調理器具別、簡単なお餅の焼き方
この時期になるとつい食べたくなるお餅は、子供から大人まで幅広い年齢層に人気の食材です。しかし実際どう調理すると上手く焼くことができるのでしょうか。中々上手く焼けないという方も多いのではないでしょうか。こちらではご家庭にある調理器具で簡単に美味しく出来るお餅の焼き方をご紹介していきたいと思います。
実はフライパンやグリル、電子レンジなど、ご家庭にある調理器具で簡単に美味しくお餅を調理することが出来ます。それぞれにコツがあるので、ポイントを抑えて是非試してみてください。
フライパン
どこの家庭にもあるフライパン。フライパンでお餅を焼くとくっついてしまうのではないかと心配される方もいるかもしれませんが、ひと工夫するだけでこんがりお餅を焼くことが出来ますよ。
フライパンを予熱した後、クッキングシートを敷いてお餅を並べます。蓋をして中火で片面5分ずつくらい焼き色がついて餅全体が膨らむまで加熱してください。蓋をすることで短時間で火が通り柔らかくなりますが、こんがりと焼きたい方には蓋をしないで焼くことをおすすめします。
オーブントースター
手軽できれいに焼くことが出来るオーブントースター。パンを簡単に焼くことが出来ますので、ご家庭にあるという方も多いのではないでしょうか。上下から熱が入りますのでお餅もふっくら簡単に美味しく焼くことが出来ます。
お餅が膨らみ、表面に焼き色がつくまで4~5分焼きます。焼き終わったらオーブントースターの扉は開けずに、スイッチのみ切り2分くらいおいてください。余熱を利用することでお餅の中までふっくら焼き上げることが出来ます。焦げ防止にもなりますのでこちらの方法がおすすめです。
オーブントースターのや網が大きい時は網の上に細かい目の焼き網をのせると焼きもれを防ぐことが出来ます。
グリル
昔ながらの直火で焼くことができるので、お餅のうまみを引き出すことができます。グリルにお餅を並べ程よい焼き色がつくまで焼きます。
しかしグリルはお餅が膨らんでしまい、庫内やバーナーについてしまう可能性がありますので注意が必要です。様子をみながら焼いていきましょう。
焼き網
ガスコンロに焼き網をのせて焼く方法です。こんがり焦げ目がついて美味しく食べられます。火とお餅が近付きすぎないように距離を適度に保ち、焼き色がついてお餅が膨らむまで焼きます。
火とお餅の距離が近いと表面ばかり焦げてしまい、中まで火が通りません。適度な距離を保つことと、裏返すことがポイントです。ガスコンロは自動消火してしまう機器もあるので、注意してください。
電子レンジ
一番簡単にお餅を調理できるのが電子レンジです。電子レンジはどこのご家庭にも大体1台ずつある便利な調理器具です。簡単に美味しく調理することが出来ますよ。
お皿にくっつかないようあらかじめお餅をぬらし、お皿にのせてラップをせずに電子レンジで加熱します。お餅同士がくっつかないよう、お皿の上で少しずつ離して置くのがポイントです。
加熱時間の目安は1個だと約40秒、2個で1分少々です。きな粉を敷いてその上にお餅を置き、加熱するのも簡単にきな粉餅を作ることが出来るのでおすすめです。
冷凍したお餅の解凍方法
お餅は1袋に沢山入っている商品が多く、つい余ってしまいますよね。気づいたらカビが生えていたという経験をした方もいるのではないでしょうか。
保存方法として、すぐに食べないお餅は一つずつラップでくるみ、冷凍することをおすすめします。お餅は乾燥するとパサパサになってしまうので、正しい方法で冷凍保存、解凍をし、美味しくお餅をいただきましょう。
電子レンジ
冷凍されているお餅を底の深い耐熱用のお皿に入れます。重ならないように並べ、お餅が隠れるくらいまで水を注ぎます。
600Wの電子レンジで3~4分加熱します。電子レンジのワット数やお餅の数によって加熱時間は変わってきますのでご注意ください。
この時お餅が水からはみ出していると上手く解凍が出来ませんのではみ出さないように注意が必要です。
自然解凍
冷凍庫から出し、常温でおいておきましょう。常温でも上手く解凍できない場合は、お餅が乾燥しているということが考えられます。
お餅から水分が逃げてしまうととぱさぱさになってしまいますので、水分が逃げる前に食べきれないと思ったらすぐにひとつずつラップにくるんで冷凍するということが大切です。
しかし冷凍庫でも日々乾燥してしまいますので密封性の高い保存用ポリ袋などに入れて冷凍することをおすすめします。
簡単にできるお餅の基本レシピ
簡単に出来るお餅の基本レシピを紹介していきたいと思います。上記基本となるお餅の焼き方をひと工夫するだけで美味しくお餅をアレンジすることが出来ます。
定番のきな粉餅から少し珍しいピザ餅まで、工夫ひとつで美味しくお餅を食べることが出来ます。是非ご参考になさってください。
おせちとお餅の五目おこわ風炊き込み御飯
画像:ameblo.jp
具材と調味料を混ぜて炊くだけのお手軽レシピです。おいしい炊き込みご飯に餅の柔らかな食感が加わって、味だけでなくもちもちとして感触までもが口の中で楽しめます。
材料(4人分)
- 米:2合
- お煮しめ:300g
- チャーシュー:150g
- ごま油:大さじ1
- 醤油:大さじ1
- 塩:小さじ1/2
- 椎茸の戻し汁:160ml
- かつおの出し汁:200ml
- 切り餅:1切れ
- 三つ葉:少量
作り方
- お煮しめとチャーシューを切り、ごま油を混ぜ合わせる
- 醤油、塩、椎茸の戻し汁とかつおのだし汁を混ぜ合わせ、切った餅を入れる
- 1と2を混ぜ、炊飯器で炊く
- 炊き上がった後は軽く混ぜて三つ葉を散らす
おいしいだけでなく、お肉が入っていてスタミナ抜群なので、男の子がいっぱいいるご家庭などにおすすめです。手軽に作れるので、今日の主食にしてみてはいかがでしょうか?
3分で作れる簡単おしるこ
画像:ameblo.jp
ルクエがあれば、レンジで加熱するだけで手軽に作れるレシピです。余っているお餅を活用できるので、正月の季節などには重宝しますね。
材料
- 餅:1個
- 茹で小豆:大さじ3
- 水:大さじ3
- 塩:少々
- 栗甘露煮:2個
- 冷凍かぼちゃ:1個
作り方
- ルクエに茹で小豆とかぼちゃを入れて加熱する(レンジ500wで1分)
- 餅を1に入れ、さらに1分加熱。餅を返してさらに1分加熱する
- お椀に盛り付け、栗の甘露煮を乗せて完成
小豆と栗の甘みがお餅によく合います。お手軽に作れる食後のデザートとして、いかがでしょうか?
チーズ大根もちの磯辺巻き
画像:ameblo.jp
餅のもっちりとした食感と、大根の食感が楽しめそうですね。食事のおかずとしてだけでなく、小腹が空いた時に食べてもちょうど良さそうですね。
材料
- つま大根:100g
- 大葉:10枚
- ピザ用チーズ:50g
- 顆粒だし:小さじ1
- 塩:少々
- 片栗粉:大さじ3
- ごま油:適量
- 焼き海苔:1枚
作り方
- つま大根と大葉、ピザ用チーズ、顆粒だし、塩を混ぜる
- 片栗粉を混ぜる
- フライパンで2を焼く
- 焼きあがった3を4等分に切って海苔を巻いたら出来上がり
大根だけでなく、自分の好きな材料をアレンジで巻いてみてはいかがでしょうか。自分なりのアレンジを試してみても楽しいかもしれないですね。
お餅を簡単な焼き方やアレンジレシピで楽しもう
ご自宅にある調理器具で簡単、手軽にお餅を焼くことが出来ます。自分好みの焼き方を見つけ、上手くアレンジすることで余りがちなお餅の食べ方が広がります。
お鍋やお雑煮の定番具材であるお餅。お正月に家族でお餅つきを楽しむのも良いですね。様々なアレンジレシピで、いつもと違ったお餅の食べ方を楽しんでみましょう。