出産時に子宮口はどれだけ開く?1~2cmの準備期から出産まで

子宮口が開いたら赤ちゃんと会えるにももう少し!と言われますが、具体的にはどうやって、何センチ開くのかな?と疑問に思うママさんも多いのでは?初産婦の場合は10~12時間、経産婦の場合は4~6時間かかって、子宮口が閉じた状態から3期に分けて徐々に全開大へと開いていきます。この3期を具体的に見ていきます。

PIXTA

子宮口はどうやって、どれくらい開いていく?

出産は、子宮口が全開になると、いよいよ赤ちゃんとのご対面!と言われます。が、実際、妊娠をしてみて、出産の時期が近付くと、出産の具体的なことが気になります。子宮口ってどうやってどれくらい開いていくの?というのもその疑問の一つですよね。

今回は、この子宮口の開き方について、どれくらい開くかなどを具体的にご紹介していきたいと思います。

子宮口の開き方は3段階

子宮口は、出産の進行にともない、ぴったりと閉じた状態から徐々に開いていきます。そして最終的には全開大となり、子宮口は柔らかく伸びます。その開き方は次の3段階に分類されます。

  • 第1期(開口期)
  • 第2期(娩出期)
  • 第3期(後産期)

このうち第1期(開口期)は子宮口の開き方によってさらに準備期、進行期、極期の3段階に分かれます。子宮口が次第に開くのと同様に、陣痛が徐々に強まり、陣痛の間隔も狭まっていきます。

では、この3段階をそれぞれ、陣痛の進み具合や赤ちゃんの様子とともに詳しく見ていきます。そして、その時を過ごすポイントも添えますので、参考にしてみてくださいね。

第1期(開口期) 準備期:子宮口0〜3cm

子宮口が開いている女性 PIXTA

第一期の開口期の中でも、子宮口が3センチまで開くまでの時期を準備期と呼びます。この準備期は、数日~数週間続く人もいる一方で、2~6時間という短い時間で3センチまで開く人もいて、人それぞれです。

また、不規則だった陣痛が、規則的になり、10~15分の間隔で、20~60秒連続するようになります。ママは、下腹部が少しずつ痛くなり、生理痛のような鈍痛を感じるでしょう。

まだ破水していなければ入浴しても大丈夫です。眠れる場合で眠気があれば、寝ておきましょう。

この時期のポイント

まだ生理痛のような鈍痛で、動くことができ、リラックスできるママも多いと思います。これから始まる出産に向け、リラックスできる体勢を取り、好きな音楽を聴くなど心身を休めて過ごすように心がけましょう。

経産婦のママはこの段階で入院します。

第1期(開口期) 進行期:子宮口4~7cm

陣痛 PIXTA

準備期が過ぎ、子宮口が7センチにまで開いていく時期を進行期と呼びます。

また、子宮の収縮が強まるため、3~5分の間隔で、40~60秒の連続した陣痛が起きるようになります。準備期よりも強く、下腹部に収縮を感じます。同じ体勢のままでいるのではなく、ときどき姿勢を変えるようにすると赤ちゃんが回旋しやすくなり、お産が進行しやすくなります。

この時期のポイント

初産のママもこの段階まできたら入院をします。陣痛の痛みが増し不安になったり、呼吸法を意識しきれなくなるかもしれませんが、陣痛が始まったら一点を見つめて落ち着いて呼吸をしましょう。陣痛の最初と最後に深呼吸をします。

トイレに行きたくなったら我慢せず排尿しておきましょう。

第1期(開口期) 極期:子宮口8~10cm

陣痛 PIXTA

進行期をさらに超え、子宮口が10センチまで開いていく時期を極期と呼びます。子宮口が完全に開ききる全開大までは、進行期が終わってから15分~1時間かかると言われており、全開大になった時に分娩に移ります。

また、1~3分の間隔で、60~90秒の連続した陣痛が起きます。このとき、ママは出産のクライマックス。あまりの痛みに冷静さを失ってしまうかもしれません。助産師さんの声にしっかりと耳を傾けましょう。いきみを逃すため、陣痛の最初と最後に深呼吸をする以外は「ヒッヒッフー」と浅めの呼吸と吐き出すのを繰り返す呼吸をします。

この時期のポイント

痛みも激しくなり、辛い時期です。けれど、待望の赤ちゃんとの対面まであと少し!便意のようないきみたい衝動が出てきて、いきむのを逃すのが辛くなってきますが、助産師さんやパパに腰を強めにさすってもらうと、少し痛みが和らぐ場合もあります。

気が遠くなったり、逃げ出したくなったりすることもありますが、付き添ってくれる家族や助産師さんと協力し合って乗り越えましょう。

第2期(娩出期):子宮口全開

分娩台 PIXTA

いよいよ赤ちゃんが下りてきて子宮口が全開になったら、分娩に入ります。助産師さんの「いきんでいいですよ」という言葉があるまではいきまずに、呼吸法でいきみを逃がします。「フーウン」という呼吸や「ウーアン」という呼吸で、いきまずに呼吸をしてみましょう。

いきんでよい合図があっても、やみくもにいきむのではなく、陣痛が来た時に合わせていきみます。2回深呼吸をしたあと、3回目でしっかり息を吸って息を止めていきみます。いきみ終わって陣痛が遠のいたら深呼吸をして赤ちゃんに酸素を送りましょう。

この時期のポイント

「いきんでよい」と言われるまでいきみを逃がすのがとてもつらいのですが、指示の無い時にはいきまないように注意しましょう。いきむときには目を開けていきみます。

いきむときの姿勢は、あごを引き、おへそを見るようにします。肛門をやや上に突き上げるようにしていきみます。手はレバーをしっかり握り、力をこめましょう。

第3期(後産期)

新生児 PIXTA

赤ちゃんが出てきた後、胎盤が子宮の壁から剥がれ落ちて出てきます。これでお産は終了になります。10~30分ほどで完了するでしょう。

胎盤が出るときに痛みを感じることもありますが、赤ちゃんが出てくる時の痛みよりはずっと弱くママは気が付かないくらいなこともあります。

この時期のポイント

赤ちゃんもママも元気なら、赤ちゃんの様子を見たりカンガルーケアを受けたりする時間です。家族と一緒に赤ちゃんの誕生を喜び合いましょう。

ママは大仕事を終えましたね。辛い時間もあったと思いますがよく頑張りました。本当におめでとうございます。

子宮口が開くまでが大変!でも感動の対面まであと一歩

妊娠 問題 PIXTA

いかがでしたか?臨月に入ると、ママもいよいよ…という気持ちになり、嬉しい反面、ドキドキ、心配な気持ちも大きくなります。

検診などの際に「子宮口が開いた」と聞くと焦ってしまいがちなものです。ただご紹介したように、出産には初産婦だと10~12時間、経産婦でも4~6時間かかるのが一般的です。痛みも徐々に強まっていくもので、最初からマックスの痛みがくるわけではありません。

陣痛が始まったら、病院へ行くタイミングをはかるために陣痛の間隔を調べるようにしてください。長丁場になりますから、あわてず、赤ちゃんのペースに任せつつ、リラックスして出産に臨みましょうね。

出典元:

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