歯磨きを嫌がる子供に悩む…どうしたらいい?
子供に歯が生え始めると、毎日の習慣として取り入れたいのが歯磨きです。「虫歯にならないよう、きちんと歯磨きしなきゃ」という思いから、一生懸命磨こうとしても、子供が嫌がってしまい全然進まずヘトヘト…なんて経験はありませんか?
なかには大泣きや走りまわって逃げるなど、歯磨きのたびにされるとこちらまでイラッとしてしまうようなパターンもありますよね。
妊娠、子育て、妊活中の女性向けアプリ「ママリ」でも、子供への歯磨きについてお悩みの投稿がありました。
夜は旦那さんと2人がかりで仰向けにゴロンさせて押さえてやってるんですが、嫌がって泣いてからだを戻そうとして、力も強くて大変です。
歯ももう奥歯や犬歯まで生えてきているので、しっかり磨きたいのに全然磨けなくて、日に日に嫌がりがひどくなってきてます😭
お歌うたってもダメ、鏡もダメ…
どうしたら歯磨きさせてくれるようになりますか?
同じくらいのお子さんがいる方、どうやって歯磨きタイムしてますか?
歯磨き、仕上げ磨きは1日何回ですか?
パパと2人がかりで子供を仰向けにしても、なかなかおとなしくならず暴れるせいで、きちんと歯を磨きたいのに磨けない…と困っているママ。毎日大変そうな光景が見に浮かびます。
わが家の娘は、小さいうちから比較的歯磨きを嫌がらずにいました。しかし、ちょうどイヤイヤ期が重なる時期に、突然「イヤっ!」と、かたくなに拒否してしまう時期がありました。「昨日までは全く嫌がらなかったのに何で?」と、筆者もかなり困惑したことを覚えています。
万が一虫歯になった場合の歯医者通いは、親にも子供にも負担です。虫歯にならないよう、子供の歯は大切にしてあげたいものですが、子供が嫌がって収拾がつかないときはどうしたらよいのでしょうか?
試してみる価値あり!先輩ママが実践している子供への歯磨き法
毎日毎日歯磨きイヤイヤ!が続くと、さすがにママも疲れてイライラしてしまいます。どうにかして状況を打開したい…そんなときは、先輩ママのアイデアを参考にしてみませんか?
今回は、先輩ママが実践している歯磨き法をピックアップしいくつか紹介します。「こんな方法があるんだ!」というものが見つかるかもしれませんよ。
1.嫌がってもホールドして歯磨き!
両手をホールドして
くちや首でしか抵抗できない状態で
歯磨きしてます
また、夜はお風呂上がりにバスタオルにくるんで
これもまた両手をホールドした状態で
歯磨きしてます
綺麗に磨けてるかは分かりませんが
やらないよりはマシなのかなとやってます😅
まず紹介するのは、「子供が嫌がってもホールドして歯磨き!」という方法。後半に記載されている、バスタオルにくるんで子供の動きを一時的に制限する、という方法はなかなか聞いたことがなかったので、良いアイデアだなと感じました。
嫌がっているのに無理やり磨かせるのは、たしかにかわいそうな気もします。ですが、虫歯になってしまったらもっとつらい思いをするはず。「あのときちゃんと磨いてあげればよかった」と、後悔だけはしたくないですよね。
いずれ歯磨きの重要性は自分自身で理解してくれると割り切って、子供が小さいうちはある程度強引に歯磨きをする…というのも一つの方法なのかもしれません。
2.歯磨きを嫌がるならガーゼを使って
歯って歯磨きすると虫歯があっても良くなっていくそうです!
なのでまた歯磨きが出来るようになるまでは慣れることですよね✨
無理矢理するとかえって、嫌がる一方だと思います。
少しでもお口を拭けたらものすごい勢いで褒めてあげるとか👏🏻
頑張りましょうね🙌🏻
いくら嫌がるからといっても、歯磨き自体を行わないのは考えものです。少しでも食べかすなどを取ってあげて、虫歯になるリスクを回避してあげたいですよね。
こちらの投稿では、歯ブラシの代わりにガーゼを使う案が紹介されています。まだ口の中へ硬いものが入れられることに抵抗がある、ブラシ部分の感触が嫌い、などが歯磨きを嫌う原因のようであれば、いったん歯ブラシの使用をストップして様子を見てみてもよいかもしれませんね。
親の人差し指などに、濡らしたガーゼを巻き付けて拭いていくガーゼ歯磨き。わが家でも娘の歯の生え始め~1歳頃まで行っていましたが、柔らかい指の感触や、ガーゼの温かさ(濡らす際30度程度の温度にしていました)が気に入ったのか、嫌がらずに終わるまで口を開けてくれていました。
3.磨き終わったらごほうび作戦
次に紹介するのは、「歯磨き後にキシリトール入りのタブレットをあげる」という、いわゆるニンジン作戦です。
自分の目の前にごほうびが用意されていると、やる気を起こすことも。紹介されているタブレット以外にも、シールやスタンプなどごほうびになるものはたくさんあるので、「どれを選んだら歯磨きを頑張ってくれるかな?」と、考えながら選んでみてもいいですね。
わが家ではひと袋に4、5色入っている子供用フロスを用意して、「仕上げみがきまで済んだら好きな色のフロスを選んで良いよ」と言っています。子供は自分で好きな色を選べ、親はフロスで最終的な仕上げができるので、一石二鳥だなと感じています。
4.歯磨き関連の動画やアプリを利用する
口でいくら「虫歯になったら大変なんだよ!」と言っても、子供にはなかなかイメージがつきにくいもの。
ですがこちらのママのように、歯磨き関連の動画やアプリを見せ可視化させることによって、子供自身が「歯磨きをしないといけないんだ」と理解すれば、自分から磨こう!とやる気につながるかもしれませんよ。
最近では、子供向けの歯磨きアプリが多くサービス提供されています。一度アプリをダウンロードして子供に見せてみてもよいかもしれませんね。
また「まだ子供にスマホを見せるのは心配…」という方は、絵本を見せるのも効果ありです。好きなキャラクターが出てくる本やちょっぴり怖い虫歯菌のイラスト本など、さまざまな種類の絵本が販売されていますよ。
5.歯磨き中に動画を見せる
こちらは歯磨き中に子供に動画を見せ、気をそらせている間に歯磨きをしてしまう、という方法です。
歯磨き自体に意識が向いてしまっていると、「嫌だ、口を開けたくない!」となってしまいがちですが、自分が好きな動画を見ながらであれば、そこまで気にならずあっという間に歯磨きタイムも終わってしまうのではないでしょうか。
ただし、コメントを投稿してくれたママも言っていますが、動画を見続けてしまう癖がついてしまわないか、少々気がかりですよね。そうならないよう、歯磨きタイムと同じ時間程度の長さの動画だけを選び、歯磨きのあいだだけ見られるようにするなど親子でルール作りをすれば、スムーズになるかもしれませんね。
6.歯磨き粉・歯磨きジェルを工夫してみる
あと、その時に飴と鞭作戦で、歯磨きの後にうがいしなくても良いフッ素ジェルを紹介してもらい、味もバナナ味だから、歯磨きの後に美味しいのを貰える!ってなったら、歯磨きもだいぶ楽になるよ!と言われて、今はそのスタイルでやってます!
歯磨きの時も、バナナあるよー!って言うと、泣いてても、え♡って笑顔になるし、オススメです!
今まで経験したことのない歯磨き粉・歯磨きジェルに抵抗感があり、歯磨きを嫌がる…という子供は意外に多いそうです。わが家の娘も、ジェルから歯磨き粉に切り替え使い始めた頃、「あわあわする…」と嫌そうな表情を浮かべていた時期がありました。
最近では子供向けの歯磨き用品も多く販売されており、泡立たないジェルタイプ、低刺激タイプ、フルーツの香りがするタイプなど、選択肢が豊富。子供が好きそうなものに歯磨き用品を変更してみると、歯磨きタイムが楽しみになり、苦手意識が消えていくかもしれませんね。
7.歯ブラシの形や素材を見直してみる
でも歯ブラシを、先が曲がるタイプのものに本人用も仕上げ用も変えてから、全くイヤがらなくなりました😊
先も柔らかく、歯磨きの痛みがなくなったのかなと思います☺️それからはずっとその歯ブラシで、2歳になったいまでは歯磨き大好きで自分からゴローンとして、「あー」「いー」としてくれます✨
先程紹介した、歯磨き粉やジェルを工夫する方法に似ていますが、歯を磨くための歯ブラシ自体をもう一度見直してみるのも一案。
子供は大人と比べて口自体が小さい、歯と唇をつなげるひだ(上唇小帯)が長いなどの理由から、歯を磨こうと親が一生懸命になりすぎると痛がってしまい、結果歯磨きを嫌がってしまうことも。
ヘッド部分が今使用しているものよりも柔らかいものや小さいものに変える、無理なく奥歯の方まで磨けるデザインのものに変更するなど、ちょっとした見直しをすると、今までのイヤイヤが嘘のように収まる可能性もありますよ。
8.親子で楽しみながら歯磨きをしてみる
(子どもはくわえてるだけ)
それから、仕上げ磨きとして、キシリトールの甘さの歯磨き粉をつけた、もう1本の歯ブラシを大人が使って歯磨きしてます!
※その時も子どもは歯ブラシを持ったまま
今1歳2ヶ月で、自分でやりたい欲があるみたいなので、自分でやってる風にして、歯磨きしてます!
これをしてから、しっかり歯磨きできるようになりました!
最後に紹介するのは、「親子で同じ歯ブラシを持って楽しみながらやる」という方法。
1~2歳頃はイヤイヤ期が重なる時期でもあるので、「自分が持っていた歯ブラシをママが(仕上げ磨きのために)取った」というような、些細なことでも機嫌が悪くなってしまう可能性があります。普段の様子を観察しながら、わが子の不機嫌スイッチを探り、歯磨きタイム時にはなるべく回避するようにしておけば、お互いに疲れずに歯磨きを進められるかもしれませんよ。
「自分でやってみたい欲」は「自分で歯磨きをしたい欲」への第一歩。ぜひやる気を尊重してあげてくださいね。
「焦らない」「完璧を最初から求めない」を心がけて
歯磨きは、自分自身の歯を守るためにとても大切なもの。だからこそ毎回しっかり完璧に磨いてあげたい、と思ってしまうのが親心でしょう。とはいえ、子供が嫌がったり逃げたりしてまともに磨けないと、焦りやイライラが募ってしまうもの。
最初から完璧な仕上がりを求めてしまうと子供も親自身も疲れてしまいます。「少しずつステップアップ」「朝や昼はいいから夜だけはきちんと磨く」など、ハードルを最初から上げすぎないことも大切なことなのでは、と思います。
慣れてくれば、子供はきっと自分から口を開けたり、歯ブラシを自ら持ってきたりするようになります。ぜひ焦らず、長い目で子供を見守ってあげてくださいね。