ちょっとした油断が…。ヒヤリハットした経験ありませんか?
子育てに慣れてくると、いつもしていることだから大丈夫、ちょっと目を離しても大丈夫と油断をしてしまうことありませんか?
そのちょっとした油断で、危険な目に遭いそうになって、思わずヒヤリとしたり、ハッとする経験をしてしまうことになるかもしれません。そういった体験をヒヤリハットと呼びます。
今後、なるべく防ぐために、お子さんがやってしまったまさかのヒヤリハットを教えてください。皆さんのお話をきけたら、それは注意して防げると思うので、どうぞよろしくお願いします‼
実際、多くのママたちがヒヤリハットを経験しており、妊娠、子育て、妊活中の女性向けアプリ・ママリQにもこのような投稿をされたママがいらっしゃいました。
- 朝日新聞社「ヒヤリ・ハット」コトバンク(https://kotobank.jp/word/ヒヤリ・ハット-188899,2017年7月28日最終閲覧)
先輩ママたちも経験したヒヤリハットを紹介します
ヒヤリハットは多くのママが経験しており、ママリQでもヒヤリハットの体験談が多く寄せられていました。
そんなママたちが投稿してくれた、貴重なヒヤリハットの体験談を紹介します。
薬を1粒飲んでしまった
定期的に飲む薬をつい置いておいてしまい、気づいたら1粒飲んでました。
急いで緊急外来に行き、何もなく終わりましたが本当にヒヤッとしました……(>_<)
それ以来キッチンとリビングの間に柵を作り入れないようにしてそこに置いてあります(>_<)
月齢が上がると台などを持ってきて登れば取れることを覚えるので本当に大変です(;_;)
薬は一見ラムネに見えるので、つい子供たちの手が伸びてしまいがち。しかも小さく、誤飲の可能性があるので怖いですよね。
きちんと手が届かないところに置いても、投稿してくれたママの言うとおり、月齢が上がるとどんどん子供たちも賢くなり、いつの間にか手が届くようになるので、隠す場所を考えるのが本当に大変。
何とか子供たちの行動を先読みし、保管しておきたいですね。
タオルケットが顔に…
息子がまだ4ヶ月ごろの頃
旦那が夜勤でいなく、
息子をお風呂にいれてから
あげて、寝かせて、
寝たタイミングを見計らい、私もダッシュでお風呂に!
たった10分程の事だったんですが、上がってきたら息子が大泣きで、
急いで見に行くと、手に引っかかったタオルケットが顔にふさがり自分じゃ取れなく泣きわめいてました😢
ほんと10分ほど目を離しただけでもこんな事が起きるのかと、
そのときは私まで泣いてしまいました😭💦
たかが1分、2分、
それでも子供は何をするかわからないですよね😖
ゆっくり寝てくれたあと、隙きを見てママが一人でお風呂に入っているときに起こったヒヤリハット。
帰りが遅い、出張が多いパパと一緒のママはとても気持ちがわかるできごとではないでしょうか。
寝ているから大丈夫と安心せず、周りに何も置かないなど対策を考えることが大切ですね。
ヤカンを足にひっくり返してしまった
これから動きだすともっと大変ですよ…。
私の長男は5歳、娘は2歳ですが、ヒヤっとした経験はいろいろありますよ。
キッチンの台に乗っけてあった味噌汁に手を伸ばしてかぶったり、網戸に寄りかかって網戸ごと20cmくらい落下したり…。
一番ヒヤっとしたのはおんぶしてら時に転んで、ヤカンを足にひっくり返したときです。
火傷したのは私だけでしたが、これが子どもだったら大変な事になってたと思います。
おんぶをしているときに転んでしまい、やかんをひっくり返してしまったというママのエピソード。
子供のやけどは命にかかわる大きな事故。たとえ味噌汁でも小さな子供にかかってしまうと、広範囲にやけどをしてしまいますから、キッチンに子供たちが来てしまうのは怖いですよね。
やけどをしたのは投稿したママだけで良かったとこちらのママもおっしゃっていましたが、投稿してくれたママ自身も大きな事故にならなくて本当に良かったです。
離乳食のスプーンが口の奥に
離乳食はまだはじめてないのですが、スプーンを好きになってもらおうと渡してからそばを離れて台所行ったのですが、なんかオエッ的な音が聞こえる?
見に行ったらスプーンを口の奥の方までつっこんでました( ̄□ ̄;)!!
ビックリした顔で私を見て…あわててスプーンを取ったら大泣きしました(T0T)
ビックリのあまり自分でスプーンを出せなくなったみたいです…
全く予想してませんでした汗
子供に離乳食へ慣れてもらうためにしたことが、ヒヤリハットになってしまったエピソードです。
せっかくママが良かれと思って渡してみたら、ママの予想を超えて口の奥に…。ママやパパの様子を観察してまねをしたかったのかもしれませんね。
しかし、子供に一人で長いものを持たせるのはとても危険。歯ブラシなども気を付けたいですね。
お風呂中手を滑らせて…
子供と一緒にお風呂に入るのはとても楽しいですが、お風呂には危険がたくさん潜んでいます。
滑っておぼれてしまうこともあるので、水の中は注意が必要です。
さらに、お風呂は転んでしまうこともあるので、滑り止めの効果がある専用グッズできちんと対策をしたいですね。
柱に頭をぶつけてしまった
あとは、もう動き出して、手が届いてきたら、危なそうなものは全部手の届かないとこにあげてます。
ダイニングテーブルでさえ、コップをはしに置いたらとりにいこうとして、落としそうになりました。
でもいたずらは好きなので、タオルやビニール袋などはあえて手の届くところに置いて遊ばしてました。
時々片付け嫌になりますけど(笑)
親が許せること、食べても危なくなさそうなものでいたずらもできると、ストレスもたまらないかもしれないです。
赤ちゃんにとって、部屋の中も危険がいっぱい。月齢が上がっても、走り回ることが多くなると危ないですよね。
きちんと片付けをしないといけない上、せっかく片づけても子供たちが予想を超える行動をとってしまうと、せっかくママが子供たちのためを思ってやっているのにと、イライラしてしまう気持ちはとても良く分かるのではないでしょうか。
ベッドからの転落
熟睡してるしこんなところからは落ちないだろうと洗い物をしている少しの時間にドスン、ギャーという泣き声…その後も一緒に3人で寝ている間に広めのダブルベッドの下まで寝転がりドスン、ギャー…二回やらかしました^^;
その後は怖くてしばらくはリビングに布団生活を送っていました(>_<)
あとは落ちているものはなんでも口にします。それに気づかないうちにテーブルの端には手が届くようになりものを落として口に入れようとしますし…まだ出来ないだろうということを知らないうちにやるようになるので誤飲するようなものは日中いる部屋には極力置かない!というのが正解ですね💦
うちはどかせないテレビ台の周りや棚の周りなどは柵で囲んで防御しています!
ちょうど良い柵はなかなかないので結局主人が百均の紙のポール?や網や紐を使って作ってくれました。
ベッド以外にもソファーでも良くみられる転落事故。寝ているから大丈夫と安心しているととても危ないヒヤリハットです。
子供たちは寝ている間でもコロコロよく転がるので、なるべく落ちないように対策を取ってあげたいですよね。いっそのこと布団で寝るのも手かもしれません。
また、なかなか良い柵が見つからないため、旦那さんがお手製で柵を作ってくれるエピソードはとても素敵ですよね。いつも一緒にいるママでは気づかない点をパパは見つけてくれるので、夫婦で協力してヒヤリハット対策をすることが理想的なのかもしれません。
雨あがりの階段で…
階段が好きな子供たち。まだ小さいのに、自分で上る、下りると主張する子供も居ますよね。
子供たちがやりたいということはやらせてあげたいけれども、滑りやすくなってないかきちんと確認することは大切ですね。
慣れているからといって、油断は大敵です。
網戸から出てしまった
頭は通らないだろう隙間はあるけど落ちたら...と思うと血の気が引きました
勝手に開けないを徹底して教えるのと窓を開ける時は部屋のドアも閉めておきます!!
まだ開けられないだろうと油断していたときに起こったエピソード。網戸だけでなく、窓も開けられてしまったママもいらっしゃるのではないでしょうか。
ベランダの柵は子供たちの倍以上の高さ。しかし油断していると、室外機に上っていたという事例も聞くので、窓を開けているときは必ず子供たちと一緒にいるか、閉めておくことが重要ですね。
つかまり立ちができるようになって
つかまり立ちをするようになってから、今まで届かなかった所にも手が届くので、その頃になったら再度確認するといいと思います❗うちは、キッチンの台に届き、包丁を触っていました😱幸い、手が当たった時に気づいたので未然に防げましたが、落ちたら…と思うとゾッとします😢
背が伸びるとフライパンや鍋の取っ手も危ないなぁと思ってます😭
うんちからどんぐりが出てくるという体験談を聞くと、本当に赤ちゃんはママの予想を超えて、何をするかわからないから怖いですよね。
赤ちゃんの頃は大丈夫と安心していても、確かにつかまり立ちをし始めると行動範囲が一気に増えるので注意が必要です。
成長するたびに、ママだけでなく家族できちんと相談することが大切ですね。
ヒヤリハットを防ぐために。転落・転倒事故防止のポイント
ヒヤリハットの経験談の中には、同じ経験したことがある、というママもいるのではないでしょうか。
しかし、なるべく経験したくないヒヤリハット。そこで、各年齢別の転落、転倒防止ポイントを紹介します。ぜひ参考にして、転落、転倒事故を無くしていきましょう。
0歳の転落・転倒事故防止のポイント
まず、0歳の転落、転倒防止のポイントを紹介します。
まだ寝ているだけだから…と、安心していると危険。ぜひ対策をしておきましょう。
親の転倒に注意
まだ寝ているだけの赤ちゃんは確かに転びませんが、抱っこひもを使っているときのママやパパが転んでしまったら危ないですよね。
滑りやすいスリッパは履かない、階段に滑り止めをつけるといったママやパパが転ばない対策を考える必要があります。
寝返りに注意
寝返りを始めたら、どこに転がってしまうのか予測ができないので、注意が必要ですよね。
ベビーベッドを使っているのならば、柵を必ずあげる、ソファ、ベッドに寝かせないといった対策をしていきましょう。
ハイハイ、よちよち時期の転落に注意
ずっと寝ていた赤ちゃんがハイハイしたり、よちよちできるようになるとママもパパもうれしいですよね。しかし、行動範囲が一気に広がるので、見直しが必要になる時期でもあります。
玄関や階段など危ない場所には柵をつける、転んで転倒しないように滑りやすいものを置きっぱなしにしない、滑りにくいクッション材を使うなど、グッズを活用すると安心です。
1~2歳の転倒・転落事故防止のポイント
次に1~2歳の転倒・転落事故防止ポイントを紹介します。
歩けるようになり、さらには走れるようになる1~2歳の子供たち。まだできないと思っていたことができるようになることが多いので、ママたちはさらに注意が必要な時期です。
歯ブラシ、フォークなどに注意
歯磨きや、ごはんなど自分でいろいろなことをやりたい時期ですが、くわえたまま転んだという事故が多く発生しています。
歩きながら、歯ブラシやフォークはくわえさせないように気を付けることが重要。
また、万が一転んでものどの奥に刺さらない工夫がされている歯ブラシも発売されているので、検討してみるのも手です。
階段に注意
階段を自分で上りたい、下りたいと主張することが増えるこの年齢。
しかし、やはり階段では転落事故が起こりやすい場所でもあるので、階段の上り下りは大人が転んでも支えられる位置にいる、手をつなぐといった対策をとる必要があります。
浴槽に注意
台を使って、立つことができるようになった子供たちに多くみられる浴槽での事故。
浴槽に落ちてしまい、入っていた水でおぼれてしまったという事故が多くみられるので、浴槽に入れないようにしておくことはもちろん、浴槽に水をためておかないことも大切です。
また、浴槽のふたもしっかりしたものを使い、子供が上っても落ちないものを使用しましょう。
自転車に注意
保育園の通園に使う方も多い、自転車。便利な自転車ですが、自転車でも転落事故は発生しています。
自転車に乗るときは、必ずヘルメットをつけ、シートベルトがきちんとついているか確認し、子どもたちが立てないようにすることが重要です。
3歳~の転落・転倒事故防止のポイント
最後に3歳~の子供たちの転倒・転落事故防止のポイントを紹介しましょう。
さらに活発になってきた子供たち。改めて、子供たち自身に危険な行動について教えてあげることが重要です。
家の危険の場所に注意
各家庭によって、危ない場所は異なります。
そんな危ない場所を改めてきちんと子供たちに教えてあげ、危険から子供たちを守ることがとても大切です。
浴室のタイルに注意
場所にかまわず走り回ったり、ふざけたりすることが多い時期。
お風呂でも走り回って、転んでしまわないように、タイルに滑り止めを敷くなどの対策をしてあげる必要がります。
エスカレーターに注意
お出かけ先でも、転落、転倒事故に注意が必要です。
特に、一人で乗ることができるようになったエスカレーターで転んでしまうと、巻き込み口に手を挟んでしまう可能性があります。
そのため、エスカレーターを使うときは、手をつなぎ、中央に立たせ、サンダルなど巻き込まれやすい靴は履かせないといった対策をきちんとしておきましょう。
- 東京都「乳幼児の転落・転倒事故防止ガイド」(http://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/anzen/hiyarihat/documents/cms-hiyari11.pdf,2017年7月21日最終閲覧)
きちんと対策をし、ヒヤリハットを減らしましょう
ママたちが経験したヒヤリハットと、その対策ポイントはいかがだったでしょうか?
きちんと対策をしてもなかなか減らないのがヒヤリハット。しかし、対策をしなければ最悪の事態を招きかねません。
ヒヤリハットで悩んでいるのはあなただけでありません。ぜひ、対策ポイントとママたちの体験談を参考にして、赤ちゃんをヒヤリハットから守りましょう。