ノンノン」「ちがう」など、笑ってしまうくらいに否定語のオンパレード。イヤイヤ期にさしかかったときの言葉でしたので、それはもう芋づる式に「ダメ」「イヤ」「ちがう」「いらない」というように否定する言葉ばかりが出てきました。
そのとき、長女は3歳間近でおむつ外しの真っ最中。長女と筆者とのおむつ外しバトルが繰り広げられてきた頃の話です。母子の間で「お姉さんパンツはきなさい」「いやっ」「また漏らして~」「ちがうっ」というようなやりとりのもとで次女が成長すれば、否定語ばかり先に出てきてしまうのも仕方がないのかな…と思ってしまいました。
先輩ママが体験した、わが子の初めての言葉は?
さて、現在育児中のご家庭では子供の初めて記念日のエピソードを一つ一つ見つけては、パパや祖父母たちへSNSやメール、電話などを通じてお知らせすることもありますよね。
初めておしゃべりをしたというシチュエーションは、「初めて記念日」の中でもとくに思い入れのあるものではないでしょうか。
ここからは 妊娠、子育て、妊活中の女性向けアプリ「ママリ」に寄せられた「わが子の初めての言葉」をピックアップしてお届けします。
ふたを開けてみたら、ほっこりするエピソードがたっぷりでした。
まんま・まんまん・まま…「ママ」ってことにしても良いでしょうか
筆者の長女は食いしん坊で1歳ちょっと前の頃「まんまんまんまんまんまん…」とおなかすいたことを必死に訴えてきました。
おいしい物を目の前にすると、ママもかすんでしまうもしれませんね。回答してくれた方の「ママってことにしてます」というポジティブ思考、とても素敵です。
初めての言葉が「パパ」
「ママ」や「パパ」は母音が同じですが、「ママ」は息を鼻にかけて発音します。その点、「パパ」は唇を結んでから開放することで「ぱっ(PA)」と発音できるので、言葉として発しやすいのでしょうか。
夜の限られた時間しか会えないパパに、初めての言葉を奪われるのはママにしては少しだけ残念に思えてしまうかもしれませんね。けれど、これからどんどんわが子が頼りにし、甘えられる存在になるのはママなのではないでしょうか。たくさん「ママ」と呼んでもらいましょう。
「どっか行こ」でママもびっくり
パパがお散歩やお買いものなど「どこか行こう」と子供やママを誘っている日常が目に浮かびます。
子供もきっとお散歩が大好きなのではないでしょうか。将来はママと一緒にお洋服や雑貨などを買い物に出かけているかもしれませんね。
麦茶で「乾杯」
しかし、乾杯は言えるのに未だにママって言わないのはなぜなのか…💦
自分が発する言葉にみんなが同調してくれる様が楽しくて、何回も「かんかーい」と言ってしまう姿、想像するとかわいらしいですね。
この様子は祖父母もうれしいことでしょう。麦茶のマグを持ち上げたときの笑顔がかわいく、ママたちも何度も「乾杯」をしてしまうのではないでしょうか。
しかし、ママとは呼んでくれない…となげいていらっしゃいますが、いつの間にか「ママ乾杯しよう」と言えるようになるので、それを聞けるのも楽しみの一つとなるかもしれませんね。
アンパンマン最強伝説
大好きなテレビキャラクターの名前が「パパ・ママ」よりも先に出てくるという話はよく聞きます。それと同時に、ママやパパという発音の方が簡単なのになぜ「アンパンマンなの?」とふしぎに思うことも。
「アパ」「ぱんまん」「めろめろ」など筆者の子供もそれぞれに呼んでいた記憶がありました。
とてもほっこりできる言葉「きれい」
身近な人の語りかけが大きい「きれい」「すてき」という感性に関わる言葉。多分ママが「お花きれいだね」とか「きれいな夕日だねぇ」などと教えていたかもしれません。
「うわ~、○○ちゃんきれいに食べたねぇ」など、ほめるときにも使える言葉。ママという言葉を覚えてもらえなかった残念さもあるけれど、きれいといえる感性は伸ばしてほしいなぁと思います。
祖母も喜んでいるかも
病気で自宅介護してる時に隣の部屋から発狂した感じのばぁーば!ばば!ばばーばばー!義母は凄く嬉しかったみたいですよ(゚ω゚)
最後に入院する朝も「ばぁば❤」って手をぺんぺんしてバイバイして病院に笑顔で送り、それが義母の最期の一番優しい微笑みでした⊂( ^ω^ )⊃次女は今、義母の遺影にむかって「ばば!カンカン!カンカン!」と思いっきり仏壇の鐘を鳴らしております(笑)
いきなり鳴らすから天から義母が落ちないか毎日ヒヤヒヤしてます(笑)
おばあちゃんを呼ぶ「ばぁーば」という声に、闘病中のおばあちゃんも心を癒やされたことでしょう。
コメント主さんからも義母を大事に思う気持ちが伝わってきて、筆者自身ほろりとしました。
きっと、子供が大きくなってからもおばあちゃんのことを思い出すのではないでしょうか。
初めての言葉が、ギャルにウケました
「ナターーーシャァァァァァ!!!!」
誰よ、誰なのよナターシャって!
イケイケなギャルズに「やべぇ!あの赤ちゃんナターシャって言ったwwwウケるwww」と笑われる。そのくらいハッキリナターシャ。
はじめての言葉 「ナターシャ」
え…そうなの??
「かあちゃん」でも「とうちゃん」でも「パイ」でもなくて「ナターシャ」なの!?
初めての言葉が「ナターシャ」とは、想像のななめ上をいくできごとですね。ママの落胆ぶりは皆さんも想像がつくかもしれません。
イケイケなギャルズに笑われてしまったこともショックの一つだったかもしれませんが、「ナターシャ」という言葉のインパクトが強く、思わず噴き出してしまいました。
もしかしたら「おかあさん」と言いたかった…?
このようなフォローコメントもあり、「なるほどなぁ」と思うことも。
音は確かに似ています。子供は音を聞いたまま覚えるけれど、それを発音に置き換えることができるかどうかはまた別の話ですので、納得できるところでもあります。
その後、どのようにおしゃべりされているのか気になりますね。
「初めて記念日」としてぜひ記録を残しておきましょう
どのような言葉であれ、喃語を卒業し意味を持った言葉を発するようになるのは大きな成長ですよね。笑えるエピソードとして受けとめられるのは、子供を通じて幸せな毎日だと感じているからこそ。
おおらかな気持ちで子育てしていってほしいなぁと思います。
初めての言葉は、エピソードと共にぜひ記録を残しておくことをおすすめします。「ナターシャ」でもその後「ナターシャ」はお母さんのことだった、ということや「スーパーに陳列されていた柔軟剤のクマのぬいぐるみのことだった」など後日談もプラスしておくと、振り返ったときの楽しみにつながりますよ。
これからおしゃべりを始める月齢のお子さんをお持ちの方は、どのような言葉を発するか楽しみですね。