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詐欺バイトは辞める!でも現実は厳しくて
平均月収の5倍もの借金を抱えてしまった、海外青年のヤリム。詐欺まがいのじゅうたん売りを始めますが、思うように売上をあげることができません。
接客中に詐欺を見抜いた日本人・ユリと会うたびにコーヒーをおごってもらい、バイトを辞めるよう説得されるヤリム。ユリと話すうちにだんだんとポジティブになれたヤリム、はついにバイトを辞める決意を固めます。
ところが店長に辞めると言おうと決めたその日、借金取りにおどされて勇気がなくなってしまったヤリム。いくらポジティブになれても、ユリとは住む世界が違ったと悟り、このバイトで借金を返すしかないと落ち込みます。
そんなヤリムに、ユリはある提案を持ち掛けるのでした。
ユリになぜか「パパに会って欲しい」と頼まれて…
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いつものように街でユリと出会ったヤリムは、迷惑をかけまいと、無視を決め込もうとします。ところがユリに、「今日で最後でいいから今日だけ付き合って」と言われてついていくと、なぜか「パパとママに会って欲しい」と言われたのです。
実はパパ・ママと呼んでいるのは、ユリがお世話になっている宿のオーナー。パパが働く空港の好条件の仕事を紹介してもらえることになります。
パパはすでにヤリムの借金のことも知っていて、ほかならぬユリがすすめてくれるなら、と初めて会うヤリムを信用してくれたのでした。
そこまでして自分を守ってくれようとするユリとパパ、ママに、ヤリムは心から感謝します。そしてユリの優しいところにどんどんひかれていきました。
ユリに告白するヤリム。果たして…!
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信頼してくれるパパの期待に応えたいとヤリムは仕事に精を出し、真面目に働きます。借金取りが現れても、子を思う親のようにパパが立ち向かい、借金を肩代わりしてくれることに。
パパの思いに胸が熱くなったヤリムは一層仕事を頑張り、パパに借金をすべて返すことができました。自分の人生を変えてくれたユリには感謝してもしきれません。それだけではなく、素直でまっすぐなユリにひかれていたヤリムは、ついに告白します。
この告白シーンは、読者としては胸キュンが止まらない名場面でした。ヤリムのまっすぐな思いはユリに届きますが、ユリとは恋人同士にはなれず。それでも2人の心は十分に通い合っているように感じました。
海外青年と日本人女性の心温まるストーリー。気になる方はぜひ本編も読んでみてくださいね。