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コンプレックスのきっかけは軽い一言
中学や高校ではおしゃれやメイクと疎遠で、鏡で自分の顔をまじまじと見ることもなかったあんずさん。大学生になってなんとなく「彼氏が欲しい」と感じたことや、大学に入って誰も自分を知らない環境になったことから、おしゃれを始めようと思い始めたそう。
メイクを始めたことで鏡で自分の顔を見ることも増え、「他の人より唇が厚い?」と感じ始めたあんずさんでしたが、最初はそれほど気にしていませんでした。
しかしある日、「今日、いつもよりたらこ唇だね」と笑いながら言われたことがきっかけで、あんずさんの中で唇がコンプレックスになってしまったのでした。
自分の唇が嫌い…友だちに言ってみたら
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何気なく言われた一言が、本人にとっては非常に重い意味を持ってしまうこともあります。あんずさんにきっかけを与えてしまった友人も悪気があったわけではなく、失言を注意され謝ってくれたそうですが、一度気になってしまった気持ちが消えるわけではありません。
その日からメイクを勉強して唇の輪郭をコンシーラーで隠してみたり、唇から目線をそらすためにアイメイクを濃くしたりと、唇を隠そうとすることに必死になったあんずさん。
悩み抜いて耐え切れなくなり、彼氏に「自分の唇が嫌い」と話すと、意外にも「その唇好きだけどな」という返答が返ってきたのでした。
他人の「良いところ」に目を向けられたら
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一度唇のことで指摘されて以来、コンプレックスとなった唇を隠そうとしてきたあんずさんでしたが、この唇を好きと言ってくれる人もいると知り、大きな自信につながったのでした。
そして、人の言葉によって自分の一部が嫌いになってしまった経験から、誰かを否定するのではなく誰かをほめる人でありたいと、他人の良いところを積極的に伝えることを意識したあんずさん。
そうすれば、あんずさんが唇をコンプレックスに感じてしまったように、同じような悩みを持つ人を救えるのではないか、そんな思いをこの漫画を通して伝えたかったというあんずさんの気持ちは、きっと伝わっていることでしょう。
人から見て魅力的に感じることでも、本人にとってはコンプレックスになることもあり、一度気になってしまうとなかなか考え方は変わらないもの。
そんな悩みを克服したあんずさんの漫画『自分の唇が嫌い』は、コンプレックスに悩む人の救いになるのではなるように思います。