『世帯経営ノート』がリニューアルされました
2017年5月に発売されてから7ヶ月で初版1000冊が完売した『夫婦で産後をデザインする世帯経営ノート』。
2018年1月22日に、内容がリニューアルされ新たに販売がスタートしました。
どんな本?どのような観点で作られたの?
『世帯経営ノート』とは、提示するテーマに対し夫婦で話し合って決めたことをノートに書き込んでいくことで、意識を共有することを目的としたノートブックです。Logista株式会社が販売しています。
結婚後、妊娠~出産までは夫婦二人での生活なので、それぞれお互いの好きなことを楽しんだり、夫婦でその楽しみを共有したりすることができますが、出産後はその生活が一変。子育てを通じてお金のことやこれからの生活のことを再構築しなければいけない場面も出てくるでしょう。
その中で夫婦の意識がすれ違うことも出てきます。「パパが家事を手伝ってくれない」「ママが小遣いをくれなくなった」など、ささいなことが原因で離婚問題に発展することも…。産後クライシスなどもこの一例ですよね。
『世帯経営ノート』は、夫婦がお互いに協力し合える関係・信頼し合える関係をパートナーシップと位置付け、それを築きながら子育てを円滑かつ子供が成人するまで幸せに過ごせる、といったより良い関係を提供することを目的として作られました。
初版からパワーアップ。どこをリニューアルしたの?
- 初版に比べてページ増、ボリュームアップ
- 夫婦会議の進め方や対話のコツなどを見やすくまとめたページが登場
- 夫婦会議の議事録・我が子へのメッセージが書き込めるページもプラス
- 夫婦で分担する家事一覧表や夫婦のビジョン共有のページデザインを一新
- 「子育て」「人間関係」「私の歩み」のページは質問事項を充実・お互いの気持ちがより共有しやすくなります
- 読みやすさ・書き込みやすさに関しては大幅に改良
『世帯経営ノート』の特徴について解説します
ここからは更に掘り下げて、『世帯経営ノート』の特長や使い方などを紹介します。
1.前向きな気持ちで対話することで、産後クライシスを解決できる
話し合いの場を持とうとしても、いつもけんかになってしまう、あるいはけんか腰でしか切り出せないという夫婦も見られます。
『世帯経営ノート』には夫婦会議の進め方や対話のコツに関しても細やかに記載されています。また話し合いの道筋が設定されており、それに進んで掘り下げていくことで話が脱線することもなくなります。
また、夫婦それぞれの意見を書き込めるスペースがあり、けんかになりそうなときでも冷静に考えながら記載するなど夫婦で工夫をすることで相手に気持ちを伝えられるほか、意識共有ができると言ったメリットが生まれます。
2.危機を乗り越え、今は円満な関係を築く夫婦が制作
『世帯経営ノート』を企画・制作したのは、Logista株式会社の共同代表CEOである長廣百合子・遥夫妻。この夫妻も産後クライシスになり、離婚危機に陥った経験を持っています。働き方・暮らし方を見直しながら、この危機を乗り越えたそうです。
また、Logista株式会社が定期的に行う各種セミナーに参加された方や、実際に産後クライシスなどの危機に直面した夫婦それぞれにヒアリングを行うなどの工夫を重ね、夫側の意見・妻側の意見それぞれを織り交ぜて作り上げました。
3.我が子に「パートナーシップ」を伝えるきっかけになります
『世帯経営ノート』には、夫婦の営みやお金に関することなど赤裸々なことも記載する項目があります。
「私たちはこのようなプロセスをへて幸せになった」「こういう話し合いも必要」など、なかなか我が子には切り出せない内容でも、結婚して夫婦の危機に直面しないよう、はなむけとしてこのノートを渡してみてはいかがでしょうか。
ハウツー本に書かれていることもある、夫婦とはこうあるべきという記載もなく、人間味のあるストーリーをへてパートナーシップを極めたことを伝えられそうです。
『世帯経営ノート』はここで購入できます
『世帯経営ノート』は、Logista株式会社が運営する「産後夫婦ナビ」のサイトから購入可能です。価格は1冊2,160円(送料別)。
妊娠中や産後・育児期にある夫婦を対象としているため、産後クライシスに悩む夫婦にも最適。夫婦で使わずとも、自分用に気持ちを整理するため購入することもよいのではないでしょうか。
夫婦の対話は必要です
何気ない話はできるけれど、お金や子育ての話になると途端に避けてしまうということもあるかもしれません。こういった点は夫婦で足並みをそろえていかないと、修復できない程のすれ違いに発展してしまう場合もあることでしょう。また、子供が中心になってしまい夫のことが考えられなくなったというケースも見受けられます。
日記感覚で気づいたことを書き残すのも良いですし、「気持ちをどう表現して良いか分からない、うまく言葉にできない」という理由で話ができない方も、自分の気持ちと向き合いながら素直な心を書きだすノートにしても良いかもしれませんね。
使い方はあなた次第。まずは1冊準備してみませんか?