©hachi_mitsu89
ちいちゃんは診断を受けてから、療育を始め、順調に生活をしていました。そんな姿を見てりっちゃんは、5歳児健診を夫の判断に従い取りやめたことを後悔するのでした。
もっと早く気づいていれば、小学校に入ってから苦労することはなかったかもしれない。そして後悔の中に、仕事を辞めてから夫と対等ではないという気持ちになり、自分の意見を抑え込んでいた自分にも気づき、自分も変わろうと決意するのでした。
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ちいちゃんの障がいに向き合ってから、りっちゃん自身も自分のことをを見つめ直すことができましたね。将来のことも冷静に考えていたりっちゃん、すごく変わりましたね。
子どもを理解し、適切な支援を受けるために
子どもの発達について指摘を受けると、親としては焦る気持ちになりますよね。わが子の発達にほかの子どもと異なる点が多かったり、発達障害の特徴に当てはまったりしても、つい「考えすぎだろう」「いずれ他の子に追いつくはず」と考えてしまうことはありませんか。
発達検査を受ける意義は、決して「この子には障害がある」というレッテルを貼ることではありません。わが子にとって世界がどんな風に見えているか理解しながら、その子自身が必要としている支援やサービスにつながることに意味があります。
診断を受けて適切な支援を受けることで、発達障害のある子どもの生活上の支障は減らすことができます。しかし「うちの子は発達障害じゃない」「支援がなくてもしつけで追いつける」などと誤った見通しや期待を持つと、親子ともに苦しむ結果になりかねません。
子どもの発達障害には専門家がいます。「わが子のことは親が一番知っているはず」と思っても、子どもにとって必要な支援や成長に合わせた声かけなどの知識を得るなら、専門家の力が必要になるでしょう。早めにプロに相談し、知恵を借りることは、親にとっても子にとっても大切なことですね。
- 滋賀医科大学「小児発達支援学部門」(http://www.shiga-med.ac.jp/~hqpeddev/pg12.html,2022年11月21日最終閲覧)
- 誠愛リハビリテーション病院「軽度発達障害の理解と支援」(https://seiai-riha.com/wp-seiai/wp-content/uploads/2019/10/120717-innaibenkyou02.pdf,2022年11月21日最終閲覧)
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