出産寸前、夫の両親が来るタイミングって結構重要
出産前は、里帰りと称して自身の実家に帰る方もいるのではないでしょうか。食事の準備や買い物まで、生活の多くを実親に助けてもらい、出産前の時間を過ごされることかと思います。
出産の際、実母や夫に立ち会って貰いながら陣痛と向かい合いたいと考えている方もいることでしょう。産婦人科に提出するバースプランでも、立ち会い出産の理想や出産時にそばにいてほしい方の名前をあげ、良いお産になるように準備を進めていくことと思います。
夫の両親に「来てほしいタイミング」を伝えるのは難しい
ご家庭の事情にもよりますが、陣痛でパニックを起こしかけているとき、夫の両親が見舞いに駆けつけることに苦痛を覚える方も少なくありません。また、産後の入院期間中はできるだけ生まれたてのわが子にだけ精神を集中したいですよね。
夫の両親に対して、「産院には来ないで欲しい」「産後、落ち着いてからゆっくり来て欲しい」たったこれだけのことなのですが、伝えるのに勇気がいることも。妊娠中から孫がいつ遊びに来ても良いようにベビーグッズを準備しているなど、夫の両親から孫に対する期待が大きいことも分かるため、なおさら悩むところです。
先輩ママさんは、どのようなタイミングで夫の両親に産院や自宅に来てもらっていたのでしょうか。妊娠中、出産、妊活の女性向けアプリ「ママリ」でも、義両親が産院に来るタイミングの希望に関して、お悩みが投稿されていました。
お悩み①私なりのバースプランがあります
義両親には出産後に連絡をし、当日は遠慮してもらい2,3日後に病院に来てもらいたいです。出来れば退院後に自宅に来てもらいたいです。
夫は理解してくれ、私の好きなようにするように言ってくれています。
しかし、このように実両親と義両親で差をつけると、後で義両親と揉める原因になったりしますかね?
お悩み②産後すぐ来るのって普通なの?
(孫を)見たい気持ちも分かるけど、旦那を通じて産後3日くらいたってからのお見舞いにしてほしいと頼んであったので、わたし的には嫌でした…。
みなさんどうですか?
皆さん、出産時の悩みの一つとして「夫の両親のこと」を気にしていることが分かりました。
ストレスを排除したいという気持ちからではなく、産後すぐの状態では夫の両親に対して気遣いができる状況ではないので控えて欲しいという気持ちが伝わってきます。
先輩ママはこう対処しました!~お悩みへの回答~
このような悩み、多くのママが抱えているようです。これまで出産を経験した先輩ママはどのように対処していたのでしょうか。また、自身の出産を経て、どのタイミングで夫の両親が来てくれたらありがたいと思ったのでしょうか。
先に挙げた二つのお悩みに対する先輩ママのアドバイスを紹介いたします。
帝王切開での出産だったので、麻酔が切れた後のタイミングで来てもらいました
帝王切開後は機械や導尿されてるので来るのは控えてもらった方がいいですよ。それに麻酔のせいか眠気がハンパなかったです。来るなら点滴外れてからでもいいと思います
出産以外の場面でも、ベッドの上で機械につながれて管理されている自分はあまり見られたくないもの。
帝王切開を予定している方は、事前に看護師や助産師から術後の過ごし方を教えてもらいましょう。そうすることによって、「点滴が外れたら、自由に動けるのでその時に来てほしい」「病院の決まりごとなので、面会は夫だけ」というように説明もしやすくなりますね。
体調が厳しかったら、面会は遠慮してほしいと看護師さんを通じて伝えることもできます。
手術当日にこられてイライラしました
本音は主人だけ来てくれれば良かったのですが・・・
案の定、術後は麻酔が切れた痛みとか訳のわからない痛みとかに耐えるのに必死で会話もままならず、主人だけ付き添ってくれればいいのにっとイライラしてました。
でもジジババからしたら生まれてすぐの元気な孫を見れるのはとても嬉しいことだと思うし、新生児だけ見てくれるのは良いと思います
麻酔が切れた後の痛みや産後の精神的な疲れで会話がままならなかった、というほか、夫に甘えることができなかったり、なかなか義両親に気を遣えなかったりすることに対してのイライラなのかもしれません。
しかし「元気な孫を見てもらえたので良かった」とまとめていらっしゃるので、このような割り切りも必要なのかなと思います。赤ちゃんだけでも見て欲しいという気持ち、とても大切ですよ!
プレッシャーになるから産まれたら来てとお願いしました
義両親は陣痛室に来て、顔だけみたいと言われ一瞬挨拶して一度、帰宅してもらいました。
もう、プレッシャーになるし話し声が聞こえるのも嫌だったので。
旦那にお願いして完全に産まれたらお互いの親を呼んで欲しいと分娩室でお願いしました。
この方は、夫の両親が放つ「孫期待オーラ」を感じてしまったのでしょうか。陣痛で苦しいときはできるだけ、愛想を良くするよりも痛みの感覚に集中したいものです。
陣痛室の向こうで、自分のことを話しているのではないかと思うとナーバスにもなってしまいます。特に「まだなの?」などの単語って耳に届きやすいものですよね。
出産までの時間を夫に頼って、「産まれたらお互いの親を呼んで欲しい」という一言、公平性があって良いと思いました。
「連絡は産まれてから」ちょっとした策士です
赤ちゃんを見たら「なぜ産まれてからなの?」なんて文句言う事はないと思います!陣痛中付き添ってたら本当に自分も旦那さんも携帯触る暇ないと思うので大丈夫ですよ
突然の破水などで病院に運び込まれたら、すぐに分娩台に乗ることになってしまったという方や、陣痛の傷みの方が先だってしまい、バッグにスマホが入っていることをすっかり忘れてしまっていた、という経験がある方もいるかと思います。
こちらの意見はどちらかというと「(嘘も方便で)事後報告でも良いよ」というニュアンスを含む内容です。産まれたよの報告の後で「産後すぐでまいっている状態だから、退院してから来て」と夫に伝えてもらえると、夫の両親も落ち着いた対応が取れるのではないでしょうか。
産後2~3日経過してから来てほしい
結局産後2時間で義母が見に来たんですが、私は出血多量で動けなかったのに義母に起され「赤ちゃんお腹すいてるんじゃない?」と言われ嫌でした
これは、筆者も嫌なパターンです。産後2時間で出血後の安静中であれば、病院側が面会を断るところもあるようですね。
「赤ちゃんおなかすいてるんじゃない?」という言葉の裏には、「赤ちゃんを見せてちょうだい」という意味が込められているのかも。もし可能であれば新生児室のガラスごしに産まれたての赤ちゃんを見てもらうなど、ナースコールでスタッフにお願いすると良いですよ。
こうした対応も覚えておくと、産後ママの負担が重くなることもありません。
夫に理解を求め、退院後に来てもらいました
旦那には素直に「すぐに来てほしくない事と、私の体力が回復してない、初めての育児で情緒不安定にもなりやすいから対応できないかも」と伝え、義両親にはうまく言っといてもらいました!
やはり、夫にきちんと理由を話して理解してもらったうえで、夫の両親に伝えてもらうことが一番です。夫も妻の気持ちが理解できていれば、両親とも板挟みにならずに話ができることでしょう。
しかし、退院して一週間後のスパンは両親にとって少し厳しいかもしれません。この期間が溝を生む可能性があることも考えておく必要があります。とても難しいですね。
入院中に一1度来てもらうことをおすすめします
自宅に帰ってから来てもらったら、ずっと抱っこされて嫌な思いをしないか心配です。病院なら数分。もしくはガラス越しですからイライラもそんなになさそうです。
こちらの意見は「産後、赤ちゃんを独占されてイライラするよりも、入院中に来てもらって納得させるべき」という内容です。
同居か別居かなど状況にもよりますが、退院後に家に何度も来られるより、入院中に来てもらって赤ちゃんを一目見てもらった方が両親の気持ちが落ち着くかもしれません。
それに、ママの疲れた顔をみれば「少し控えようかな」という気持ちにもなってくれるかもという期待もあります。
すぐ来てもらって大丈夫!こんな意見もありました
夫の両親とは、これからも長い付き合いになります。将来的に同居問題なども発生してきますよね。
私も、産後以外の場面でも「ちゃんとしなきゃと思わないようにしている」という、アドバイスに近い考え方を持っています。そのため今となっては、楽に夫の両親と接することができています。
病院内で過ごす期間は長くても一時間ほど。かわいい孫を見てもらって喜んでもらえれば、ママ自身もうれしい気持ちになるのではないでしょうか。
義両親にお見舞いに来てもらうときの注意点
孫の誕生を祝いたいはずの義両親。しかしママとしては、義両親には気を遣うし、出産のお見舞いに来てもらうのもタイミングが難しいと思うことでしょう。
出産後のママの体調は、実際に子どもが生まれてみなければわかりませんし、出産後は精神面や体力面で余裕がないこともあるでしょう。もし余裕があるなら義両親に産後のお見舞いに来てもらっても良いでしょうが、無理をするのは禁物です。義両親にもママの状態を理解してもらうことが何よりも大切です。
皆、新しい命を心待ちにしています
義両親の産後のお見舞いは、ママにとって難しいものです。みんなに子どもの誕生を祝ってもらいたい…という気持ちがあっても、実際に出産してみるとお見舞いに対応できる状態ではないかもしれませんよね。また、ママが考えるプランもあるはずです。
産後の義両親のお見舞いはありがたいことではありますが、パパとママが話し合って、ベストだと思うタイミング・方法でお見舞いをしてもらってくださいね。また出産後のママの体調によってプランが変わることもあるでしょう。
パパにも理解をしてもらって、出産に集中できる環境を整えてくださいね。
ポジティブワードは、うれしい気持ちと一緒に赤ちゃんにも十分伝わりますよ。