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自閉スペクトラム症の息子のイベント参加は「迷惑」?
自閉スペクトラム症のあるほぺろうくん。ママであるぼさ子さんは、お祭りなどの人がたくさんいるようなイベントにはほぺろうくんを連れていくことを避けてきたといいます。
町内会の行事はパパだけの参加でも可。ほぺろうくんは人見知りや場所見知りがあるため、周囲の人に迷惑になるのではと考え、ママとほぺろうくんは留守番することが多かったようです。
そんなぼさ子さん夫婦ですが、現在は町内会の行事だけはほぺろうくんを連れて行くようにしているそう。その変化のきっかけは、1年ほど前にさかのぼります。
「大丈夫だよ」近所の人の優しさに応えられず
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チャイムをならしたのはご近所さん。近くで行っているバーベキューのお誘いでした。いつものように「迷惑になるだろう」とお誘いを断ったぼさ子さん夫婦。いろいろ深く考えてのことでしたが、せっかくのお誘いを断ってしまったことに罪悪感をいだきます。
ほぺろうくんの状況を1から10まで説明できればよいのですが、なかなかこのような場面で言葉で説明するのは難しいですね。
落ち込んでいたぼさ子さん夫婦でしたが、夫のぺー太さんから「つぎ、お誘いがあったときは参加しよう」という意外な提案が。ほぺろうくんが長く生活する地域だからこそ、近所の人にはほぺろうくんについて知ってもらった方が良いだろうという意見でした。
「ここで生きていくんだもんね」
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あいさつは欠かさないというぼさ子さんですが、ほぺろうくんが癇癪(かんしゃく)を起すとすぐに撤退していたそう。
しかし、幼稚園や学校などの年数の決まった場所とは違い、地域は「長く暮らす場所」。だからこそご近所との関わりは意識して持った方がよいというのも一つの考え方ですね。ご近所さんに頼るとまではいかなくても、理解してもらえているというだけでも安心感につながりそうです。
ほぺろうくんの気分次第としつつ、町内会の行事に積極的に参加することにしたぼさ子さん一家。一歩を踏み出すまでには勇気が必要だったと思いますが、それをきっかけに近所の方からの理解が進むとよいですね。
地域で暮らしていくわが子の未来を見据えた、パパとママの愛情を感じるお話でした。