入院後に後悔しないために、パパに伝えておくべき3つのこと
出産入院中、主にパパが家事や育児を担うという家庭にとって「パパが日々の家事や子どものことを把握しているか」は、とても大切な視点です。とくに、普段は仕事中心で、家事や子育てはママのヘルプ程度だったパパや、上の子と過ごす時間は週末がメインだったという場合は、事前に家事や育児についてじっくり共有しておく必要があるでしょう。
特にこれからお伝えする3つの視点は、バタバタと出産準備をする中で見逃されがち。いざというときに「伝えておけばよかった…」と後悔しないためにも、念入りに情報共有しておいてくださいね。
パパが普段は担当していない家事の手順
普段「ママの手伝い程度の家事はできる」というパパの場合、ノータッチだった家事の手順については手厚く伝えておくことをおすすめします。
たとえば以下のような家事は見逃しやすく、注意が必要です。
- 洗濯機や炊飯器など、電化製品の使用方法
- ごみの分別方法
- お風呂の沸かし方
いつもはパパの帰宅前にママが洗濯や炊飯を終えていることが多い場合、パパは家電の操作方法すら知らないかもしれません。完璧な家事は求めないまでも、最低限の洗濯、炊飯程度はできるようになってもらいたいですよね。
また、朝のゴミ出し担当のパパでも、ごみの分別方法やまとめ方を知らないケースも。ママが用意したごみ袋を集積所まで運ぶだけだったパパは要注意です。特に、隔週で出すごみは見落としがち。カレンダーなどに書いておくと安心です。
上の子の生活パターンや、基本的なお世話のコツ
パパが普段目にしていない時間帯の子どもの過ごし方については、しっかり共有しておきましょう。
例えば、子どもが何時に昼寝をして、夕方はどのように過ごしているのか。ママにとっては毎日のルーティンでも、日々見ていないパパにはわからないものです。
また、上の子はママがいない寂しさから情緒不安定になる可能性も。機嫌が悪くなったときの対処法や、気分を紛らわすことができる「お気に入りのもの」「ハマっている遊び」なども伝えておくと安心です。
なお、季節に合わせた子ども服やおやつの場所についても共有を。引き出しに目印をつけ、どこに何が入っているか示すのもよいですね。特に、通園している子どもがいる場合、園に持参する荷物はひとまとめにして、準備しやすいよう工夫しておくことをおすすめします。
園の預かり時間に合わせた送迎の可否(通園児の場合)
上の子が幼稚園や保育園に通っている場合、登園や降園の時間に合わせて送迎が可能か、今一度確認をしておきましょう。いつもママが送迎していた時間に間に合わないなら、園と調整が必要かもしれませんね。
パパが育休を取得できる環境であれば、利用するのも手です。送迎に慣れない中で焦って送迎すると、忘れ物や思わぬトラブルのもとになるかもしれません。余裕を持って送迎できるように工夫したいところです。
なお、上の子が未就園の場合でパパが仕事を休めない方は、日中に預かってもらう先とパパがしっかり連携できるよう、夫婦で準備をしておきましょう。
パパとの引き継ぎさえうまくいけば、出産入院は安心
2人目出産を夫婦で協力して乗り切るには、パパの戦力を最大限にいかすことが大事です。まずはパパが今までできていたこと、これからできるようにならなくてはいけないことを夫婦で整理し、出産入院までに課題をクリアしていけるようにしたいところですね。
引き継ぎは面倒に思えるかもしれませんが、しっかり行っておけば、出産入院中に不安になったり、パパからいちいち問い合わせがきたりすることがなく、結果として楽に過ごせるはず。見逃しがないように、夫婦で出産に向けて準備を進めていきましょう。