シングルマザーの約半数が貯蓄額50万円未満
下の表から分かるように、母子世帯の平均貯蓄額は331.9万円。思ったより多いと思われるかもしれませんね。この母子世帯には死別や、離婚の際にまとまった慰謝料を受け取ったケースも含まれるため、多くの世帯に該当する平均値とは言えないでしょう。
現に、貯蓄額300万~400万円の世帯は全体の4.9%にしかすぎません。貯蓄額の多い世帯とそうでない世帯に二極化していると読み取れます。「貯蓄がない」と「貯蓄が50万円未満」の世帯を足すと47.3%であり、約半数の母子世帯は貯蓄額50万円未満というのが現状です。
- 厚生労働省「平成22年国民生活基礎調査の概況」(http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa10/,2017年10月31日最終閲覧)
シングルマザーの家計を左右するリスクは主に2つ
シングルマザーにかぎらず、ひとり親世帯は基本的に一馬力。そのため収入が減ると生活への影響が非常に大きくなります。考えられる主なリスクは次の2つです。