2人目妊娠中の体調不良は「やめる勇気」でやり過ごす
上の子がいる中での妊娠生活は、1人目の妊娠生活とはまったくの別もの。上の子のお世話というやめられない母業がついて回るわけですから、本当に大変です。
まじめな人こそ「ちゃんと相手をしてあげないとかわいそう」「しっかりしなきゃ」と無理をしてしまうかもしれませんが、それは間違い。やることが多い妊娠生活だからこそ、余力がある程度のところでやめる勇気が問われます。
ここからは、2人目の妊娠中にやめるべきことについて4つお伝えします。
掃除を日課にするのは、やめる
毎日の掃除が日課という人も、妊娠中は「汚れが気になるときだけ」に切り替えてOK。ちょっとしたほこりや汚れは許容範囲内。体調がよいときに、できる範囲で掃除をすれば大丈夫です。
また、掃除は必ずしもママがすべきことではありません。パパに任せてもOK。上の子の年齢によっては、ちょっとした拭き掃除やコロコロクリーナーを上の子に任せてもよいでしょう。「私がやらなきゃ」という感覚を捨てて、助けてもらいましょう。
さらに、掃除や料理などの家事をまるっと代行してくれるサービスもたくさんあります。利用してみるのも手ですよ。
「キッチンに立ってこそ料理」という考え方をやめる
妊娠中は立っているだけで疲れてしまうことがあります。ご飯の炊けるにおいや、冷蔵庫の中のにおいで気分が悪くなることもあるでしょう。そんなときはキッチンに立つのをやめて、市販の総菜やレトルト食品・缶詰・冷凍食品を使いましょう。
特にベビーフードや幼児用のレトルト食品は、味だけでなく安全性にこだわっている商品も。上の子がまだ幼児食の年代なら、親の食事と別で用意するのは大変。どんどん頼っていきましょう。上の子と買い物に行ったら「どれがいいかな」と選ばせてあげれば、進んで食べてくれるかもしれませんよ。
買い物のために、無理をして出かけるのをやめる
妊娠中は外で買い物をすることすら苦痛になることも。そんなときは、ネットスーパーや通販を活用しましょう。自宅にいながら食品や生活用品、薬や本にいたるまで、あらゆるものが手に入ります。上の子のために、自宅で楽しく過ごせるおもちゃも購入できますよ。
「買い物に出なくちゃ」という考え方をやめて、家にいながらなんでもできると思うだけで、気が楽になりませんか。
上の子のお世話を、自分だけの役目と考えるのはやめる
大切な上の子のお世話は、ママである自分がしなくてはと思い込んでいませんか。その考え方も、いったんやめてみても良いかもしれません。
ママ以外に、上の子の遊び相手になってくれる人がいれば、ママは少し気持ちを休められるはず。夫や祖父母などの家族、あるいは民間のベビーシッター、行政のファミリーサポートなど、託児の方法を複数用意しておくと出産後も安心できます。
預けるのはかわいそう…などという考えは無用。子どもはママだけで育てるのではなく、たくさんの人たちで支え合って育てればよいのです。罪悪感など持たずに、託児も手段の一つとして考えてみてくださいね。
徹底的に「やめる」ことで、妊娠期をやり過ごそう
妊娠中はママの体調が第一。「上の子を散歩に連れて行かないと…」「最近は児童館に行ってないな…」など上の子のことが気になると思いますが、まずはご自身の体を優先してください。
家族をはじめとした周囲にも、妊娠にともなう不調について伝え、協力してもらいましょう。とにかく今は無理をせず、やめられることは何でもやめること。2人目ならではの妊娠生活を、うまくやり過ごしていきましょう。