どんなベビーカーが 売れているの?
まずは赤ちゃんの乗り心地、そしてパパとママの使いやすさを追求したタイプが堅調です。国内ブランドのベビーカーでいえば、シート切り替えの両対面モデルかつ、本体重量が6kg未満の軽量4輪タイプですね。近年は国内メーカーがユーザーの負担を解消しようと切磋琢磨して開発に取り組んでいるため、年々その機能性は向上しています。
海外ブランドのベビーカーも同等の機能を持った車種も増えてきています。デザインに秀でたモデルが多いだけにどんな進化を遂げるのか、今後の動きに目が離せないですね。
ベビーカー界の最新トレンドは?
今で言うなら、軽量でスタイリッシュ、そしてトレンドを押さえたカラーバリエーションを展開している海外ブランドのモデルが代表格として挙げられます。これらのモデルは、ベビーシートを使用することで、ベビーカーとしてもチャイルドシートとしても使うことができるトラベルシステムにも対応している点がポイントです。
これからは、世界ではすでに主流となっているトラベルシステムが日本国内でもシェアを広げていくと考えています。
これから流行りそうな ベビーカーって?
コロナ禍の影響でお出かけが難しい状況が続いています。感染予防として公共交通機関を避けた外出が増えており、自家用車やカーシェアリングといったクルマ移動のニーズは高まっていると思います。そうすると、チャイルドシートとしても使えるトラベルシステム搭載モデルの需要が増えていくのではないでしょうか。
とはいえ、いつの時代も”赤ちゃんに最善のものを“という想いは変わらないため、引き続き『両対面かつ軽量4輪タイプ』がトレンドを牽引するものと予想しています。
教えてくれた人
株式会社赤ちゃん本舗
生活用品部 乗物担当バイヤー
小島 裕太郎さん
FQ JAPAN VOL.62(2022年春号)より転載
-------------------------------------