STEP3:お歳暮を贈らず年賀状に変える
少しだけ金額の低いお歳暮を贈った翌年は、お中元・お歳暮の両方を贈らずに、暑中見舞いと年賀状に変えましょう。3年間かけて少しずつ変化をもたせているので、突然贈りものをやめるよりも失礼がなく、スムーズにやめられます。
また、代わりに暑中見舞いと年賀状を送ることで、1年間のお礼の気持ちやこれからも関係性を続けたい気持ちも十分伝わるはずです。少し時間はかかりますが、徐々にお中元・お歳暮をやめる方法は、相手の方への敬意を示しながらやめられるやめ方です。
お中元・お歳暮をやめるときに伝えるやめ方
お中元・お歳暮をやめることを相手の方に伝えてからやめたい場合は、お歳暮を贈る際に、来年からやめることを伝える挨拶状を添えましょう。お中元のときよりも、1年の終わりであるお歳暮のときの方が節目としてやめやすいです。
お歳暮の際に添える挨拶状の参考として作成例を挙げますね。
「寒さもましてまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
毎年季節のご挨拶をさせていただいておりましたが、ご丁寧なお返し、ご連絡をいただきまして、かえってご負担、ご面倒をおかけしているのではと恐縮しております。
つきましては、例年のご挨拶は今後から失礼させていただきたく存じます。
今までのご厚情には感謝の念でいっぱいでございます。
これからも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
厳しい寒さが続きますので、どうぞご自愛くださいませ。」
上記のように、時候の挨拶からはじめ、相手の厚意に感謝していること、こちらの考え、謝辞、そして最後に季節柄に合わせた相手を慮る内容…この流れで書くのは一つの例です。
お中元・お歳暮を贈るたびにお返しやお礼の連絡をいただいて、ご面倒をおかけしているかもしれないという相手への気遣いを込めると好印象ですよ。
相手の方にこちらの考えをわかってもらえれば、3年という時間をかけなくても、翌年から心置きなくやめられますね。
お中元・お歳暮を断るときはどうすればいい?
お中元・お歳暮に関する問題は、こちらが受け取る側である場合にも起こるものです。ていねいに贈ってくれる方がいるけれど、断りたいという方もいらっしゃると思います。
それでは、受け取る側としてお中元・お歳暮を断りたい場合はどのように断るべきか、その方法もお話ししていきます。
お礼状・お礼の連絡の際に伝える
一番断りやすいのは、お中元・お歳暮のお礼を伝えるときです。目上の方にはお礼状で、親しい人には電話での連絡でお礼をするのが一般的ですが、そのときに「今後はお気遣いなされませんようお願いいたします」と添えればお断りできます。
もちろん、連絡をする目的はお中元・お歳暮を受け取ったことと、お相手の好意へのお礼ですから、最初にお礼の気持ちを伝えてからお断りの文言を添えましょう。
このようにお礼の際に伝えれば、角が立つこともなくスムーズにお断りできますよ。
お中元やめたい…みんなはどうやってやめた?
お中元をやめたいけれどやめ方が難しいと思われている方は多いものです。お中元・お歳暮のやめ方や断り方についてはお話してきたとおりですが、実際に皆さんはどのようにやめているのでしょうか。
そこで、実家・義実家へのお中元をやめた経験を持つ方からの体験談をご紹介するので、実践できそうなやめ方を見つけてくださいね。
母の日・父の日に絞る
実家と義実家の両方にお中元・お歳暮を渡している方も少なくありませんが、母の日や父の日、それぞれの誕生日…とイベントが続くと、贈りものばかりになってしまいますよね。
そこで、お中元・お歳暮はやめてイベントの贈りものだけに絞るという方法でやめた方もいらっしゃいました。
(中略)
うちは母の日父の日バレンタイン誕生日ってあげてるので‥
(中略)
この間にお中元お歳暮お年賀が入ってくるから、毎月のように渡さなきゃいけないんです
なので、母の日父の日誕生日バレンタインに絞りました!
この方は特に何も伝えずにやめたようですが、角が立ちそうなら義実家には「母の日と父の日だけにする」とパパから伝えてもらいましょう。
お中元・お歳暮は日ごろの感謝の気持ちを伝えるためのものですから、他の形で同じ気持ちを伝えていれば、お中元・お歳暮という形にこだわらなくても良いと思いますよ。










