ママはみんな悩んでいる
妊娠が判明したときのあの喜びとは正反対のつらいつわりと戦う日々に、母になる自信がなくなっている方。
赤ちゃんが生まれた時は今までに感じたことのない幸せを感じたのに、なぜこんなに赤ちゃんは泣くのだろう、なぜこんなに子供は言うことを聞かないのだろう…と、子育てをしていく中で、立ちはだかる壁にぶち当たっているママ。
しかし、こんな気持ちになるのは母親になろうという気持ちがあるからこそ。
妊娠、子育て、妊活中の女性向けアプリ・ママリでも、そんな悩みを抱えている方から投稿が寄せられていました。
育児で悩むママ…
頼る人が居なくて、一時保育激戦区、
病院へかかる勇気や暇が無く、
育児が辛くて、いっそ起きぬまま、、、
など考えてしまう。
2歳の可愛い娘、赤ちゃんの育児で、産後もあり、辛いと感じる。
幸せな反面、重圧に押しつぶされそう
可愛い時期は一瞬、の言葉を毎日唱えてますが、、気持ちが追いつかない、、
周りのママが皆キラキラ見える。
こんなマイナス思考の私が母で申し訳ない、
自信がない
しっかりしなきゃ
周りに頼る人がいない中での子育ては、不安な気持ちになってしまうこと、とてもよく分かります。筆者も周りに頼る人がおらず、主人も仕事で家を空けていることが多いので、一人で子育てをしている感覚です。
ずっと一人で子供たちと向き合っていると、何か重たいものに押し潰されそうになり、気持ちが追い付かない…そんな状態に共感できるママもいるのではないでしょうか?
つわりで悩むママ…
寝てると大丈夫でも、起きた瞬間吐き気に襲われる時があります。
寝てても気分悪くて、どの向きがいいのか、ゴロゴロしてます。
食欲もないので、食事の支度も辛いです
辛すぎて泣いてしまいます。
子どもは3人は欲しかったけど、こんなに辛いなら2人目はいらない…くらい辛いです
早くつわりが終わって欲しいです…
つわりで起きた瞬間から吐き気と戦っているママ。
24時間車で酔ったような感覚が続くなんて、おなかに赤ちゃんがいるからこそ耐えなければと思えますが、そうでなければ到底耐えられそうにありません。頭では分かっていても、実際には「もう無理…」となってしまいますよね。
つわりと戦っているママは皆同じ気持ちを感じたことがあるのではないでしょうか。
妊娠・子育てで悩んだときに読んで欲しい絵本8選
つわりでつらいとき、子育てでつらいとき、おすすめしたいのが「絵本を読んでみる」ということ。
絵本は子供のためだけにあるのではありません。大人になってから読むと、違う気持ちになることもあるはず。
そこで、今回はママがつらいときに読んで欲しい絵本を8冊ご紹介します。
1.『わたしがあなたを選びました』
たくさんの女性にいのちの原点とそのいとおしさを感じさせてくれた詩と、美しいイラストによる小さな絵本。
「自分はどこから生まれてきたのか、どうしてこの世に生まれてきたのか…」
子供は皆、愛されるために生まれてくる、といった温かい内容になっています。
マタニティブルーになっていたとき、なんとか前向きになるために、良い本を探していました。この本を数ページ読み進めて間もなく涙がでてきて、一回目は最後まで読みきれませんでした。
何度でも涙が出てきて、授かった命に、ありがとう、と言いたくなりました。
ブルーになっているときに優しくなれる本です。 ※1
産婦人科医である著者が、お産について考えた夜に生まれた絵本です。
おなかの中にいる赤ちゃんの独り言がつづられた、命の尊さ・生きることの喜びに満ちあふれた一冊。
子育てに行きづまったときに、この絵本を通して親子関係の原点が見いだせるはずです。
2.『ちいさなあなたへ』
「あのひ、わたしは あなたの ちいさな ゆびを かぞえ、 その いっぽん いっぽんに キスを した」
この文章ではじまるこの絵本には、母であることのすべてがつまっています。 親でいることの喜び、不安、苦しみ、つらさ、寂しさ、子どもへの思いが描かれた一冊です。
妊娠している方、妊娠を考えている方、子育てをしている方、子供が反抗期の方、たくさんの方に読んで頂きたい本です。パートナーの方にも是非読んで頂きたいです。子供がより一層愛おしく感じる本でした。 ※2
親であることの喜びや不安といった感情をあたたかい絵とシンプルな言葉で、語りつくされた母であることがすべて詰まった絵本。
アメリカで発売されるやいなや、全米の母親を号泣させました。
ママやこれからママになる方、巣立とうとしている子供たち、それぞれの目線が描かれていて、考えさせられる一冊です。
3.たくさんのママの声が絵本になった『ママ』
母になって得られたたくさんの笑顔と涙…毎日の暮らしの中で見過されてしまいがちな、宝物のような時間を閉じ込めた絵本。
全国のママから寄せられた声で作られた絵本です。
みんな、同じ思いをして、毎日の子育てに奮闘して、悩んで、笑って、幸せな時間が過ぎていくんだな、と改めて感じる一冊。大事なことに足を止めて、振り返ることができました。 ※3
ママになったからこそ感じることが出来た「幸せ」や「つらさ」。父親の育児参加が進んでいるとされていますが、孤軍奮闘しているママがいるのも現実です。
「良いお母さん」になろうとすればするほど苦しくなって、自分自身にプレッシャーをかけてしまう。ママがぶち当たる壁と、子供に対するどうしようもない愛情。その時間は実は宝物のようなものであることが詰められた絵本です。
いろんな立場のママに読んで欲しい一冊になっています。
4.『いつもみてるよ。がんばってるの、しってるよ。』
「ママがママだから、ボクはママをえらんだんだよ。
がんばっているママへ。おなかの中から愛を込めて。見えないかもしれないけど、聞こえないかもしれないけど、妊娠中のツライとき、心細いとき、赤ちゃんはきっと一緒にがんばって、おなかの中からママを応援してくれています。めいっぱいの愛を込めて。」
といった内容の、赤ちゃんを授かってから出産までの10ヶ月を綴った物語。
感動です!内容も本当に簡単でものの30分で読み切れますが、シンプルな言葉が胸を打ちます。
男の自分が読んでも泣いてしまいました。命の大切さ、生まれることができなかった子供たちは死んでしまうのではなく、次に生まれた子がその子なんだよというフレーズに涙が止まりませんでした。これから父親母親になる人に是非読んでもらいたい本です。 ※4
人気アーティスト、ナカムラミツルさんの作品です。
「ひとりじゃないよ」といったシンプルな言葉が突き刺さる、温かい気持ちにさせてくれる一冊です。ナカムラミツルさんならではの、ふんわりとした雰囲気のイラストも必見。
出産祝いとしての贈り物にもおすすめです。
5.『おかあさんはね』
全米でベストセラーとなり10か国以上で翻訳出版された、子供の健やかな成長を願う終わりのない愛の絵本です。
母親が子どもに語り掛けるような形で、
親の気持ちを代弁してくれる絵本でした。
そう、
遊んでいる背中や、
寝顔、
ひたむきに走っている姿、
お風呂で遊んでいる姿をみて、
親であれば心に浮かぶ気持ちをそのまま形にしてくれたような絵本でした。
でも照れくさくって面と向かって子どもに言えないんですけどね。
なんとなく読み聞かせも照れるので、
テーブルに置いていたら、
気づいた妻がひとりで読んで号泣してました(笑) ※5
子供が生まれたとき、願いごとをした方も多いのでは?
そんな「願い」が込められた、普段は子供に対して言いたくても恥ずかしい…でも本当は子供に毎日伝えたい、言葉の贈り物が詰まった一冊です。
6.『わたしのあかちゃん』
子供は良く赤ちゃんだったときのことを知りたがります。
そんな子共たちに「あなたが生まれたときは、こうだったのよ」と伝える絵本です。
誕生から4日間の濃密な母子のコミュニケーションを温かな絵とともに描いたものになっています。
子どもにあなたが生まれたときの様子はこんなだったと説明するのに使っています。お産の様子、入院のときのこと、この絵本そっくりだったんで、
学校にも持って行かせたら、先生が、読み聞かせをしてくださいました。
時々読んで、優しい気持ちになります。赤ちゃんだったときのこと、新米母さんでたいへんだったけどとてもとても幸せだったことを思い出すと、育児ノイローゼなんて吹っ飛んじゃいますよ。 ※6
子供は幼稚園くらいの年齢になると、自分が赤ちゃんだったときのことを知りたがるようになります。
そんなときに、この絵本を使うと子供にちゃんと伝えられることができますよ。
生まれたての赤ちゃんを抱っこしたり、おっぱいが出なくて焦ったり…懐かしく優しい気持ちになれます。また、これからママになる方にもとっても、不安が和らぎ温かい気持ちになれる絵本です。
7.『どうしてそんなに泣いてるの?』
52歳で一児の父になった著者が、いつまでもぐずり続ける我が子をあやしながらその目に映る世界を想像して作った絵本だそうです。
愛情あふれる言葉に、大人も子供も赤ちゃんに対して優しくなれる絵本です。
出産のお祝いにいただいてから三ヶ月。こどもが生まれたら絵本を読み聞かせ♡なーんて思っていたけれど、子育てはとても大変!まさに、どうしてー?とさけびそうになった時に読んで、ふっと力がぬけました。ほかの方も書かれていますが、赤ちゃんの気持ちに寄りそって子育てしようと思えます。赤ちゃんが生まれた友達にもプレゼントしました。よろこんでくれるといいな。 ※7
「どうしてそんなに泣いてるの?」母になって、赤ちゃんに対して誰しも一度思うことではないでしょうか?
赤ちゃんは泣くのが仕事だとよく言いますが、特に初めての育児では毎日聞かされる泣き声に精神的に参ってしまうことも。
毎日の赤ちゃんのぐずりにまいってしまっている方、戸惑うことばかりの新米ママ、もちろん新米パパにぜひ読んで欲しい絵本です。
8.『ママのおなかをえらんできたよ。』
産婦人科医の聞き取り調査をもとにした、子供たちの不思議な胎内記憶の言葉集。
「ママのおなかに入る前の記憶」を中心に集めました。
おなかに入る前はどんなところにいたか、ママとパパをどのようにして選んできたか…子どもへの愛おしさが増す一冊です。
妊娠中ですが、胎動を感じるようになりお腹をさすると応えてくれるように蹴ったりする我が子をとても愛しく思う中、この本を読み、ますます我が子が可愛いくなりました。
妊娠中は辛いこともいっぱいありますが、胎児が小さい体でこんな風に考えてくれていると思うと不安も吹き飛びます。 ※8
子供の体内記憶「ママのおなかに入る前の記憶」を描いた絵本。
おなかの中にいた記憶なんて本当にあるのでしょうか?すごく不思議ですよね。信じる信じない、さまざまな意見があるとは思いますが、もし、わが子がたくさんの人の中から自分を選んでおなかにきてくれたとしたら、とてつもなくうれしいですよね。
子育てに悩むのも、妊娠中に悩むのも、わが子がおなかにきてくれたからこそ。疲れた心を軽くしてくれる絵本です。
1人じゃない!ママになると悩みがたくさん
育児に悩んだり、つわりでつらい思いをしたりしているママにこそ、読んで欲しい絵本がたくさん。それだけ、ママはみんな悩んでいるということですね。
母親になる過程では、悩みはつきもの。子供の成長過程でその都度、あたらしい悩みが生まれてきます。
悩んで重たく沈みそうになった心を、絵本を通じて少しでも軽くすることができれば、道が開けるかもしれません。
忙しい毎日、絵本を読む時間なんてない…と感じるママもいると思います。しかし、悩んで眠れない、そんなときはありませんか?そんなときこそ、無理に寝ようとせず、絵本を手に取ってみてはどうでしょう。
絵本を読む時間、きっと悩めるママを救ってくれます。