©moritake2020
「ごめんなさい」が言えない息子に、かけてしまった言葉
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2020年夏、森田家に待望の第二子が産まれ、5年間一人っ子だったはるくんはお兄ちゃんになりました。
ある日、はるくんは赤ちゃんに会いに来たパパの足を蹴り、謝りもせずにそっぽを向いてしまいます。
ママと子どもたちは実家へ里帰り中だったため、はるくんが謝らないまま、1人で帰ってしまったパパ。ママははるくんを諭したり叱ったりしますが、はるくんの態度は変わらず。
ママは思わず「そんなんじゃ、パパ…はるくん、嫌いになっちゃうよ」と言ってしまったのです。
息子は道で泣き崩れていた
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「パパがはるくんのこと、嫌いになっちゃう」。そんな言葉をかけられはるくんは全速力で駆け出しました。田舎ながらも車通りが絶えない道、ママは赤ちゃんを抱いたまま必死ではるくんを追いかけます。
やっとの思いで追いつくと、はるくんは道路のすみにしゃがみこんで、泣きながら「パパ、ごめんなさい、きらいにならないで」と謝っていたのでした。
その姿を見たママは、自分の言葉がどれほどはるくんを傷つけてしまったか気づきました。
親子で泣きながら謝って…
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ママははるくんを抱きしめながら、「パパもママも、はるくんのこと絶対に嫌いにならないよ」と、お互いに泣きながら何度も謝るのでした。
はるくんは、きっと妹が生まれたことでパパやママの愛情を取られたと思い、すねてしまっただけだったのでしょう。
悪いことをしたときに心から謝るのは大切なこと。しかし、はるくんにとってママからの言葉は、大人が思う以上に非常に重くショックな言葉だったことが伝わるお話でした。
子どもへの言葉を改めて考えさせられる『はるくん、嫌いになっちゃうよ。』
家族なら言葉にしなくても愛情は伝わっているものと思いがちですが「大好きだよ」と言葉にすることで感じる喜びや、「嫌いになっちゃうよ」という言葉の鋭さは、忘れてはいけないものですね。
そんな言葉の思いを思い出させてくれる『はるくん、嫌いになっちゃうよ。』、ぜひ本編も読んでみてください。