育児の合間、癒やしになるさりげない子供の一言や会話
子育てをしていると毎日が本当に目まぐるしく過ぎていきますよね。思うようにことが進まずイラッとしたり、同じことを何度も言ってるのに子供には響いておらず、その態度にげんなりしてしまったりと、ママの気苦労はなかなか絶えません。
そんななかでも、ふと子供が発した一言や何気ない会話の内容に思わずほっこり、ときにはにやっとしてしまうことはありませんか?本人にはまったくその気はなくても、周辺の空気を一瞬にして穏やかにさせてしまうほどのパワーは、ママにとっても癒やしになっているのではないでしょうか。
今のこの時期、この年齢でしかそんな言い方や言い間違いはしないのだろうな、大きくなったらこんなことを言ったのを本人は忘れているんだろうな…と思うと、子供のさりげない一言や会話も忘れないで覚えておきたい、と思ってしまいます。
『こどものことばアルバム』に掲載された、子供の面白発言8選
皆さんは『こどものことばアルバム』というものをご存じでしょうか。
元大手広告代理店出身の夫婦が「タンデム」というユニットを作り、子供たちが話す言葉を集めてインスタグラム上で発信を始めたものです。次第に話題となり、現在では書籍の自費出版や、子供の言葉を実際に書き込めるかわいいデザインの『こどものことばアルバム』を販売するまでに至っています。
インスタグラムに投稿されている子供たちの発言は、どれも読むとクスっとさせられ、ほっこりとした気持ちになるものばかり。子供の純粋無垢な発言を活字に起こして見てみることで、それまで気づかなかった意外な成長や感性に気づかされることがあるかもしれませんよ。
今回は投稿された発言の中から、特に面白いものをピックアップして紹介します。
1.ちがう!ゴミじゃない!
最初に紹介するのは直球すぎる子供からの質問。
たしかにぱっと見た感じは黒っぽいし、もしゃもしゃしているからホコリのようにも見えなくもないですが、言われたパパはちょっとショックですよね。思ったことをそのまま言ってしまう2歳ならではの発言です。
「これは胸毛っていうんだよ~。トキオにもいつか生えてくるんだよ~」といった具合にパパは答えたのでしょうか。トキオくんからの質問の後、どんなやり取りがあったのか気になりますね。
2.優しい言葉の裏にちゃっかりな一面が…
こちらは子供の発言だけを聞けば「わ、優しい!」と思ってしまいますが、実はちゃっかりとした一面が垣間見られるかわいらしい一言になっています。
自分の大好きな部分だけしっかり食べて、残りのあまり好きじゃない部分やおなかいっぱいになった場合、ママに「どうぞ~」としてくることありますよね。私自身も何度似たようなことを娘からされたことでしょうか…。
3~4歳位の口が達者になってくるころの子供の発言は、変なところで妙に大人ぶっていたり、ちょっぴりかわいらしいうそを織り交ぜてきたりと、聞いていてツッコミどころが増えるのが面白いところ。
がく君のママも「何言ってるのよ~」と言いつつ、つい笑ってしまっているのだろうなと光景が目に浮かんできます。
3.お父さんのすね毛は〇〇じゃありません…
1番最初に紹介した、パパの胸毛を見て「ゴミ?」と言ったエピソードと同じくらいショッキングな一言ですね…。外で見かけた草によっぽどパパのすね毛がそっくりだったのでしょうか。
似ているもの同士をリンクさせて「これは○○なの?」と聞けるまでに成長した娘にはパパも大喜びかもしれませんが、愛娘にすね毛を指摘され、もしかすると「処理したほうがよいのかな…」と困惑してしまったかもしれませんね。
4.ふとした疑問の一言にほっこり
子供は年齢が上がるにつれて、「なんで?どうして?」と自分が気になったことを質問するようになりますよね。質問内容も、大人がすぐに答えを言えるものからときには返答に一瞬困ってしまうようなものまで、実にさまざまです。
こちらのもとい君の質問は実に発想がユニーク。今まで考えたことはありませんでしたが、自分が見てきた夢の中でも目は開いていたな、と大人もはっとさせられる着眼点が子供らしいですよね。
このときに「なんでだろうね?」と親が投げかけてあげると、自分なりに答えを考えて結論を出すこともありますが、その答えの内容がとんちんかんだったり、大人には到底考えつかない視点から導き出した答えだったりして、ますますほほ笑ましくなってしまうことも。子供の無限の想像力が垣間見られるチャンスですね。
5.ホワイトハウスだよ!
こちらは読んでいて思わず吹き出してしまう言い間違いです。ホワイトデーをホワイトハウスと勘違いして覚えてしまうなんて、さすがはアメリカ在住の子供、といったところでしょうか。
バレンタインデーのお返しをもらえたのがよほどうれしかったのか、言い間違えたまま連呼しているところがほほ笑ましいです。わざと訂正しないで、来年のホワイトデーにもぜひ「ホワイトハウスだよ!」と言って欲しいな…とつい思ってしまいました。
6.お母さんを心配するが故に出た一言だけど…
子供が発する一言はストレート故に、ときとして残酷に聞こえることもあります。こちらのえいと君が放つ一言もママにとってグサッとくるもの。
4歳頃だと、ちょうど子供の視線の高さにママのお尻があるくらいなので、見る機会が何かと多いのでしょうか。小さな子供の感覚からしたら、ママのお尻もかなりのビッグサイズに見えるはず。「ぼくのお尻より大きい!重たそうだし大丈夫かな?」と心配に思った流れで出た一言なのかもしれませんね。
単純にママが心配だから言ったとしても、唐突に予想外なことを言われて返答に困ってしまっただろうな…と思いました。
7.惜しいっ!カニじゃない…
こちらは1歳児のキュートな言い間違えです。クワガタを見て「カニ!カニ!」だなんて、想像しただけで笑顔になってしまいます。たしかにカニのハサミのように見えますが、惜しい!「それはカニじゃなくてクワガタだよ」と声をかけたくなってしまいます。
物の名前を覚えたての1~2歳位の頃は、自分が名前を知っている物を見つけるとママやパパに大きな声で知らせてくれて、「そうだね、〇〇だね」と返事をすると満面の笑みで見つめてくれますよね。正しい名前を言えて満足している姿を見るのも楽しいですが、自信たっぷりに言い間違いをしている姿もたまらなくいとおしいですね。
8.床屋さんで…
小さな子供はなぜか単語の1文字だけを見事に覚え間違えてしまうことがしばしばありますよね。我が家の4歳になったばかりの娘も、ついこの前まで「ポップコーン」を「ポッポコーン」、「エレベーター」を「エべレーター」と、ずっと言い間違えていました。
単純な言い間違いなら笑い話で済むのですが、ときに言い間違いがおかしな誤解を生みだしかねないことも。
最後に紹介するゆうき君の発言は「きんちょう」を「かんちょう」と言い間違えて、聞いた側が思わず「えぇっ!?」と聞き返したくなるような内容に。エピソードを読む側は笑ってしまう内容ですが、きっとゆうき君のママは一瞬びっくりしただろうな、自分がママの立場だったら間違いなく二度聞きして理解した後大笑いするだろうな、と想像してしまいました。
成長を感じられる瞬間を書きとめておきませんか
いかがでしたか?子供の何気ない一言も、切り取って残しておけば立派な成長記録になりますよね。
我が家の娘も、以前はおかしな言い間違いやとんちんかんな発言が多く面白いなと思っていたのですが、いつの間にか正しい言い方に直っていたり、当たり障りのない発言になっていたりするのを聞くと、「ちゃんと言えるようになったなんて成長したな、でもちょっぴり寂しいな」と感じてしまいます。
写真と同様、子供の発言もその一瞬限りの貴重な成長の一コマです。皆さんも「面白いこと言うな」「かわいらしい言い間違いをしているな」と感じたら、ノートやメモなどに書きとめておくとよいかもしれませんね。
あとで見返した際に、素敵な思い出にきっとなるはずですよ。