こんなに大きくなって…臨月に感じる不安な気持ち
さまざまなことに気を遣いながら過ごしてきた妊娠期間。臨月に入り出産予定日が近づいてくると、「このおなかともお別れか…」とちょっと寂しく感じることもありませんか?
大きな愛しいおなかとももうすぐお別れ。でも、出産前にはまたさらにいろいろと大変なことがあるものです。
臨月にはどのような変化が起こるのでしょうか?女性向けアプリ「ママリ」に寄せられた先輩ママたちの声から、臨月につらかったことをご紹介します。
先輩ママたちの声「臨月につらかったこと」とは?
先輩ママたちが実際に経験した、臨月でつらかったエピソードをご紹介します。
まあるくふくらむおなかの重みと同じくらい、大きな期待と不安。体の変化だけでなく、心も親になるときのために変化していくようです。
先輩ママの声を参考に、赤ちゃんを迎える前のラストスパートと向き合ってみてください。
頻繁に行くトイレに苦労
おなかが大きくなってくると膀胱が圧迫され、昼夜問わず頻繁にお手洗いへ行きたくなります。
大きなおなかを抱えて、眠たい目をこすりながらトイレに起きるのはなかなかつらいもの。一度や二度ならまだしも、人によっては何回も起きてしまい、結局目が覚めてしまうなんてことも。
妊娠中は眠たくなったという声もあるので、妊娠中の寝不足は特にこたえます。
- 杉山産婦人科「妊娠中の身体の変化」(https://www.sugiyama.or.jp/childbirth/manual/04,2017年12月13日最終閲覧)
赤ちゃんの成長を全身で感じる…
おなかの中の赤ちゃんに時間は関係なく、ママが眠っている間でも元気に動きます。
出産前になってくると、その動きの元気なことといったら服の上からでもはっきり見えるくらいボコボコ動きます。
元気なのはうれしいのですが、眠りたいときにされる力いっぱいのキックは本当に痛いんですよね。
臨月になるとおなかの重たさはマックスに。腰にもかなりの負担がかかります。筆者も、強い刺激を控えようと思いっきりマッサージもできず、「早く出てきてぇ~」と思っていました。
臨月トラブルのオンパレード
すぐに思い浮かんだだけでもこんなに大変なことがあるなんて、本当につらかったんでしょうね。
個人差もありますが、臨月に入るとそれまで以上にママの体の負担は大きくなります。
妊娠中、赤ちゃんのためにいろいろ我慢してきたこともあり、心と体ともに疲れてしまっているのかもしれません。
「陣痛はもっとつらいから、弱音を吐いている場合じゃない」などと考えて力んだりせず、しんどいときは素直に周りに助けてもらうようにしてくださいね。
足のムズムズは結構つらい
これは、私も経験があります。足のムズムズ感が産後もしばらく続き、布団を蹴り飛ばしたくなるようなしんどさが取れませんでした。足をやや高めにして寝るとマシになりましたが、つらいんですよね。
うつぶせ寝ができないつらさもわかります。筆者の場合は、抱き枕を足に挟んで寝ると落ち着きました。産後、うつぶせで眠れたことがとてもうれしかったのを覚えています。
妊娠中は何気ないことでも好きなようにできないので、イライラもつのりますよね。
初めての出産はやっぱり不安
初めての出産は特に不安なもの。
早く赤ちゃんに会いたい気持ちがある反面、ちゃんと親になれるのか何とも言えない不安もあり、複雑になってしまいますよね。
しかし、心配しすぎなくても大丈夫。不思議な力が赤ちゃんにはあるのでは、と思うくらい、どんなに頼りない自分でもちゃんとママになることができます。
陣痛の痛みが怖くて
私は出産中、何度も「もう無理!」と叫びたくなりました。ママって、本当にすごいですね。
出産前のタイミングは妙に現実的過ぎて、先生や助産師さんにも出産の素朴な疑問をぶつけにくく感じていました。陣痛の怖さや会陰切開のことなど、自分が不安に感じていることをもっと率直に質問できていたら、不安な気持ちは軽くなっていたんじゃないかと思います。
心配や不安は、恥ずかしがらず聞いてみてくださいね。ちょっと心が軽くなると思いますよ。
「生まれた?」メールに焦る気持ち
予定日が近づいてくると、「そろそろかな?」とか「生まれた?」などのメールが一気に増えます。
みんなの気遣いはうれしいものの、予定どおりに進むとは限らないのが出産。予定日を過ぎると自分でも焦る気持ちと、周りから急かされているようでイライラ。
私は出産予定日から5日遅れの出産だったので、このイライラに5日間苦しみました。でも、生まれたときのお知らせメールをみんながとても喜んでくれて、幸せが何倍にもふくらみましたよ。
気にかけてくれる友だちの存在はありがたいですね。
なんだか寂しくなってきて
胎動を実感すると、まだ見ぬ赤ちゃんへの愛情が一気に深くなるように感じませんか。それもあと少ししか感じられないかと思うと、なんだか寂しくなります。
それも、たくさんの愛情をこめておなかの中で育ててきた証し。
つわりのつらさや体重管理の大変さも、この子のためなら我慢できる!というママの愛情です。たくさんなでて、話しかけてあげてくださいね。
あと少ししかない大きなおなかを楽しんで
新しい命を授かったことに気づいてからの数か月、あっという間でしたよね。もうすぐわが子をこの手に抱く日がきます。待ち遠しいような不安で逃げたくなるような、複雑な気持ちかもしれません。
あなたが今、どんな気持ちで臨月を過ごしているとしても、おなかの中の赤ちゃんにとって、あなたはすでに最高のママです。不安なことも、怖いことも、たいへんなことも、全部なんとか乗り越えてここまで来ました。あとは生むだけ!
振り返るとつわりがしんどくて、赤ちゃんの写真を見ても「虫みたい…」と思っていたときから、パンパンにふくらんでヒリヒリするおなかを毎日キックされまくるまで、毎日が宝物でした。
陣痛を乗り越えて、わが子をこの手に抱いたときの感動は決して忘れません。子育ての大変さに疲れたときも、あの感動を思い出すとまた頑張る力が湧いてきます。
だから、今臨月を迎えているママの皆さん、毎日を大切にしてくださいね。愛情をこめてその日を迎えることができますように。