暑い夏、妊娠中はみんなどうやって過ごす?
少しずつ気温が高くなってきて、本格的な夏がいよいよ到来。妊娠すると心身ともに変化があり、日常生活を送るのが大変なときもあります。
筆者の場合、9月出産予定で妊婦生活を送ったときは、7〜8月位にはすでに大きなおなかに。足もとがまったく見えず、外出先ではつまずくのが怖くてゆっくり歩いていました。なおかつ腰にも負担が出てきて、腰痛にも悩まされたものです。そこに暑さが加わり、つらさを何倍にも感じながら妊婦生活を過ごしてました。
現在妊娠中の方は、夏をどう過ごせばよいか不安な方もいるのではないでしょうか。ママリでもこのような投稿がありました。
筆者が受診していた病院でも、靴下やレッグウォーマーを履くと良いと言われました。そのため少しでも快適な服装でいようと、パンツよりもワンピースやロングスカートを着ることが多かったです。
妊娠中は下着やインナーを、通気性が良く蒸れにくい素材のものをチョイス。また夜寝苦しい日は、エアコンをつけたままで寝て過ごしていました。それまでつけっぱなしで寝たことはなかったのですが、腰痛のせいで何回も起きるのがつらく、それに加えて暑さで寝つきにくくなったのがとてもストレスだったので、夫の了解のもと、エアコンをつけたままにしていました。
また、おなかが冷えるのが不安だったので、寝るときには腹巻きをしていました。
プレママさんの夏の過ごし方、大公開!
妊娠中も、夏バテや熱中症にならないよう注意したいものですよね。プレママさんは、どのように夏を乗り切っていたのでしょうか。たくさん声があがっているのでみていきましょう。
1.涼しい時間帯&場所をウォーキング
臨月や臨月近くになると「たくさん歩きましょう」なんて言われた人もいるのでは。しかし夏は「そうはいっても暑くて歩けない」と思いますよね。では先輩ママは臨月あたりの運動をどのようにしていたのでしょうか。
わたしも他の方が言われてるようにショッピングモールを歩き回ってました。
昼間から夕方は暑いので引きこもりです。朝か夜にウォーキングですね。でもお腹張りやすかったのでほぼ引きこもりでしたよ。(笑)

妊娠中、特に夏は暑くてずっと家の中にいると運動不足が気になる方もいるのではないでしょうか。
そんなときは、ショッピングセンターの中だと快適な温度になっているため、お買い物がてら歩くことができますよ。筆者も妊娠中はよくショッピングセンターへ出かけていました。ベビー用品を見て出産への気持ちを高めたり、ペットショップへ行って癒やしを求めたり。
急にお手洗いなどへ行きたくなっても、お店であれば完備されているため安心ですよね。
昨今の状況でショッピングモールに気軽に行きづらいなと思う場合は、朝や夕方など比較的気温が低い時間帯にご近所だけでも歩くと良いのではないでしょうか。
近くのコンビニまで…という距離であればトイレなどの心配も少なくて済みそうですね。
2.夏服でも体を冷やさないように気をつける
夏時期を大きなおなかで過ごさなければいけない場合、いつも以上に暑さを感じて、つい冷房のなかで動きたくない気持ちになってしまいますよね。
ただおなかに赤ちゃんがいる期間はやはり体を冷やさないことは大切なので、冷やし過ぎには要注意。
- 中国中央病院 産婦人科病棟「暖かい身体をつくること」(https://www.kouritu-cch.jp/wordpress/wp-content/themes/kouritu-cch-sp/pdf/umugayasushi202012.pdf,2021年7月27日最終閲覧)
外は暑いため薄着で大丈夫だと思って出かけても、室内に入った途端冷房が利きすぎていて困ったことはありませんか。妊娠中は特に体温の調節がしやすいよう、マタニティレギンスをはいたりカーディガンやストールなどをカバンの中に入れておいたりすると安心ですね。
ここでご紹介した先輩ママも靴下の長さに気をつけたり、薄手の羽織ものを持っていたりして冷えすぎ対策をしていたようですね。筆者は、持ち運びに便利で日焼け対策にも良さそうだっのでアームウォーマーを利用していました。
3.寝苦しい夜は、寒くなりすぎない程度の温度でクーラーを利用
夏の妊婦さんはとにかく「いつも以上に暑さを感じる」気がします。ただでさえおなかが大きく寝苦しい妊娠後期。先輩ママはそんな寝苦しい夏の夜をどのように乗り越えたのでしょうか。
熱帯夜になると、寝苦しくなかなか寝付けないですよね。おなかの中にいる赤ちゃんのためにも、良質な睡眠をしっかりとりたいところ。
暑くて眠れない場合は、エアコンの力を借りましょう。適切な温度に設定し、タイマー設定にして就寝してみたり、ベッドのシーツや枕カバーを冷感素材のものに変えてみたりするだけでも、涼しく感じるので試してみてくださいね。
4.暑い夏の日中は家でのんびりしよう!
出産を控える妊婦さんが何より大切にしたいのは「出産のための体力を温存しておくこと」かもしれません。ですから夏の暑い時期は無理をして体調を崩すことだけは避けたいですね。
自分の体調や体力と相談し、暑い日の日中はお家でゆっくりするのも大事なことでしょう。
暑い夏、気温の高い時間帯は熱中症になりそうで心配ですよね。出産後は毎日育児で大忙しとなり、あっという間に1日が終わってしまいます。ゆっくりできる日々もあとわずか、のんびり家で過ごすと心も体もリラックスできそうです。
筆者は臨月だった8月、食品を買いにスーパーへ行ったのですが体が冷え切ってしまったようで、その後、野外駐車場に止めていた車に乗ったところ、クーラーが効くまでの間に気を失ってしまうということがありました。寒暖差で気分が悪くなってしまい、体に負担をかけてしまったようです。
幸い、夫もいたので産婦人科に電話してもらい、対処の仕方などを聞いてくれたようで、すぐに意識を戻ししばらく助手席のシートを倒し安静にしていました。
妊娠中は自分が思っている以上に体調へ変化が出ることもあると思うので、予定を詰めすぎることなく、ゆったりと過ごすことが大切。皆さんも無理せず過ごしてくださいね。
5.水分補給をしっかりと行う
通常、成人の必要な水分量は、飲み物から1,200ml、食べ物に含まれている水分から1,000ml、これに体内でエネルギー代謝の過程で生じる代謝水300mlほど。しかし、通常の食事から摂る水分量とは別に赤ちゃん分の水分量が必要だと考えましょう。
十分な水分補給は、妊娠時の妊婦の体調不良の要因のひとつである脱水を防ぎ母体の健康を保ちます。 ※1
体がむくみやすくなる妊娠中、水分を控えたくなる方がいるかもしれませんが、自分自信とおなかの赤ちゃんのため、水分はきちんと接種する必要があります。
妊娠中は体温も高いため、少し歩くだけで汗をかいてしまいます。意識的に水分を取るよう心がけましょう。
夏場はついつい冷たい飲み物を飲みたくなりますが、体が冷えすぎないよう常温の飲み物も取ると良さそうです。
6.冷感グッズを使用してみる
昨今の猛暑でラインナップが豊富になっている「冷感」商品。夏は寝具やクッションカバーなどにも「冷感」と書いてあるものが多くありますよね。こうした夏グッズを上手に利用するのも、夏の妊婦さんがバテないポイントかもしれません。
ネッククーラー アイスネックバンド
接触冷感 クールケット
ママたちの声
熱帯夜になると寝つきが悪くなり、ストレスを感じますよね。
筆者も妊娠中の夏はとにかく暑かったので、クーラーが頼りでした。ベッドシーツも冷感のタイプにしたり、日中は首に水を付けると冷たく感じるスカーフを付けるなどして、少しでも快適に過ごせるように暑さ対策をしていました。
いろいろ工夫しながら暑い夏を乗り切ろう!
妊婦さんの体は、1人だけのものではありません。室内ではなるべく風通しの良い場所などで過ごし、暑く感じたら無理をせずクーラーを使用し快適な温度を保ちましょう。ただし、冷やし過ぎないよう肌着やタオルケットなどで調節してくださいね。
出産後は育児や家事、1日が慌ただしくあっという間に過ぎていきます。赤ちゃんの誕生までの充電期間だと思い、真夏は無理せずのんびり過ごしましょうね。