三つのマストアイテム
洗濯に掃除、育児に仕事など、環境は違えどママは毎日大忙し。できれば少しでもかかる時間を短くして、効率よくやるべきことをこなしたいですよね。
そんなママのために、今回は短時間で簡単においしく作れるレシピを紹介。作るにはマストアイテムが三つ必要なのですが、それさえあれば簡単においしい料理を作ることが可能ですよ。
その三つとは、ポリ袋、プラスチック製保存容器、はさみ。大抵のご家庭で普段から使っているのではないでしょうか。もし無い場合でも、100円ショップなどで手軽に手に入れることができますよ。
その3アイテムがなぜ必要なのか、良さとともに詳しく紹介していきます。
1.ポリ袋
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ポリ袋は立派な調理道具なのです。ポリ袋(高密度ポリエチレン)の耐熱温度は110度と高く、沸騰したお湯でゆでても問題ありません。
その性質をいかし、食材と調味料をポリ袋にいれて密封し、鍋でゆでるだけの「セミ真空調理」ができますよ。普通の調理道具ではなかなかできない調理法ですが、ポリ袋を使えばとても手軽に挑戦可能。万能アイテムとして活用することができます。
じつは「ポリ袋」には種類があるのはご存知ですか?ポリ袋の種類によっては、調理で使えないものがあります。調理で使用する際のポリ袋は食品用、キッチン用で「高密度ポリエチレン」製のものを使用してくださいね。
塩化ビニル樹脂を使用したものや、低密度ポリエチレン製のものは、調理時の熱に耐えられないので使用しないように注意しましょう。購入時は商品の外装に記載されている注意書きを必ずチェックして、加熱使用OKの表記があるものを選ぶようにしてくださいね。
2.プラスチック製保存容器
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鍋もフライパンも使用中で、なかなか次の料理に移れない…料理している最中だと、そんなときもあると思います。プラスチック製保存容器があれば、レンジ調理でもう一品同時進行で作ることが可能。
ふたをしてシェイクすれば、ミキサーがわりにもなるので一石二鳥。メニューによってはとても効率のよい料理法になります。そのまま保存できるのも魅力の一つですね。
3.はさみ
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材料を切る道具は包丁だけではありません。はさみなら、包丁で切りづらいものも簡単にカットすることができます。
肉や魚の筋があってうまく切れないときも、はさみなら簡単。包丁を使うときの必需品である、まな板も必要ありません。
おすすめ4レシピを紹介
三つのアイテムについて使い方を紹介しましたが、これらのアイテムを活用したレシピもあわせてご紹介します。
普段なら手間や時間がかかるレシピも、アイテムを使えば時短かつ本格的な味を再現することができるのです。今回は、今すぐ試したくなるような4レシピを紹介したいと思います。
4位.味がしっかりしみ込んだ『大根の治部煮』
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材料
- 鶏もも肉:100g
- ダイコン:2cm
- ニンジン:1/8本
- シイタケ:2枚
- サヤインゲン:4枚
- 片栗粉:小さじ2
- 顆粒和風だし:小さじ1/2
- しょうゆ:大さじ1
- 砂糖:小さじ1
作り方
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- 鶏肉をはさみで一口大に切り、袋に入れる。
- ダイコンは5mm幅のいちょう切り、ニンジンは5mm幅の半月切り、サヤインゲンは半分に切り、シイタケは4分割にして袋へ。
- すべての調味料を袋に入れてよく揉み込み、袋に空気をいれながらなじませる。
- 鍋に水を入れ、沸騰したら弱火にし袋ごと入れて20分ほど湯煎して完成。
- お好みでわさびを添えてください。
煮物は味の調整が難しい、じっくり火を通さないとおいしくならなそう…というイメージを持っている方もいるかもしれません。
しかし、こちらのレシピならだしがしっかりと利いた、料亭のメニューのような本格的な味わいを簡単に楽しむことができます。全体へ均等に味をなじませることがポイントですので、しっかりと行ってくださいね。
3位.冷凍保存もできちゃう万能料理!『鶏むね肉のキノコ漬け』
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材料
- 鶏むね肉:250g
- シメジ:1/2株
- マイタケ:1/2株
- しょうゆ:大さじ1と1/2
- みりん:大さじ1と1/2
- ニンニク:1片分
作り方
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- 鶏むね肉をキッチンバサミで切る。
- シメジとマイタケをほぐし、1と一緒にポリ袋に入れる。
- しょうゆ、みりん、ニンニクも入れてよく揉み込み、袋に空気を入れてなじませてから口を縛れば完成。
下準備をすれば、そのまま保存も可能という忙しいママにとってなにかと重宝するメニュー。完成後はこのまま冷凍保存が可能です。冷凍せずにそのまま食べる際は、30分以上漬け込んでから焼きましょう。
冷凍保存をした後に焼く際は、前の日のうちに冷蔵庫に置いて解凍してからフライパンで焼くようにすると、おいしく食べられますよ。
このレシピは、包丁とまな板を使わず、ポリ袋に入れるだけで準備完了になるとっても楽チンなレシピとなっています。小さいお子さんがいる場合焼くときにバターを使えばまろやかな味に仕上がるので、おすすめですよ。
2位.お酒との相性もばっちり!『鮭の味噌漬け』
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材料
- 生鮭:2切れ
- みそ:大さじ1
- 酒:大さじ1
- 砂糖:大さじ1
作り方
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- 鮭は両面に塩少々をふり、約10分おく
- 流水で洗い、ペーパータオルで水を拭く
- ポリ袋にみそ床の材料を入れ、袋ごともんで混ぜ、均一になったら1を加える
- 片手で袋の口を絞り、もう一方の手で袋の上から鮭にまんべんなくみそ床をまぶしつける
- 空気をしっかり抜いて袋の口をきゅっと結んで冷凍する
冷凍保存後に焼く場合は、前の日のうちに冷蔵庫に移して解凍してからフライパンで焼いてくださいね。冷凍保存せずに食べるときは、30分以上漬け込んでから焼くのがおすすめ。
本格的な魚料理も、ポリ袋を使えば簡単に本格的な一品が完成します。この一品は、お酒を飲むときのおつまみとして作ってみてもよいかもしれません。その際は、小さく小分けに切るとより食べやすいですよ。
1位.手軽にできちゃう本格派炊き込みごはん『鶏めし』
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材料
- 鶏もも肉:100g
- ゴボウ:1/4本
- ニンジン:1/6本
- シイタケ:2枚
- めんつゆ:80ml
- 米:2合
作り方
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- ポリ袋を広げ、鶏肉をはさみで一口大にカットしながら入れる。
- ゴボウはささがきに、ニンジンは千切りに、シイタケは薄切りにしてめんつゆと共にポリ袋に入れれば完成。このまま冷凍可能。
- 炊くときはといだ米を炊飯器に入れ、水は規定の分より若干少なめにしてポリ袋の中身を入れる。
本格的な炊き込みご飯も、旨味がぎゅっと詰まったものを作ることができますよ。こちらも下準備をするだけで保存可能、いつでも食べたいときにすぐ作ることができます。
お休みの日に用意しておき、平日夜はスイッチを入れるだけにしておくと重宝しそうですね。
魔法のポリ袋レシピ 伝説の家政婦mako
最近では、数多くの料理研究家や芸能人の方がレシピ本を執筆しています。その中でも家政婦のmakoさんが注目、人気を集めているのをご存じですか?
makoさんは、ポリ袋を活かしたレシピを数多く発案しています。最近テレビにもよく出演されているので、見たことがある方もいるかもしれません。また、ポリ袋レシピだけではなく「1人暮らしの女性向けズボラ飯」、「彼の胃袋ゲット飯」などのユニークなレシピや、アレルギー食など老若男女に対応しているレシピを数多く展開しています。
makoさんのレシピ本を活用すれば、食卓に並べる料理のバリエーションがたくさん増えそうですね。
魔法のポリ袋レシピ 伝説の家政婦mako
メインのおかずからあと1品ほしいとき、おつまみなどさまざまなジャンルのレシピが掲載されています。
ポリ袋を活用した、簡単でおいしい料理をたくさんマスターすることができますよ。
コツをつかめばあとは自分流でも!
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今まで手がかかっていた料理も、ポリ袋を使えば簡単に作れます。また、洗い物も少なくすみ、良いことだらけですよね。
ポリ袋の使い方や用途を理解したら、自分流にレシピをアレンジして活用することだって可能。そうすればまたレパートリーも増えますし、料理が楽しくなると思います。
まずはmakoさんのレシピを参考に、ポリ袋調理に挑戦してみてください。ポリ袋を使った料理で、少しでも毎日の家事が楽しく、楽になりますように。