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監修:佐藤りか

マタニティハイは気づきにくい…先輩ママの失敗から学ぶ、会話の注意点3つ

おなかの中にいとおしい赤ちゃんがいる、妊娠中の日々。「幸せだなあ」と幸福感をかみしめることもあるでしょう。そんなとき、親しい友人と話す機会があったら、妊娠に関することを話したくなるかもしれません。しかし、こんなときこそ発言には要注意。うっかり自分本位に話してしまうと、思いもよらず相手を傷つけてしまうかも。今回は、先輩ママの体験談から、妊娠中の会話の注意点をご紹介します。

PIXTA

先輩ママの失敗から学ぶ、妊娠中の会話での注意点

妊娠中は赤ちゃんの誕生を心待ちにするあまり、無意識にハイになっていることがあります。また、不安や心配ごとがある分、誰かに話したいという思いも大きいですよね。

そんな状況にあるときは、いつもなら相手を気遣うような場面でも、つい自分本位な発言をしてしまうかもしれません。ここからは、先輩ママの失敗談から、妊娠中の会話シーンで気を付けたい言葉についてご紹介します。

1. こんなに大きくなったの~

妊婦 PIXTA

妊娠中エコーの写真やらお腹の写真やらSNSや友達にも送ったりしていて、今考えると顔から火が出そうです
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妊娠中は寝ても覚めてもおなかの赤ちゃんのことが気になり、妊娠のことばかり考えてしまうかもしれませんね。とはいえ、友人との話題もすべて妊娠生活のことでは、相手を退屈させてしまうかも。自分の近況報告はしつつ、相手の話も同じだけ聞くように心がけましょう。

また、SNSでの発信も要注意。特に、マタニティフォトやエコー写真の投稿は、好意的に見る人がいる一方で「見たくない」と思う人がいるのも事実。過度な発信は避けたほうが無難かもしれません。親族や、お互いにエコー写真を送り合うような友人とのやり取りにとどめましょう。

2. あなたも妊娠したらいいのに

女友達 PIXTA

不妊の知識がない人からしたら『子供まだ作らないのかな?』だと思います。私は実際そう思ってて、知人に『子供はまだ考えてないの?』と聞いて『いつできても良いんだけどね~』と返されてましたがそれが不妊とまでは思いませんでした。
その方が妊娠してから不妊治療してたということを知って、失礼なことばかり聞いてたなと反省しました。
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いくら自分が「妊娠してうれしい」と思っているとしても、相手に「あなたも妊娠すればいい」などと発言するのは避けましょう。理由があって結婚や妊娠をしない人もいれば、人によっては不妊に悩んでいる場合もあるからです。

もしも相手側から「結婚(妊娠)ってどう?」と聞かれたときに自分の思いを話すのは良いとしても、相手の状況に口をはさむのはNG。お互いの今の状況を肯定し合うような会話を意識すれば、双方ポジティブな会話になりますよ。

3. 子どもを持つことで大人になった気がする

妊婦 笑顔 PIXTA

気兼ねなく話せる人に教えているアカウントで「赤ちゃん産まれたら沢山お出かけしよう!」や「やっと一人前の大人になれた気がする」などのツイートをしたら、直接リプライではないものの「今の私にそういうのは不快だなぁ」といったつぶやきをしているのを見てしまいました。
原因は間違いなく私だ、と思い直ぐに「不快に思ったのだとしたら申し訳ない」と謝りましたが、、
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今の気持ちを素直に伝えているつもりでも、状況が違う人にとっては、価値観の違いから受け入れられないかもしれません。

幸せの基準や、大人になったと感じる基準は人それぞれ。意図しないような捉えられ方をしてしまう会話や投稿は、避けたほうがよさそうですね。友人同士で状況や考え方が違うからこそ、気遣いのある話し方が大切。自分の妊娠中の苦労を聞いてもらうとしても「お互いに頑張っているよね」と労いあうような会話ができるとよいですね。

お互いの状況に気遣って、良好な関係を続けよう

電話 謝る PIXTA

大切な友人とは、妊娠出産を経てもよい関係を続けていきたいもの。もしも会話のすれ違いで相手に嫌な思いをさせたと感じたら、素直に謝ることも大切です。お互いに気持ちがよい友人関係を続けていけるとよいですね。

友人同士、置かれている状況や価値観が違うからこそ、お互いに認め合えると心地よいもの。周囲に居る人への気づかいを忘れず、楽しいマタニティライフを過ごしてくださいね。

記事の監修

株式会社子育て研究所 代表取締役

佐藤りか

株式会社子育て研究所代表、教育コンサルタント。
ベネッセコーポレーションなど教育業界で長年勤務。幼児教育から高等教育まで幅広く知見を深める。その後、株式会社子育て研究所代表取締役に就任。子どもとママ向けのアットホームなサイト「アフェクション」、編集業「ものかき」などの運営を手掛け、自身の執筆・監修や講和も多数。各種ビジネスコンテストで大賞や優秀賞の受賞歴がある。その他、東京都主催「TOKYO STARTUP GATEWAY」にてメンター&講師を務める。プライベートでは2児ママとして仕事と家庭の両立を強く意識して活動中。

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