産後を少しでも快適にするために、妊娠後期にできること
出産までのカウントダウンが始まる妊娠後期は、産後の生活を快適にするための準備期間にあてるのがおすすめです。産後は出産の疲れや赤ちゃんのお世話があり、生活の快適さのためにあれこれするのは難しいもの。
体調に問題がなければ、今からできることはやっておくと、産後に「よかった」と思えるでしょう。
赤ちゃんのお世話スペース作り
赤ちゃんが生まれた後では、家を大掛かりに片付けたり、赤ちゃんのお世話に適した状態に模様替えをしたりするのは大変です。まさに、妊娠中の今がチャンス。家族と協力して、赤ちゃんと暮らす準備をしましょう。たとえば、赤ちゃん用グッズの置き場所を確保することもその一つ。収納内の断捨離、キッチン周りの整理整頓をしておくと、ベビーグッズをしまう場所が確保できます。
また、退院後の暮らしに合うよう、お部屋のレイアウトを変更しておくのもよいですね。小さなスペースでも、日常のお世話用品を集めた「赤ちゃんスペース」を作ってみましょう。お世話の効率がよくなり、産後に助けられるはずですよ。
なお、ソファやテレビなど重いものを動かしたいときはくれぐれも無理をせず、家族などを頼りましょう。
夫と産後の生活について話しておく
ママは妊婦健診などを通じて、赤ちゃんとの生活をなんとなくイメージできているかもしれません。しかし一方で、夫は何もイメージできていないということも。
産後に夫が何もかも初めて知るよりは、妊娠中から一緒に情報を得ておくと、産後の早い段階から助け合う関係になれるかも。「新生児の生活リズムはどんな感じかな」「役所に出す書類は何があるかな」など、一緒に情報を得ましょう。また「おむつ替えは交代ね」など、育児に関するルールを決めておくのもおすすめです。
また、産後の家事について話し合うにも、妊娠後期がベストタイミング。この段階で家事の一部を夫の担当にすることで、産後に話し合いの時間を取らなくていい分、楽になります。「産後は外に出られないから、ゴミ出しや買い物はお願い」など、担当分けについて夫婦で共通認識を持ちたいですね。
体調に合わせた運動
担当医師から、適度な運動をしてもよいと言われているなら、無理がない範囲で体を動かすのもおすすめです。運動は気分転換になり、産後のための体力維持にも役立つでしょう。気が向いたときに運動できるのも、出産前ならではの良さですね。
運動の種類は、ストレッチやマタニティヨガ、散歩など、医師の許可が出る範囲で。散歩などで自宅を離れるときは、万一破水したり陣痛がきたりしたときのことを想定して、携帯電話や母子手帳、保険証、お金は持って出るようにしましょう。
やり残したことはないか、見直してみましょう
赤ちゃんとの対面は楽しみなものですが、産後は生活の快適さを向上させるための時間が取りにくくなるのは事実。妊娠中にできることはマイペースに済ませておくと、産後の生活が快適になりそうですね。
例に挙げたほかにも、人によってはヘアカットやカラーリング、歯科受診など、やり残したことがあるかも。心残りがないように見直して、産後に「やっておけばよかった」と思うことがないようにしましょう。