マイホームを買った年齢は30歳代が最多
はじめに、世間一般の人たちが何歳くらいでマイホームを購入しているのか、平均データをご紹介しましょう。
国土交通省「平成28年度住宅市場動向調査報告書」によると、世帯主が30歳代で住宅を購入する世帯が最も多く、次いで40歳代の世帯という結果です。
この流れは近年変わらず、注文住宅・分譲戸建て・分譲マンションと、住宅の種類が異なっても同じです(グラフ参照。無回答は除いた数値)。
さらに詳しく、世帯主の平均年齢を見てみると、もう少しタイミングが遅いことがわかります。
- 注文住宅(新築):40.9歳
- 分譲戸建住宅:38.9歳
- 分譲マンション:43.3歳
30歳代はライフイベントや家族構成が定まる時期
ふだん家計相談に対応していて思うのが、「多くの人は20歳代ではライフイベントや家族構成が定まっていない」ということ。厚生労働省「平成29年 我が国の人口動態」によると、第一子出産年齢は母親が30.7歳、父親が32.7歳(平成27年)。男女ともに平均で30歳台なのです。
単身者が住宅購入をするケースもありますが、結婚や新しい家族の誕生を経てマイホームの購入を検討・決断する、という動きが主流です。家族のマイホームを購入するのであれば、子供が小さいうちに入居したほうが良いと考える方が多いため、「30歳代が最多」なのかもしれませんね。
- 国土交通省 住宅局「平成28年度 住宅市場動向調査報告書」(http://www.mlit.go.jp/common/001178017.pdf,2017年10月23日最終閲覧)
- 厚生労働省「平成29年 我が国の人口動態」(http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/81-1a2.pdf,2017年10月23日最終閲覧)