妊娠後期から臨月は準備がたくさん
妊娠後期に入るといよいよラストスパート。おなかも大きくなり、自由に動くのも難しくなってきます。そんななか、入院準備や赤ちゃんの生活用品準備など、いろいろとやらなければならないことが。
身の回りの準備も必要ですが、実はそれ以外にもやっておいたほうが良いことがあるようです。妊娠、出産を経験した先輩ママたちの体験談を聞いてみましょう。
きっと初産ママの役に立つはずです。
指輪をはずしたほうが良いの?
まずご紹介したいのは、多くの先輩ママたちが経験した指輪に関しての準備。
女性向けアプリ『ママリQ』でも、数多くの体験談が投稿されていました。
指輪はむくみや体重増加の影響で外れなくなることもあります。
病院によっては指輪を外して出産しなければならないところもあるので、外せないなんてことにならないよう事前に保管しておくと良いです。
指輪だけでなく、アクセサリー類はできるだけ身に付けず、緊急事態にそなえておくと良いかもしれません。
万が一、失くしてしまったら悲しいですからね。
出産前にやっておきたいことリスト
陣痛がきてから慌てて準備をするのは大変ですので、出産前にできる限りの事はやっておきたいもの。
そこで出産前にやっておいたほうが良いことをピックアップしてみました。これから出産へ臨むママの参考になれば幸いです。
1.指輪を外して保管しよう
上記で先輩ママたちが経験したことにも書きましたが、指輪は事前に外しておきましょう。もし外れなくて病院で指輪を切られてしまうなんてことになったら大変です。
実は筆者も現在妊娠8ヶ月なのですが、先日病院の看護師さんに「指輪は外しておいたほうが良いですよ」と声をかけられました。
実際、指がむくみ指輪が外れにくくなってきていますので、そろそろしまっておこうと思います。
2.マニキュアは落としておきましょう
かわいいネイルが好きなママもいると思いますが、出産前には落としておきましょう。それは、血液の中に十分な酸素が送られているかを、確認するための検査ができないからだそうです。
指先に洗濯ばさみのような小さなモニターをつけて、体の中に十分な酸素が送られているのかが分かる機械があり、そのモニターが、マニキュアをした爪先では正常に働かなくなってしまいます。
妊婦さんの安全を考慮したことなので、事前に落としておきましょう。
3.爪は短く切っておく
爪が長いと赤ちゃんを抱っこしたときに、ひっかいてしまう危険性が。また、爪の中に菌がたまってしまうこともあります。
赤ちゃんを傷つけないためにも、爪は短く切っておきましょう。
産婦人科のホームページにも以上のことが記載されています。順調なママでも、緊急帝王切開に備えて準備しておきましょう。
- 医療生協さいたま生活協同組合 埼玉協同病院「産婦人科 入院案内」(http://kyoudou-hp.com/sinryo/shinryoka/sanfujinka_nyuin/,2017年7月23日最終閲覧)
- 医療法人社団吉徳会 あさぎり病院「産科案内/帝王切開について」(http://www.asagiri-hp.or.jp/sinryouka/sanhuzinka/tokushoku/sanka/teiousekkai.html,2017年7月27日最終閲覧)
先輩ママの聞く、他にも出産前にやっておいたほうが良いおすすめリスト
他にも出産前にやっておいたほうがママも楽になることがあります。先輩ママおすすめのやることリストをママリQからピックアップしました。
赤ちゃんと退院してからは体も回復しきれていないので、無理はできません。入院前にやっておけば、後の生活が楽になるかもしれませんよ。
筆者もこれから出産なので、参考にしたいと思います。
1.出産前の美容院へ行っておこう
出産前に行っておきたいのが美容院です。出産してからだと、なかなか行くことが難しくなってしまいます。
出産前に髪をきれいにし、整えておけば長い期間行かなくても大丈夫です。おなかが大きくなりすぎると長時間座っているのもつらくなってしまいます。
できる限り、早めに行きましょう。
2.オイルやワセリンで乳頭マッサージをしよう
一人目は完母一ヶ月には落ち着きましたが二人目は二ヶ月、上の子の育児もストレスでなかなか母乳も増えず、下の子が飲むのが下手なのと、断乳から、ケアしてなくてチチカス溜まってたのか、産後に必死でオイル塗ったりしました 笑
勿論切れましたし、乳頭もマッサージたいぎくてなかなかやらなかったです。やっておくのがおすすめですよ~。
赤ちゃんがおっぱいを飲むときに、乳頭(乳首)が柔らかくないと飲みにくく、切れてしまうことがあります。事前にオイルやワセリンなどを塗ってマッサージをしておくと後が楽です。
先輩ママはマッサージをやらなかったためか、時間がかかったそう。筆者自身も一人目のとき、マッサージをしなかったため切れてしまい、痛い思いをしました。
3.冷凍作り置きおかずを作っておこう
入院中、パパのご飯をどうしたら良いのか悩んでいるママも居るのではないでしょうか。そんなときは冷凍作り置きおかずを作っておくと助かります。
電子レンジで温めて食べるだけと簡単なものを作り置きをしておけば、パパでも簡単に食事の準備ができます。
パパだけでなく、退院したママもご飯づくりをする際に使えるのでおすすめです。
4.出産前も適度な運動をしよう
ウォーキングは妊娠初期から出産まで、唯一ずっとつづけて良い運動です。
私は体調の良い日は1~2時間ウォーキングしていました。
ただ、今は気候的にも暑すぎるので、こまめに水分補給をし無理はされない方が良いと思います。
あとはマタニティヨガに行っていましたよ。ストレッチも出来、適度に汗もかき、気分もスッキリするのでおすすめです。
まゆゆーんさんがされている階段上り下りも良いみたいですね。私もなるべくエレベーター、エスカレーター使わずに上り下りしていました。
運動しなさすぎて、筋力が衰えると体力勝負の出産と産後がしんどいと思います。
無理せずですが、適度に運動されると良いと思います
妊娠中は動くのがおっくうになるかもしれませんが、適度な運動をしておかないと出産がしんどくなることも。
運動をしないと筋力が落ちてしまい、出産に必要な力が足りなくなってしまいます。筆者は一人目の時、運動をしなかったため分娩台に乗ってから苦労しました。
出産が終わったら全身筋肉痛になっており、動けなくなっていましたので、ウォーキングやストレッチなどをやっておきましょう。
出産前の入院に向けて用意したい持ち物
出産のために入院する場合は、必ずしも予定通りになるとは限らないので、早めに必要なものを用意しておきましょう。
入院中に使うものだけでなく、退院後に家に帰るための赤ちゃん用品や着替えなどもあると安心です。
- 保険証
- 母子健康手帳
- 筆記用具
- 印鑑
- 診察券、問診表
- 前開きのパジャマ
- 腹帯やウエストニッパー
- タオル複数枚
- 産褥ショーツ
- 授乳用ブラジャー
- 母乳パッド
- 退院時に赤ちゃんが着るもの
- ペットボトルの水やお茶などの飲み物
- スキンケア用品やリップ、ハンドクリームなど
入院中に必要になるパジャマやタオル、歯ブラシ、マグカップなどは病院で用意してくれるところもありますので、事前に病院に確認しておきましょう。
- 明石医療センター「入院準備物」(https://www.amc1.jp/gyne/obstetrics/delivery/preparation.shtml,2024年6月13日最終閲覧)
- 坂本産婦人科クリニック「入院準備から出産まで」(http://sakamotolc.net/nyuin_shussan/,2024年6月13日最終閲覧)
- 産婦人科 菅原病院「入院する前の準備」(https://www.sugawara-hp.jp/preparation.html,2024年6月13日最終閲覧)
出産前にすませておきたい手続き
出産後はママの体力も落ちていますし、赤ちゃんのお世話でバタバタしてしまうので、出産にまつわる手続きや入院に必要な支払いなどについても、あらかじめ準備しておきましょう。
- 入院中に退院の手続きや費用の支払いを済ませておく
- 出産予定日6週間前から取得可能な産休の申請をしておく
- 出産育児一時金は出産予定日の2か月前から申請できる
また、出産後すぐに手続きが必要になるものもありますので、申請方法や必要書類などの準備は出産前に整えておくと、スムーズに手続きに移れます。
- 出生後14日以内に出生届を出す
- 出生後15日以内に児童手当の申請をする
- 出生後はなるべく早く健康保険へ加入する
退院後に向けてベビー用品の準備も忘れずに
入院する際には、退院して家に帰るときのことや、家に帰ってから赤ちゃんと一緒に暮らすときのことまで想定して準備しておきましょう。
赤ちゃんのために必要なグッズは、出産前には使ったことがないものばかりですので、何が必要になるのかあらかじめチェックしておいてくださいね。
- チャイルドシート(退院時に車で帰る場合は入院前に用意しておく)
- ベビーベッドやベビー布団
- 防水シーツ
- 授乳クッション
- ベビーバス
- ベビーソープやスキンケア用品
- 赤ちゃん用爪切り
ベビーカーや抱っこ紐などは、赤ちゃんのお世話をしながら必要に応じて買い足しても遅くありません。また、ベビー用品をまとめて収納できる整理ボックスなどもあると便利です。
できることをして、準備万端で出産に臨みましょう
出産にむけて準備することはいろいろありますが、何よりもまずママや赤ちゃんに負担がかからないようにし、なるべく早めに取りかかることをおすすめします。
臨月を迎えてから買い物に行ったり荷物を整理したりするのは大変ですし、通販などを利用する場合は、すぐに荷物が届かないこともあるので、買う必要のあるものは余裕を持って購入しておきましょう。
また、入院のために準備するものだけでなく、出産に臨むママ自身の心身が楽になるよう、マッサージや運動などを取り入れ、体調がよいときにおかずを作り置きしておくことなども出産の準備の一環になります。
出産は予定通りにいかないこともありますので、先輩ママの体験談なども参考に、安心して出産できるよう準備を進めていってください。