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出産時に便が出ちゃったら!?助産師さんに聞きたい3つのこと

出産は女性にとって大仕事というより命がけ。普段は冷静な人でも、我を忘れて大騒ぎしてしまう人もいるでしょう。それぐらい頑張らなければいけないことは分かっているけれど「私、大丈夫なんだろうか?」そんな妊婦さんのなかなか聞けない不安なことを助産師さんに聞いてきました。さて、助産師さん目線から解決しましょう。

PIXTA

出産の不安は当たり前だけど、取り乱さないかも心配

出産が近づくにつれてどうしても不安なことが出てきてしまいますよね。初めての出産であればなかなか想像もできないのでなおさらでしょう。

何度経験しても陣痛は痛いと感じる人が多いと思いますが、実際に自分が冷静でいられるかどうかも気になるところです。出産に向けてのちょっとした不安を3つ、妊娠中である今のうちにできるだけ解決しておきましょう。

なかなか聞けないこと① 出産時に便が出ちゃったら?

出産 PIXTA

赤ちゃんの通り道(産道)は便の通り道に近いためにいきんだ時に一緒に出てしまうこともあるようです。陣痛に合わせていきむ訳ですが、それも排便時のいきみ方とほぼ同じなので仕方のないことです。

しかも陣痛や出産で必死の産婦さんにとって「トイレにいこう」といった排便の余裕もないでしょう。

さて、助産師さんはどう感じるのでしょうか?

どうぞ出してください!お産も早まりますよ!

何人かの助産師に実際聞いてみましたが、笑って「どうぞ出してください!」という返答でした。

産道は少しでも広い方が赤ちゃんもスムーズに出やすいので、排便した方がお産が早く済むよ!と言ってくれた助産師もいました。出産前に浣腸をするという病院もあるようです。

私の場合は、導尿されました。陣痛の痛みから排尿の感覚もなく助産師から「おしっこ溜まってるね、導尿しようか」と一言。「だ、大丈夫です」と一度断ったものの「産道が少しでも広がって、お産が早く進むからね」と説得されて導尿しました。

自分ではおしっこに行きたいなんて思いもしなかったのですが、かなりの量が出たようでびっくりしました。

もちろん旦那さんにも気づかれないように片付けるよ!

立ち合い出産を希望している妊婦さんにとって、やっぱりウンチが出ちゃうのを旦那さんに見られるのは恥ずかしい...というより絶対イヤですね。

そんな妊婦さんの思いは汲み取っている助産師が多いようです。ウンチが出たら「あー、早く赤ちゃんが出てくるかな?」程度にしか思わないそうです。

それにチャチャッと片づけるし、もちろん旦那さんに見られないように配慮するよ、との心強いお言葉をいただきました。さすがプロ、心強いです。

なかなか聞けないこと② 大声で叫んで騒いだら?

叫ぶ PIXTA

陣痛は痛いものです。痛くなければ産めない!といった言葉もありますが、大声で騒いだり叫んだりすることもあるでしょう。

私は切迫早産で入院中に陣痛室に近い病室だったため、多くの妊婦さんの叫びを耳にしました。その声を聞いていると、切迫早産で入院しているのにおなかが張ってきたこともありました。

「うるさーい!出て行け!」「ほんっとに!赤ちゃんもういい!」

そんな言葉も聞こえてきました。旦那さんが陣痛室の前で立ちすくんでいる光景も何度も見ました。

声を出して楽になるなら叫んでください!

一昔前は「痛みを耐え忍んで産む」ということが美学のように語られていましたが、今は違うようです。

助産師曰く「声を出して、イキミ逃しができるなら出して!」とのことでした。また「叫ぶの恥ずかしい・・・なんて思っているうちはまだ産まれない」とも言っていました。

出産後に変な目で見たりしない!

出産に立ち会ってくれた助産師さんは、赤ちゃんやママの様子を見に来たりしてくれますね。大声で叫びまくっても、分娩後入院で顔を合わすんです。

そんなとき、助産師はどう思うのでしょうか?答えとしては「頑張ったなぁ」くらいにしか思わないようです。私が話を聞いた助産師さんは、「ものすごいおとなしい妊婦さんだったんだけど、死ねって言われた(笑)。でも気にしない」

それぐらい本気で陣痛と戦い、赤ちゃんを産んだんだという証拠なんですね。

なかなか聞けないこと③ お産のときに暴れたら?

蹴り PIXTA

陣痛に耐える方法として、音楽を聴く・呼吸を整えるといったことも言われていますが、痛みに耐える方法は人それぞれです。

大好きな音楽を用意していても、途中で雑音にしか聞こえなかったという人も。

痛みのあまり、お産のときに暴れてしまったらどうしようを不安に感じている人もいるはずなので助産師に聞いてまいりました!

旦那さんが決め手

過去に自分ではないけれど、目の前で「先生が蹴られているのを見た」という助産師さんが教えてくれました。分娩台の上から先生が肩を蹴られたそうです。

立ち合い出産の場合に限られてしまいますが、旦那さんが決め手とのことでした。旦那さんは男なので力も強いうえにサンドバッグ代わりになってくれるはず!と笑って教えてくれました。

あまり数は多くないものの、どうしても暴れてしまう場合には助産師さんは複数で対応するようです。

出典元:
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助産師は「どんと来い!」と構えている

看護婦 PIXTA

出産については不安が多いですね。小さな悩みから大きな問題まで挙げたらキリがありません。今回はそんな悩みがちな妊婦さんが「ちょっと気になること」をまとめてみました。

全てに共通することは、助産師がドンと構えていることです。聞いている私もお産に向けてとても安心できました。

私のように、ちょっと気になることはなんでも出産する病院の助産師さんに尋ねてみるのもおすすめです。助産師さんはお産のプロ。どんな質問にも答えてくれるはずですよ。出産する産院の助産師を信頼して出産に臨んでくださいね。

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