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私はこうやって乗り越えた!1人目の育児をしながらの「2人目妊娠出産エピソード」

1人目の子供を育てながら、つわりやおなかの張りをはじめとした体の変化と向き合わなければならず、2人目の妊娠は想像以上に大変ですよね。それに加え、家事などもこなさなければならず、気力も体力もついていかない…と思う方もいるのではないでしょうか。そんな2人目の妊娠・出産に対しどう向き合ったのか、筆者の場合のエピソードを今回は紹介します。2人目を考えている方や、今大変な思いをしている方の参考になれば幸いです。

PIXTA

筆者が2人目を妊娠したとき

筆者には、妊娠発覚当時1歳10ヶ月になる長男がいました。明るくて優しい長男と過ごす毎日は楽しいの一言でしたが、そろそろ2人目を授かりたいと考えていた時期。1人目がなかなか授からなかったこともあり、長男を連れてクリニックに通いつつ、おなかに赤ちゃんが来てくれるのを今か今かと心待ちにしていました。

クリニックへ通い始めて1年半が経過したある日、1日中船酔いをしているような気持ち悪さとめまいに襲われ「もしかして…!」と妊娠検査薬を試してみると、陽性に。トイレの中で涙したあの瞬間を、今でも鮮明に覚えています。

2人目の妊娠生活をご紹介

産婦人科 PIXTA

2人目の妊娠中は、初期、中期、後期でそれぞれつらかったことがありました。しかし、工夫次第で乗り越える方法もあると思います。

筆者の場合、1人目よりも2人目の方がつわりが長くしんどい日が多くありました。1人目を出産しているからこそ、ある程度覚悟はできていましたが、ちょうど長男がイヤイヤの多い時期でもあったため、周りに助けてもらった部分は多かったです。時期別にどのように過ごしたのか、紹介します。

上の子に赤ちゃんがいると伝えた時期

長男に、赤ちゃんがおなかにいると伝えたのは妊娠がわかってすぐでした。しっかりと言葉で説明すると落ち着いて理解してくれる性格だったため、まず赤ちゃんがおなかにいるエピソードの絵本を1週間くらい読み聞かせ、その後「お母さんのおなかにも赤ちゃんが来てくれたよ!」とお話ししました。

最初は「ふーん」と冷静な反応でしたが、産婦人科で初めてエコーを見せたときは「あーたん!(赤ちゃん)かーいいね!(かわいいね)」と大興奮で、筆者もうれしく思いました。

妊娠初期

エコー PIXTA

妊娠初期につらかったのが、細く長く続いたつわりです。船酔いのような気持ち悪さと、1日1回~2回の嘔吐が16週頃まで続きました。

望んだ妊娠でしたが、泊まり勤務のある夫や遠方の実家・義実家に頼ることもできず、疲れやすい体と思い通りにいかない育児で、体力的にも精神的にも限界を感じました。

外で遊びたい盛りの長男ともなかなか遊べず、寒い時期ということもあり午前中は自宅でDVDを見てもらい、行ける日は午後に支援センターやお買い物へ行っていました。

体がしんどいときは、布団を敷く余裕もなく床に寝そべっていましたが、そんなときに長男が「おかしゃん(お母さん)、ねんね」と言いながらタオルケットをかけてくれることもあり、うれしさと申し訳なさでいっぱいでした。妊娠中は赤ちゃん返りもなく、落ち着いていた印象です。

つらいときは、宅配スーパーや支援センターを利用し、体を休めつつ子供も遊ばせると楽でした。筆者の場合、近所の方やママ友が姿を見せなくなった筆者を心配して総菜を差し入れてくれたり、子供同士を遊ばせてくれたりしたので乗り切ることができました。

妊娠中期

赤ちゃん用品 PIXTA

安定期になると、お出かけできる日も多くなり妊娠前までとほぼ変わらない生活に戻りました。長男もうれしそうに、外遊びやお出かけを楽しんでいました。

妊娠中期といえば、性別判明という一大イベントが。筆者の場合「8割女の子だよ」と病院で言われましたが、なぜか長男は「おとっと(弟)元気?」と毎日確認しており、「妹だよ」と教えても弟と言っていました。筆者夫婦は特に性別にこだわりがなく、どちらでもよかったので「性別が分かれば服が選びやすいから良いよね!」くらいの考えでした。

また、長男は毎回検診へ付いてきてエコーを見るのを楽しみにしていました。長男を連れての病院は頻度は少ないとはいえ、なかなか大変。筆者はキッズスペース付きの病院を探して選んでいたので、子供も退屈せず済みましたが、病院選びも大切だと痛感しました。キッズスペースもですが、入院中に面会できるかできないか、入院中上の子も一緒に宿泊できるかできないかなども確認しておいたほうがよいかと思います。

妊娠後期

妊婦 PIXTA

妊娠後期は、逆流性食道炎になってしまい食事が少ししか取れない日が続きました。また、大きくなるおなかに喜びを感じつつも、重いおなかを支えるため姿勢も変わり、関節痛や腰のきしむような痛さを感じるように。その痛みを我慢しつつ、長男と過ごす日々は大変でした。

幸い、筆者の住む地域は支援センターがたくさんあったため、近所の公園や支援センターへ行き、筆者はいすに座って休憩もしつつ一緒に遊んでいました。おなかが大きくなり始めると、「ママは座ってなよ!何かあったら報告するから!」と、普段から遊んでいるママ友やスタッフさんが子供の相手をしてくれ、とても助かりました。そうこうしているうちに、里帰りの時期へ。関東から四国へ里帰りしました。

また、この時期に女の子ではなく、男の子であることも判明。長男の予言が的中し、筆者の周りがざわついたのは今でも良い思い出です。

出産

出産 PIXTA

里帰り先には母と祖母がおり、万全の態勢で受け入れてくれました。入院中、長男は母と祖母が見てくれる予定でしたが、万が一にそなえて地元の保育園の一時預かりへ登録。しかし、環境の変化とストレスから長男の体調が悪くなり、一時保育の利用はやめることに…。わが子は断念しましたが、あくまで個人差があり平気な子もいると思うので、気になる方は里帰り前に一時保育も検討してみると良さそうです。

出産前、38週0日の検診で「まだまだ生まれそうにないので歩いてください」と言われていたため、翌日は長男とショッピングセンターへ行き遊んだり歩いたりしました。すると夜中の3時頃に「バチン!」という音で目が覚め、立ち上がると破水のようでした。急いで母を起こし、祖母に長男を任せて病院へ。

強い陣痛はまだ来ておらず、陣痛も一度遠のき朝6時から昼13時まで病院で寝ました。いよいよ生まれそうになったとき、ふと隣を見ると長男の姿が。次男誕生の後、抱っこしたり次男の手を握ったり、素敵な時間を過ごすことができました。

のちのち話を聞くと、筆者の陣痛に耐える声を心配し「お母さんに会わせて」と泣いていたらしく、看護婦さんが連れてきてくれたそうです。出産に立ち会ったことでショックを受けないか心配でしたが、長男は初めて見る次男に戸惑いながらも受け入れようとしているようすでした。

産後

退院 PIXTA

次男との初対面を果たした長男に待ち受けているのが、5日間の別居です。筆者にべったりだった長男ですが、点滴をしながらベッドへ横になる筆者を分娩室で見ていたため、「お母さんは病院でお泊りするね」と話すと泣きながらバイバイをしてくれました。その姿を見るのはつらかったですが、里帰り先に長男も一緒に泊まれる産婦人科がなかったため、やむをえませんでした。

退院後はおむつ替えや沐浴を手伝ってくれましたが、ここにきて初めて赤ちゃん返りがありました。次男と同じように長男も沐浴させてほしいというので、お風呂は沐浴スタイルで行うことに…。周りのママも、支援センターの保育士さんも産後は長男中心で、聞ける部分だけでよいので言うことを聞いてあげてと言われていました。長男も納得したのか産後1週間程度で、普通の入浴スタイルに戻りました。

里帰りから帰っても、次男のおむつ替えと授乳時以外は長男の優先を徹底していました。もちろん、わがままの度が過ぎるとしつけとして叱ることもあります。しかし、長男を優先することを心がけていたためか、筆者の家では赤ちゃん返りはそれほどありませんでした。

支援センターなどを活用しつつ楽しいマタニティライフを

散歩 PIXTA

2人目の妊娠出産は、家族が増える喜びもありますが大変なことも多くあります。各地域の支援センターには先輩ママやベテランスタッフさんも多く、子供も遊ばせられるのでしんどいときや悩みがあるときには訪れてみるとよいかもしれません。

また、つわりやマイナートラブルの際は宅配スーパーやネットスーパーを利用する手もあります。1人目の育児に加えての妊娠生活は悩みや不安が付き物ですが、個人個人のケースに合わせ、少しでも過ごしやすくなるようにしましょう。

筆者も、2人目妊娠中はつらい思いや不安だったこともあります。しかし、家族が増える喜びには代えがたいものでした。お悩みの方もいると思いますが、少しでも参考になれば幸いです!

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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