幼児用ジュニアシートの利用は法律上必須!道路交通法をもとに解説
乳児用のベビーシートが義務であることは知られていますが、ジュニアシートが本当に必要なのか、悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。道路交通法では、子供が車に乗るときの条件として以下のようにしています。
自動車の運転者は、幼児用補助装置(幼児を乗車させる際座席ベルトに代わる機能を果たさせるため座席に固定して用いる補助装置であつて、道路運送車両法第三章及びこれに基づく命令の規定に適合し、かつ、幼児の発育の程度に応じた形状を有するものをいう。以下この項において同じ。)を使用しない幼児を乗車させて自動車を運転してはならない。 ※1
道路交通法での「幼児」は6歳未満。つまり、自動車の運転者はチャイルドシートを使用しない6歳未満の幼児を乗せて、 運転してはいけないと法律で決められているということです。また、警視庁では6歳以上でも子供の体格によってシートベルトが緩いなどサイズが合わない場合は、チャイルドシートを使うように、と呼び掛けています。
- 警察庁「子供を守るチャイルドシート」(https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/childseat.html#law,2019年2月14日最終閲覧)
- 国土交通省「チャイルドシートコーナー」(http://www.mlit.go.jp/jidosha/child/index.htm,2019年2月14日最終閲覧)
- 総務省行政管理局「昭和三十五年法律第百五号 道路交通法(第十四条の3)」(http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=335AC0000000105_20180401_429AC0000000052&openerCode=1#99,2019年2月14日最終閲覧)
チャイルドシートの種類とジュニアシートの選び方
©ママリ
国土交通省によると、チャイルドシートは乳児用、幼児用、学童用の3種類に分けられています。
- 乳児用(ベビーシート):体重13kg未満、身長70cm以下、年齢は新生児から1歳程度
- 幼児用(チャイルドシート):体重9kgから18kg、身長65cmから100cm、年齢が1歳から4歳程度
- 学童用(ジュニアシート):体重15kgから36kg、身長135cm以下、年齢が4歳から10歳程度
一般的にベビーシートと呼ばれることが多い乳児用のものは、首がすわっていないころから使うことができ、赤ちゃんを寝かせることができるのが特徴です。子供が1歳くらいからは、自分で座ることができるようになることを目安に、幼児用のチャイルドシートにステップアップ。4歳になり、チャイルドシートが窮屈になり始めたら、座席を上げて背の高さを補うジュニアシート(ブースターシートとも呼ばれます)を使用するとよいでしょう。
年齢だけでなく、身長と体重に合ったシートを利用することが大切です。子供の成長に合わせたものを選びましょう。
また選ぶ際には、国土交通省が安全基準を満たしていると認定「Eマーク」が貼られているかどうか確認するとよいでしょう。安全性や機能面だけでなく、取り付けやすさや、説明書の内容も評価基準のため、マークが付いていると安心して選ぶことができます。
- 国土交通省「チャイルドシートコーナー」(http://www.mlit.go.jp/jidosha/child/index.htm,2019年2月18日最終閲覧)
- コンビ「コンビチャイルドシートジョイトリップシリーズ」(https://www.combi.co.jp/soudan/manual/img/pdf/CS_joytrip-1010.pdf,2019年2月18日最終閲覧)
- アップリカ「チャイルドシート&ジュニアシート」(https://www.aprica.jp/b/pc/Search.html?mthd=06&SC=ACP&BC=CRS00&ITEM=HARN&sort=1&SST=92&KW2=&KW=,2019年2月18日最終閲覧)
- アップリカ「ジュニアシート」(https://www.aprica.jp/b/pc/Search.html?mthd=06&SC=ACP&BC=CRS00&ITEM=HI00&sort=1&SST=92&KW2=&KW=,2019年2月18日最終閲覧)
- ニッポンレンタカー「チャイルドシートのご案内」(https://www.nipponrentacar.co.jp/info24b.htm,2019年2月20日最終閲覧)
ジュニアシートはいつから使い始めた?先輩ママの体験談
法律上では、ジュニアシートに移行する明確な年齢は決められていません。そこで実際に、他の方がジュニアシートをいつから検討したのか、体験談を紹介します。子供の年齢はもちろんですが、体格や身長などでも移行時期は変わるかと思いますが、参考までにみてくださいね。
3歳10ヶ月からジュニアシートを検討
おしりだけのジュニアシートって、どうですか??
おしりだけのジュニアシートだと、シートベルトが胸の前に来て締め付けられるかなとか、不安定かなとか思ってしまいます。

やはり4歳くらいから、ジュニアシートを検討するようですね。おしりだけのジュニアシート(ブースターシート)は、形も使い方もチャイルドシートと異なるので、心配になるママは多いようです。
自分から座ってくれるようになってくれました
おそらく3歳の誕生日を迎えても15kgにならないと思います。
この場合だと3歳〜のではなく1歳〜のジュニアシートにしたほうがいいのでしょうか?😥

年齢だけでなく、身長や体重に合わせて移行する必要があるので、タイミングの判断が難しいですよね。ジュニアシートの説明書を確認し、すべての条件を満たした段階で移行するとよいのではないでしょうか。
口コミで評価のあるジュニアシート8選
続いて口コミで評判のジュニアシートを紹介していきます。ベビーシート、チャイルドシート、ジュニアシートと、3種類すべてを購入するのは負担が大きいですよね。ここでは、1歳から長く使用できる商品や3歳から使えるコンパクトなものなど、切り替えやすいジュニアシートを紹介しています。購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
8位.LEAMAN(リーマン)「ジュニアコレット」

こちらの商品はヨーロッパの基準適合をクリアーしたジュニアシートです。深いシートベルトフックのため、シートベルトが取れにくいように工夫しています。また3層のクッションで、快適な座り心地です。お尻が痛くならずに、座ることができるでしょう。本体は軽く、取り付けや乗せ換えが簡単に行え、さまざまな車種に対応したユニバーサルなデザインです。
対象年齢は3歳~10歳頃までと長く使用することができ、取り付け方は3点式シートベルトによる固定です。口コミでは「軽くて、取り付けがシートベルトにひっかけるだけで簡単」、「嫌がらずに乗ってくれる」という声がありました。
7位.Joie(ジョイー)「エレベート 」

イギリス生まれのベビーブランド、ジョイーから発売されているジュニアシートです。1歳頃から使用できるファーストモード、3歳頃から使用できるセカンドモード、シートモードと子供の成長に合わせてモードを切り替えることで長期間利用できます。
また、子供の頭をサポートしてくれるヘッドレストが10段階で調整でき、子供の成長に合わせて調整できます。
対象年齢はモードによって異なり、ファーストモードは1歳頃~4歳頃、体重9kg~18kg、セカンドモード、シートモードは3歳頃~12歳頃までの15kg~36kgまで使用することができます。
口コミでは「長く使えて、経済的」、「軽くて簡単に取り付けられる」という声がありました。チャイルドシートの次に購入するため、できるだけ値段を抑えたいという方におすすめのジュニアシートです。
6位.Aprica(アップリカ)「マシュマロジュニアエアーサーモEC」

こちらの商品は、シートの内部が温度上昇を防ぐ構造で、通気性のよいジュニアシートです。おしりや太ももにフィットしやすく、柔らかいクッションで座り心地がよく、疲れにくいシートです。シート部分は、取り外し洗濯することができます。
対象年齢は3歳から11歳頃まで、体重15kg以上36kg以下と長く使うことができるでしょう。口コミでは、「取り付けが簡単」、「メッシュ生地のため、通気性がよいです」、「軽くて、コンパクト。作り自体はしっかりしている」という声がありました。
5位.GRACO(グレコ)「コンパクトジュニア」

アメリカの育児ブランドとして有名なグレコが販売しているこちらの商品は、便利な収納式のカップホルダーが付いているジュニアシートです。アームレストを子供の成長に合わせて2段階に調節することができます。またシートベルトが首にかからないように、付属の調整クリップで長さを子供に合わせることができます。シートは、洗濯機で丸洗いすることが可能です。
対象年齢は3歳頃から11頃まで、体重は15kgから36kgと長く使用することができます。口コミでは「ドリンクホルダーに子供が喜んでいました」、「取り付けが簡単で、座席を移動するのが楽」、「使用しないときは、トランクに置いておける。コンパクトでよい」という声がありました。
4位.Neb:o(ネビオ)「PoPPit(ポップピット)」
こちらの商品はカラフルなデザインが特徴のジュニアシートです。子供の成長や体格に合わせてチャイルドモード、ジュニアモード、ブースターモードに切り替えることができます。軽くて取り付けが簡単です。また長く乗るときでも子供に負担を掛けないように、ヘッドレストを8段階で調整することができるため、寝てしまったときなどには、頭と首の位置を変えてあげられるでしょう。肩のベルトは、3段階に調整することができます。
対象年齢は1歳頃から11歳頃、9kgから36kgまでと成長に合わせて使うことができ、ジュニアモードは約3歳から11歳まで、体重が約15kgから36kgまで、身長が約95cmから120cmまでです。
口コミでは「長時間乗せたときに、よく眠ってくれました」、「機能性がよく、価格も安い。長期間使えることを考えるととてもコスパがよいと思います」、「軽くて取り付けが簡単」という声がありました。
3位.Combi(コンビ)「joytrip(ジョイトリップ)」

こちらのジュニアシートは、さまざまな衝撃から子供の頭を守ってくれるよう、コンビが独自に開発したクッションを使用している商品です。頭の部分だけでなく、座席も座り心地のよいクッションを使っています。素材は、通気性のよい、暑い夏でも快適に使えるように工夫されたメッシュ生地を使用。シートは洗濯機で、丸洗いすることが可能です。
子供の成長に合わせて、チャイルドモード、ジュニアモード、ブースターモードに切り替えることができ、対象年齢はモードによって異なります。ジュニアシートは対象年齢が3歳頃から7歳頃、体重15kgから25kg、身長95cmから125cmまでです。
口コミでは「乗せたり降ろしたりがしやい形です。頭のクッションと座席がよいのか、よく寝てくれます」という声がありました。
2位.AILEBEBE(エールべべ)「サラットハイバックジュニアクワトロ」

子供の頭を守るクッション性と、解放感のある座り心地で子供の体型にフィットするこちらの商品は、日本のチャイルドシートブランド、エールベベが販売しているジュニアシートです。座席部分は、座る位置がズレないように工夫が施されています。
ヘッドレストと背もたれは可動式のため、子供の成長に合わせて高さを調整することができます。生地は、通気性を考えて頭部と背面、座面に合計で22個の通気口があります。汗をかきやすい時期でも、子供が快適に過ごせるように設計しています。
カバーは全て、洗濯機で丸洗いすることが可能です。対象年齢は3歳から11歳頃まで、体重は15kg以上36kg以下、身長は100cm以上145cm以下です。口コミでは、「設置が簡単でした。2歳半の子供に使っていますが、今のところ嫌がっていません。」、「6年使っても問題なく、耐久性が抜群」という声がありました。
1位.GRACO(グレコ) 「ジュニアプラス」

ヨーロッパの厳しい安全基準を満たしているこちらの商品は、頭を守るサイドのクッションに衝撃を吸収する素材を使用しているジュニアシートです。頭部は6段階に、腕を置くアームレストは2段階に調整することができます。子供の成長に合わせて、背もたれ部分は座席から取り外すことが可能です。
対象年齢は3歳から11歳、体重は15kgから36kgまで使用することができます。口コミでは「取り付けが簡単。取り外しができ、掃除がしやすいです」、「ドリンクホルダーが気に入ったようです」、「作りがしっかりしているため、安心感があります」という声がありました。
子供の成長に合ったジュニアシートを選ぼう
さまざまなタイプのジュニアシートが販売されていましたが、皆さんが欲しいと思えるものありましたか。子供の年齢だけでなく身長、体重も考慮して安心、安全に使えるものを選びたいですよね。
また、法律上は6歳までの子供はチャイルドシート、ジュニアシートが必要です。6歳以上の子供も、シートベルトのサイズが合わないときは、補助シートを取り付けておくようにしましょう。