歯磨き嫌いを絵本で克服してみませんか?
毎日の生活習慣の中で、子供が嫌がるものの一つである歯磨き。この前まではうれしそうに自分で歯ブラシを握って口の中へ入れていたのに、突然かたくなに拒否!という状態になり、ママが困ってしまう…というケースも珍しくありません。
「虫歯になったら大変!」と、ママは一生懸命磨きますが、歯磨きが嫌いな子供になってしまうのでは…?とちょっぴり心配になりますよね。
そんなときは歯磨きに関する絵本を子供に読んであげませんか?絵本の中の挿し絵や大好きなキャラクターが気に入り、歯磨きに関する興味がわくきっかけになるかもしれませんよ。
まだ読ませたことがない場合はぜひ試してみてはいかがでしょうか。
歯磨きが楽しそう!と思わず感じられそうな絵本6選
子供向けの歯磨きに関する絵本はさまざまな種類のものが発売されています。
絵本の付属品としておもちゃの歯ブラシが付いていて、挿し絵のキャラクターの歯を磨いてあげる絵本や、どんなときに歯磨きをするのか教えてくれる絵本、仕上げ磨きの大切さを学べる絵本など、いろいろな観点から歯磨きの重要性を教えてくれます。
歯磨きは楽しいものだと思ってもらえる内容や、歯磨きをすることの大切さを理解してもらえる内容など、絵本によってまちまちです。どこに焦点を置いている絵本が子供にとって良いか、その子によってぴったりのものを見つけてくださいね。
今回は歯磨きに関するおすすめの絵本を6冊、ご紹介します。
1.歯磨きデビューの頃にぴったり『はみがきあそび』
1998年の発売以来、ページいっぱいの大きなイラストと仕掛けで子供たちの心を掴んできた、きむらゆういちさんの『あかちゃんのあそびえほん』シリーズの歯磨き版。
シリーズおなじみのキャラクターたちが、ページをめくると歯磨きをしている姿へ大変身!
どんな磨き方をしているかな?何色の歯ブラシを使っているかな?と、子供の歯磨きに対する興味がどんどんわいてくる1冊になっています。
もうすぐ1歳と2歳になったばかりの息子達が大好きです。まずは私が子供達の歯を磨き、その後は息子達に歯ブラシを持たせ、この絵本を読みながら一緒に歯磨きをします。絵本と連動して2人ともシャカシャカしていて可愛いですよ。絵本を読んでからより、絵本と一緒にが子供達は好きなようです。 ※1
きむらゆういちさんの『あかちゃんのあそびえほん』シリーズは、我が家の娘もお気に入りの一つ。犬のコロや猫のミケ、ゆうちゃんなど登場人物の名前をすっかり覚えてしまうほど。
ページごとのイラストが大きく仕かけも大きめなので、歯磨きをスタートさせたばかりの1歳頃の赤ちゃんでも自分でページをめくり楽しむことができます。
歯磨きとは歯ブラシを口の中に入れてするもの、ということを覚えるのにおすすめの1冊です!
2.文章がリズミカルで面白い『はみがきしようね』
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厚紙仕様で角が丸く、赤ちゃんが多少乱雑に扱っても平気なほど丈夫な作り。
手のひらサイズなのでお出かけする際に持っていくのにもぴったり。
歯磨きの順番・大切さをリズミカルな文章とともに覚えられます。口の中にバイキンがいる挿し絵には思わず目が釘付けになってしまうかも?
仕上げ磨きを嫌がって毎日泣きわめいてた2歳の息子のために購入しました
はみがきの順番がわかりやすく描かれています
口の中に虫ばい菌がいるのを真剣に見てました
何日か続けて読み聞かせていたら
仕上げ磨きの場面もあるので自分から磨かせてくれるようになりました ※2
歯磨きの手順が最初から順番に描かれているので、子供の歯磨きの進行具合と一緒に絵本のページをめくると、「今お口の中はどうなっているかな?」、「いつ歯磨きはおしまいになるかな?」というのが理解しやすいですね。
覚えやすい文章なので親子で声に出しながら読み進めていけば、いつのまにか歯磨き大好きっ子に変身してしまうかもしれませんよ。
3.ワンワン、うーたん、ハミガキマンと一緒に!『はみがきしゅっしゅっ』
皆が大好きなワンワン、うーたん、ハミガキマンと一緒に動物さんたちへ歯磨きをしてあげよう!
ページをめくると飛び出すしかけが楽しい、持ち運びに便利な手のひらサイズの絵本です。
自分も歯磨きしてみたい!という興味を引き出すのにぴったりな内容です。
Eテレの赤ちゃん番組「いないいないばあっ!」でおなじみのワンワン、うーたん、ハミガキマンが大好きな子供にはぴったりの1冊です。
ポップアップタイプの絵本なので、ページをめくるたびにワンワンたちが飛び出してきます。サルやクマ、パンダやライオンといった子供が好きな動物たちへ歯磨きをしてあげる内容を通して、自分自身の歯磨きに対する興味を引き出せるようになっていますよ。
番組で流れている歯磨きの歌を一緒に聴きながら行なうと、さらにやる気が増すかもしれませんね。
4.電車好きな子におすすめ『はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!』
「おくちのなかへ、しゅっぱつしんこう~!」と歯ブラシを電車に、口の中の歯をレールに見立てたストーリーが電車好きな子供にはたまらない1冊。
はみがきれっしゃが歯に詰まった食べ物を「しゅっ」と取っていく場面はついついまねしたくなるかも!?
歯ブラシの音とはみがきれっしゃの進む音を上手にリンクさせているのが印象的です。
歯磨き嫌いな1歳半の息子のために購入。
電車が大好きなので効果抜群!本を読みながらですが、自分で歯ブラシをくわえじっくり歯を磨くようになりました(^-^)
主人公のたっくんが、食べ物の詰まった歯磨き前と歯磨き後それぞれ口を大きく開けているページがあるのですが、意外にもインパクトが強いらしく、「歯磨きできれいになった」と子供もきちんと理解しているようでした。視覚的にもわかりやすいので良かったです! ※3
こちらは電車(列車)に見立てた歯ブラシがレール(口の中)を進んでいって、歯に挟まった食べ物を取っていくという、ちょっと変わった着眼点の絵本です。
想像力をかきたてられる設定ながらもストーリーはわかりやすく、はみがきれっしゃが通って食べ物を取った後のきれいな歯になっている描写などで、「歯磨きをすると歯がきれいになる」という仕組みが理解しやすくなっています。
また、絵本内の文章も声に出して読むと思わず笑顔になってしまう音の描写がたっぷりなので、読む側のママも聞いている側の子供もつい繰り返し読みたくなってしまうかも!
電車が好きな子や相続力を膨らますのが好きな子には相性抜群の歯磨き絵本です。
5.リアルな動物たちが歯磨きする『はみがきしましょ』
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リアルタッチのライオンの歯磨き姿がかなり目を引く1冊です。
チンパンジーやサメなど、たくさんの動物たちがそれぞれの道具を使って歯磨きをする様子が子供の興味を引きます。
紙の歯ブラシを使ってみんなの歯磨きを楽しく手伝い、歯の磨き方や動物の名前を覚えていきましょう。
絵本はめくる事にしか興味のない我が家の息子ですが、
この本だけは特別です。
歯ブラシを前へ後ろに、奥へ前へ、
動物たちのお口の中をのぞきながら、一生懸命に動かします。
歯の磨き方、動物たちの名前が楽しく覚えられます。
ほんとにほんとにオススメの一冊です。 ※4
動物好きな子供にぜひおすすめなのが、リアルな挿し絵がとても印象的な『はみがきしましょ』。
ページをめくるたびにさまざま動物が出てくるので、子供たちの目がくぎ付けになること間違いなしです!本物に近いタッチの挿し絵なので、動物の名前を覚えるのにも一役買いますよ。
また、動物たちの口の中を歯磨きできるようにしかけがあるので、最初は大好きな動物の歯を磨いていくまねをし、だんだんと自分も歯磨きをしたい!というやる気につなげられます。
動物園などで動物を実際に見た後などに読ませると、効果が倍増しそうですね。
6.仕上げ磨きを嫌がるときに『ゆっくとすっく しあげにはみがきもういっかい』
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仕上げ磨きが嫌な「ゆっく」と「すっく」。逃げ回っていたら、むしばいきんが現れた…!さて、ゆっくとすっくはどうする?
ゆっくとすっくが仕上げ磨きをどのように自分からやる!と言うのか、仕上げ磨きをしないとどうなるのかが、柔らかいタッチのイラストで描かれています。
自分磨きはするけれど、仕上げ磨きがいや!という時期の子供におすすめしたい絵本です。
ゆっくとすっくシリーズが大好きな
1歳8ヶ月の息子。
最近、イヤイヤ期に突入し
自分で磨くのは好きなのに、仕上げ磨きをイヤがり
困っていました。
そんな時に、この本を読み
何やら難しい顔で、真剣に見ていましたが
バイキンが怖かったのか
一度読んで、別の本を差し出してきたので
ダメか~……と思っていたら……
仕上げ磨きさせてくれました!
いつものように、二人で一緒に磨き
「じゃあ、ママに仕上げ磨きさせてね。
仕上げ磨きしないと、ゆっくとすっくみたいに
バイキンさん来ちゃうよ~」と言うと
ギュッ……と抱きついてきて
自分から、仰向けに寝転がり
ゆっくとすっくみたいに、しかめっ面ですが
泣かずに、最後まで出来ました。
いつも、汗をかくほど大泣きだったのに。
やはり、このシリーズは凄いですね。
絵も可愛くて、ママも癒されるし♪
コメント ※5
自分で歯ブラシを持って口の中に入れることはできるけど、仕上げ磨きがいや!という時期はママにとっても悩みの種になりますよね。
口で説明するだけだと、小さな子供には仕上げ磨きの大切さが分かりづらいもの。そういったお悩みを解決してくれるのがこちら。
仕上げ磨きから逃げてきたゆっくとすっくが、ぺろり、ふわり、くるりに会った後むしばいきんに遭遇してしまう場面は思わず子供も「どきっ!」としてしまうかも。
仕上げ磨きの大切さを決して押しつけではなく、自分で納得・理解してもらったうえで「ママにやってもらおう!」という気持ちにさせてくれるストーリーです。
絵本を上手に活用して歯磨きを習慣化させていきましょう
いかがでしたか?歯磨き絵本といっても登場人物や内容はバリエーションに富んでいます。「どの絵本なら興味を持ちやすいかな?」と考えながら絵本を選んでみると良いですね。
もちろん、絵本を読むだけで翌日から歯磨きが大好きになる、とまではいかないでしょう。しかし「今日は歯磨きをやってみよう!」という本人の気持ちを引き出すのに効果があるかもしれません。
まずは二人で読んでみる、次に絵本の仕掛けを楽しんでみる、そして絵本の内容に沿って実際に歯磨きを一通りやってみる…というように、少しずつ段階を踏んでいくのも良いでしょう。
歯磨き絵本を通して、ぜひ「歯磨きは楽しくて大切な時間」というように感じてもらい、毎日の習慣にしていけると良いですね。