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監修:佐藤りか

家にあるものでできる「知育教育」を紹介!教育用の教材は買わなくてOK

子どもができると、教育用の商品やサービスに興味が向く方もいると思います。周りで「幼児教材を購入した」「通信教育を始めた」などという話を聞くと「うちもやったほうがいいのかな…」と、焦りを感じることも。しかし、わざわざ市販の教材を購入しなくても子どもの知育はできます。市販教材なしで知育をすることのメリットもたくさんありますよ。今回は身近なものでできる知育についてお伝えします。

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市販教材を使用せずに知育学習をするメリット

市販の教材を購入した場合、金銭的にも負担がありますが、教材があることで「やらないと!」と親の方が焦ってしまうことがあります。さらに、子どもがすぐに飽きたり、そもそも興味を示さなかったということもあります。

市販教材を使用しないことは、次のようなメリットがあります。

子どもの様子を見ながら柔軟に対応できる

抱っこ PIXTA

市販教材には対象年齢が表示してあります。自分の子どもが対象年齢の範囲内でも、実際の成長と合っているかはわかりません。

特に0歳~1歳は同じ月齢の子でも成長具合には差があります。教材によっては「この月齢の子はできるはずなのにうちの子はできない…」と、落ち込んでしまうことがあるかもしれません。

教材を使用しないことによって、指先がまだ器用に動かないから、ストローのひも通しよりも積み木をしようなど、子どもに合わせて柔軟に対応することができます。

お金がかからない

節約 PIXTA

家の中にあるもので知育をすればお金はかかりません。新聞を破ったり空き箱を積んだりすることも知育につながります。

教材にお金をかけないことで、それ以外の必要なことにお金をかけられるようになり、今のうちに将来の教育費をためるといったことも可能になるでしょう。金がかからないということだけでも、親の精神的な負担は軽くなりそうです。

子どもが飽きてもイライラしない

散らかす PIXTA

市販教材は、子どもが興味を示さない、飽きてしまうことがあります。そうなると「せっかく買ったのに!」「もったいない」と、親はイライラしてしまうかもしれません。

市販教材がなければこのようなイライラがなくなり「やる気になるまで待とうかな」と、気持ちの切り替えもしやすくなるでしょう。家にあるいろいろなものを教材として与えるだけで、子どもは十分に興味を持ってくれますよ。

市販教材なしで行う知育方法

市販教材は対象年齢がわかりやすいうえに、子どもが好きなキャラクターがついていると、これならやってくるかもと購入を検討するパパやママもいるでしょう。

しかし、このような市販教材を購入しなくても十分に知育はできます。年齢別に、市販教材なしでできる知育方法をご紹介します。

ただし、日用品や雑貨などを使って子どもと遊ぶ場合は、思わぬ怪我をする可能性もあります。使用する際は子どもから目を離さないようにして、大人が一緒に遊びましょう。

0歳の子ども向け知育

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話すことも、自由に立って動くこともできないこの時期は「見る」「触る」ことで脳を刺激し、成長していきます。速い動きにはまだついていけないため、ゆっくり動く手遊びの、いないいないばあ、グーチョキパーの歌などがおすすめです。

カラフルなハンカチで親の顔を覆って、いないいないばあをしてあげると、色彩感覚も伴ってより知育につながりやすいでしょう。ハンカチを触らせるとギュッと握ってくるタイミングがあるので、そこでひっぱりっこをするのもおすすめです。

「聞く」ことも知育につながりやすいため、簡単な絵本の読み聞かせもしてみるとよいでしょう。

1歳の子ども向け知育

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立ち歩きを始め、体が少しずつ自分の意思通りに動くようになる時期です。積極的に指先を動かす遊びを取り入れてみましょう。

市販教材を買わなくても自宅にある積み木で十分ですし、積み木がなければ子ども用のプラスチック皿やカップを重ねるだけでも、よい遊びになります。紙をくしゃくしゃにして投げさせれば室内でもちょっとした動きのある遊びになります。

この時期の子どもは、ティッシュ箱からティッシュペーパーをなくなるまで引っ張りだすなどの遊びも始めます。物を入れる、出すという作業だけでもやらせてみると、夢中でやってくれますよ。

2歳の子ども向け知育

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言葉が出てきて、着替えや食事を一人でやりたがるようになる時期です。想像力やコミュニケーション能力も高まります。ストローの中にひもを通す、折り紙を折るなどの高度な手指を使った遊びがおすすめです。

また、ごっこ遊びも知育に適しています。自分とは違う人物をイメージし、大人や友達と世界観を共有することで脳が刺激されます。

「歌いながら・おどる」「話しながら・おままごとをする」という具合に、2つの動きを同時に行うことが上手になるので遊びにうまく取り入れることで、より知育効果が期待できるでしょう。

「みんながやっているから」と焦らないで

紅葉 PIXTA

周りの子が市販教材を使っていると焦りや不安を感じるかもしれません。しかし、その焦りは親の焦りであり、子どもにとってよいかどうかは別問題。乳幼児期は、まずは親子のコミュニケーションが大切です。

子どもの様子を見て、どのような知育が合っているのか、まずは身近なものを利用できないか考えてみましょう。

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記事の監修

株式会社子育て研究所 代表取締役

佐藤りか

株式会社子育て研究所代表、教育コンサルタント。
ベネッセコーポレーションなど教育業界で長年勤務。幼児教育から高等教育まで幅広く知見を深める。その後、株式会社子育て研究所代表取締役に就任。子どもとママ向けのアットホームなサイト「アフェクション」、編集業「ものかき」などの運営を手掛け、自身の執筆・監修や講和も多数。各種ビジネスコンテストで大賞や優秀賞の受賞歴がある。その他、東京都主催「TOKYO STARTUP GATEWAY」にてメンター&講師を務める。プライベートでは2児ママとして仕事と家庭の両立を強く意識して活動中。

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