先輩ママたちの書いてよかった事やこだわりのバースプランを知りたい!
妊娠中期を迎えると、体調が安定してきたり、妊婦健診で動く赤ちゃんにほっこりしたりと、マタニティ生活の充実を感じるママもいることでしょう。徐々に出産に向けて準備をしていく時期ですが、皆さんはバースプランについて考えたことはありますか?
バースプランの書き方や伝え方、出産中にできればやってほしいこと、やってほしくないこと…など、出産に向けてどんな風に過ごしたいか考えていきましょう。
バースプランとは?
バースプランとは、出産に望むママはもちろん、パパや家族にとって素敵なお産にするために希望を書き込む用紙のことです。
こんなことがやりたい、これはやってほしくない、立ち会いをするパパや家族にこんなことをお願いしたい…など、出産時にやってほしいことを書き込めるほか、できればやってほしくないこと、助産師さんや医師へのお願い、出産にあたって不安に思っていることなども書き込めます。
バースプランに書かれた内容は可能な限り希望に添って動いてもらえますが、病院の設備や出産時の状態によってはバースプラン通りにいかないこともあります。おおよそ20週を過ぎてから臨月までにバースプランについて医師や助産師、看護師と話し合う機会が設けられることが多いです。
- 独立行政法人 労働者健康安全機構 関西ろうさい病院産科「バースプラン」もうすぐママになる!妊娠・出産・情報サイト(https://www.kansaih.johas.go.jp/sanka/care/plan,2020年12月10日最終閲覧)
- 独立行政法人 国立病院機構 埼玉病院「産科(バースプラン)」(https://saitama.hosp.go.jp/service/oandg_birth_plan.html,2020年12月10日最終閲覧)
- 身原病院「バースプラン」(https://www.mihara.com/obstetrics/birth_plan.html,2020年12月10日最終閲覧)
バースプランを書くメリット
バースプランを書くメリットとして、出産に対する具体的なイメージを描きやすくなるという点があります。初めての出産で分からないことだらけであっても、「やりたいこと」「遠慮したいこと」など書いていくうちに、分娩(ぶんべん)中や出産後にどんな風に過ごすか、しっかり向き合うことができます。
また、バースプランをもとに「この希望に向けて、今からできることをやっていこう」と助産師や医師のアドバイスを受けることができます。よりよい出産に向けて出産前から準備をしていくことで、妊娠中や産前産後の不安や疑問点を少しでも減らすことができますよ。
バースプランの書き方
バースプランには、次のようなことを書くとよいでしょう。出産前後のこと、出産中やりたいこと・やりたくないこと、出産後のサポートなどを書くママが多いようです。
また、立ち会い出産についてや産後の面会について、気になっていることや希望があればバースプランに書いておくと助産師さんや病棟看護師さんにも情報が伝わりやすいですよ。
- 入院中の過ごし方
- お産や分娩(ぶんべん)の希望
- 陣痛中にしたいこと
- 赤ちゃんが生まれるまで
- 赤ちゃんが生まれた直後
- 赤ちゃんとの過ごし方・授乳
- 身原病院「バースプラン」(https://www.mihara.com/obstetrics/birth_plan.html,2020年12月10日最終閲覧)
- 独立行政法人 労働者健康安全機構 関西ろうさい病院産科「バースプラン」もうすぐママになる!妊娠・出産・情報サイト(https://www.kansaih.johas.go.jp/sanka/care/plan,2020年12月10日最終閲覧)
バースプランを書くコツ
バースプランでは、「やりたいこと」「やりたくないこと」を整理しながら、どういう出産にしたいか思い描きながら書いていくとよいでしょう。はじめは箇条書きで並べていくだけでもよいので、案を出して助産師さんやパパ、出産をサポートしてくれるご家族としっかり話し合いましょう。
またバースプランのなかでも、特に呼吸法やリラックスできるもの、「できるだけ会陰切開したくない」「乳頭マッサージをしっかりしたい」などといった出産中のできごとや産後の過ごし方は事前に準備や指導が必要なものもありますので、希望があれば早めに助産師さんに伝えておきましょう。
病院によっては「これは全員サービスでやっています」「夫や家族だけでなく上のお子さんも出産に立ち会えますよ」というサービスを行っているところもあるので、バースプランの記入用紙や病院から手渡されたパンフレット、ホームページなどをしっかり確認してくださいね。
先輩ママたちのこだわりのバースプラン例
先輩ママたちは、バースプランにどのようなことを書いたのでしょうか?ママリに投稿された回答の中から抜粋してご紹介します。バースプランを書く際の参考にしてくださいね。
産後の個室は譲れない!
お産の時、部屋は薄暗くしてほしい
お産は和室がいい
産後すぐ家族写真がとりたい
へその緒は主人に切らせてほしい
胎盤が見たい
などなど書きました!
破水してすぐ出産になったので、和室分娩は叶わなかったのですが、あとは希望通りしてもらえました!
大部屋がある病院で出産するママにとって、産後の個室は重要。他の入院患者さんや赤ちゃんを気にすることなくゆっくり休めますね。
また、お産のとき照明が明るくまぶしいこともあるので、照明を落としてもらうことも大切です。
産まれて間もない赤ちゃんにドライテクニックを
ドライテクニックは、生まれたばかりの赤ちゃんに対しての対応方法の一つです。ドライテクニックを取り入れている病院では、以下のような説明がされています。
産まれた直後に、赤ちゃんの皮膚についた血液などの汚れのみを拭き取り、胎脂はそのまま残しておく保清方法です。 ※1
このように、ママだけでなく、赤ちゃんのケアのことも書けるのがバースプランのよいところ。産後どうしてほしいかしっかり書き込みたいですね。
- 前田産婦人科「ドライテクニック始めました」(https://www.dr-maeda.co.jp/2020/02/08/ドライテクニック始めました/,2020年12月10日最終閲覧)
鉛筆で下書きして助産師さんに見せた
鉛筆で下書きして助産師さんに見てもらって
可能なものだけ残しボールペンで清書して出しました。
希望
・産んでる最中状況を細かく教えて欲しい
・いきみのがしなど出来ることは全部旦那さんにやらせて下さい
・へその緒を旦那さんに切ってもらいたい
・出てきた胎盤を見たい
・カンガルーケアをしたい
医療的な理由で
へその緒とカンガルーケアは叶いませんでしたが
その他は全部やることが出来ました。
胎盤見せてもらった時触れたんですけど完全に力尽きて見るだけだったので触ればよかったです。苦笑
分娩室にすきなCD持ち込めるよ!って言われたんですけど
持ち込まなかったらダニエル・パウターとかRnB流してくれてたんですけどイライラしてきて切ってもらいました。笑
こちらの先輩ママさんは、医療的な理由から全てがかなったわけではありませんでしたが、おおむね満足のいく出産になったようです。立ち会い出産を希望されるママは、家族に立ち会ってもらう際の希望も細かく書くとよりよい出産になりそうですね。
大事なメガネを保管しておいて
会陰切開は治りが早いようにやってほしいとか書きましたー✨
ただ、緊急入院からの出産だったので、精査されることなく、バタバタで書いてあったことも叶えられなかったことが多かったです😢
メガネをかけているママにとって、「メガネの取り扱い方」は重要なもの。産後すぐに赤ちゃんの顔を見たいし、でも出産中は汗をかいたり動いたりするからメガネは外したい…ママのそばに置いておいてほしい、助産師さんが分かりやすい位置に置いておいてほしいなど、希望を書けるとよいですね。
へその緒をちょっと見てみたい!
・分娩後、分娩台の上ですぐに授乳したい
・へその緒をすぐに切らないで欲しい
と書きました。
照明を暗めにって言うのイイですね!
書き足しておきます🍀
あと妊婦さんによってはこの音楽をかけてってリクエストもあるみたいですよ🎧
ママと赤ちゃんがおなかのなかでつながっていた証拠となるへその緒、切る前に見てみたいというママは多いのかもしれません。自分や立ち会ってくれた家族に切ってほしいという方も多いようです。
家族写真を撮ってもらえばよかった
あと、書かなくて後悔したのが、主人と赤ちゃんと3人で写真を撮ってほしい、ということです
自分がボロボロになっているだろうなーと思って写真希望しなかったのですが、今更後悔してます😖
出産への立ち会いは希望しないけれど、産後の家族写真を撮ってもらえばよかった!という先輩ママの声もありました。産まれた直後の写真を撮る機会はほとんどないので、バースプランに書いて助産師さんに撮影してもらうといいかもしれませんね!
分娩(ぶんべん)時はパパと上の子以外入室不可で
どれも妊娠がわかったときに通える範囲内の病院に電話しまくって、できることできないことを確認してたので、後から『やっぱりできません』ということもなかったので全部できましたが、病院によってできることできないことがあるので、そこだけ気をつけてください。
何もやりたいことがなくても、とりあえずネットで書かれていることの中で興味を注がれるものがあれば書いておくと良いですよ💕
特にカンガルーケアや撮影は後からやっておけば良かった、と思っても難しかったりしますが、とりあえずやっておけば後悔は少ないです💦💦
2人目を出産された先輩ママは、1人目にやっておきたかったこと、やらなくてもよかったと感じたことをもとにさまざまなバースプランを考えたようです。分娩(ぶんべん)に集中するためにパパと上の子以外は立ち会えない!とバースプランであらかじめ伝えておけば、他の親族が来ても立ち入ることはできないので安心して出産に臨めそうですね。
裂ける前に会陰切開を
・呼吸法をリードしてほしい
・裂ける前に切開してほしい(会陰)
・アロマを焚いてほしい
・写真を撮ってほしい
です(๑˃̵ᴗ˂̵)♪
それに加え2人目の今書いたのは
・好きな音楽をききたい
・電気は暗めにしてほしい
を書き足しました!
1人目のお産で、ソフロロジーだったんですが部屋が陣痛の進み具合?によって明暗したり、音楽が変わったりするのが嫌でならず、、笑
今回は最初から暗めで好きな音楽でとお願いしました!
2人目の出産を目前に控えた先輩ママは、呼吸法やアロマ、分娩(ぶんべん)時に流す音楽音楽や会陰切開のタイミングについて書いたようです。出産にもさまざまな方法がありますが、1人目で経験があるからこそ「次の子はこんな風に…」とバースプランを詳しく書けそうですね。
バースプランを充実させてよりよいお産へ
パパママが望むお産の形は、それぞれの家族によって違います。いのちの誕生の瞬間をどう迎えたいか、逆にどのようなことは行ってほしくないのか、助産師さんや家族としっかり話し合って決めていきましょう。
病院によってできること・できないことがありますので、バースプランを仕上げる前にしっかりと助産師さんから病院の設備やできないことについて聞いておきましょう。家族の希望が詰まったバースプランで、よりよいお産になりますように!