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予定日12日超過!誘発分娩での出産体験談

予定日はあくまでも予定日。けれども実際予定日を超過すると焦りや周りからのプレッシャーなどでイライラしたり不安で押しつぶされそうになったり…でも大丈夫!私は予定日を12日超過し、誘発分娩での出産となりました。予定日から入院までの生活、入院して出産までの誘発分娩の体験をご紹介します。

PIXTA

出産予定日を12日超過!私が体験した誘発分娩とは?

誘発分娩とは、人工的に子宮口を開くような処置を行い、陣痛促進剤で人工的に陣痛を起こす分娩方法です。

予定日の超過等で特に初産の場合はなかなか子宮口が開かずにそのまま誘発分娩で出産する人もいるようです。

私自身は予定日を12日超過し、誘発分娩になりました。初めての出産だったため、臨月になれば自然に陣痛→破水→出産となるのかなと単純に考えていました。

出典元:

子宮口が開かない?2日に1回、病院通いの生活

産婦人科 PIXTA

臨月に入ると健診は1週間に1回、NSTとエコーの検査がありました。予定日当日、とうとうこの日が来たかと緊張の面持ちで病院へ。

結果…「赤ちゃんは大丈夫ですよ、ただ子宮口がまだ開きそうにないね。明日から2日に一回病院へ診察へ来てください」。

2日に1回?その時は何がどうなる事やらとあまり理解できませんでした。

私が通っていた産婦人科では予定日を過ぎたら病院にはつめて通うようにと言われていました。院長先生からは、「なるべく自然分娩で、赤ちゃんのペースで産まれてくることを待ちましょう」と言われ、。そこから私の病院通いの生活が始まりました。

毎日2時間のウォーキング

歩く PIXTA

少しでも自然に陣痛が起こるようにと、毎日自宅から近くのデパートまで往復2時間のウォーキングをしました。

普通なら自転車で15分ほどのところですが、それを毎日買い物ついでに歩いていました。いま思うとよく寒空の中、2時間も身重の体で歩けたなぁと思います。

それでも早く赤ちゃんに会いたい気持ちで運動していました。もちろん、病院までの往復も徒歩で通っていました。

それでもダメ?いよいよ入院へ

エコー PIXTA

毎日のウォーキングの努力も報われないまま、とうとう入院3日前になりました。この日はNSTとエコー、入院前の血液検査を行いました。

「明後日までに陣痛が来なければ入院して誘発分娩で出産をしましょう」と言われ、その入院当日を迎えます…。

いざ、入院!いよいよ出産へ

陣痛 PIXTA

入院当日の夜、バルーンの挿入で誘発が始まりました。微弱陣痛はあったので、なんとなく腰のあたりに生理痛のような痛みがありました。

翌朝5時から1時間半置きに誘発剤(錠剤)を開始。昼食をとった後、血糖値が上がったせいなのか突然の腰の痛みが…!

バルーンも抜け、昨日とは明らかに違う痛みがありました。NSTもすごい波に!(今思えばこの陣痛はまだ本格的な陣痛じゃなかったんだなぁと思います)

でもまだ子宮口は半分くらい。先生から、「あと1日はかかるかもねぇ、今晩産まれなかったら明日は点滴で誘発ね!」いよいよ明日…明日には待ちに待った我が子との対面が出来る、そう信じて翌朝を迎えました。

いよいよ赤ちゃんと対面!

出産 PIXTA

いよいよその時は来ました。

翌朝5時から点滴開始。案の定1時間後には強烈な陣痛が…!NSTのモニターも富士山みたいになっていて、陣痛がきたようでした。

予定日が12日超過した為、羊水が少し減ってきていることもあり、破水させて人工羊水を入れました。そこからの記憶はほとんどありません。

今まで感じたことのない痛みとのたたかい、赤ちゃんも頑張ってるからもう少し。そして破水から2時間後、無事に息子が誕生しました。

今までに味わったことのない感動と2日間ほとんど眠っていなかったので安堵感でほっとしました。「よくここまで頑張ってきてくれたね。無事に産まれてくれてありがとう」そう心に思いました。

無事に誕生した嬉しさでさっきまでの痛みなんてすぐに忘れてしまいました。

入院前に、スケジュールを確認しておきましょう

出産 PIXTA

誘発分娩と一言で言われるとすごく不安に感じますよね。実際、どのような誘発をするのか?

私の場合は、バルーン・錠剤での促進剤・点滴での誘発でしたので、誘発分娩のフルコースを経験しました。入院前から誘発の説明もあり処置前には処置内容を必ず教えてくれて、そこからの処置になりました。

ただ、陣痛が来るとその話も全く耳には入ってきませんでした。とにかく痛いので。なので、入院前に出産までのスケジュールや不安な要素があれば必ず先生に確認をしておきましょう!

その時の母体の状態によって、処置内容が変わる可能性はありますが、気になる点は必ず確認が必要です。

女性にしか味わえない経験!信頼できる先生を見つけましょう

出産 PIXTA

私が無事に出産できたのも、病院の先生やスタッフの方のおかげだなとつくづく感じています。やはり、信頼出来る先生がいるからこそ安全な出産が出来るのだと思います。

私は、出産は女性にしか味わえない、幸せな時間だと思います。妊娠から出産までの間は幸せばかりではないかもしれません。けれども、この経験は女性にしか出来ない事です。少しでも多くの命が誕生することを願います。

清水先生からの補足

予定日が過ぎても陣痛が来ず、子宮口が開かないケースはまれですが、時々のんびりやさんの赤ちゃんもいます。予定日が過ぎても胎盤の機能や羊水の量が保たれていれば、10日間くらいは自然に陣痛が来るのを待ちますが、こちらの方のように全く出てくる気配がない場合は、こちらから色々お手伝いが必要になることもあるのです。

フルコースが必要になるケースは非常にまれではありますが、貴重な体験をされたと思います。お産の一番の目的は母子ともに健康にお産を終了することなので、どのような経過をたどっても無事に赤ちゃんを生んだ自分をしっかりほめてあげましょう。

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