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「得意を見つけなきゃ」発達障害児を育てる私が自分を追い詰めた、5つの思い込み

5歳でADHD・広汎性発達障害の診断を受けた息子。懸命に子育てをする中で、自分でも気づかぬうちに「自分自身を追い詰めていたこと」があると今になって感じる事があります。この記事はインスタグラムで「発達障害と共に生きる」家族のコミュニティ「そらあい」のSHI-・ママに寄り添う発達凸凹育児アドバイザー(@_so_ra_ai_)が、自分を追い詰めていたことを5つご紹介します。

©_so_ra_ai_

1.本人の「得意」を早く見つけなきゃと思ってた

小さい息子を連れての病院受診。その中でいつも言われていたのが「この子の得意を見つけてあげられたらいいね」でした。息子の「得意」って何だろう。「好き」って何だろう、と日々の生活の中で息子に1日でも早く得意を見つけなきゃと焦っていました。そうしないとこの子の将来どうなるの?とまで思っていました。

今、そのころの自分に何か言えるなら、こう言いたいです。「大丈夫、焦らずとも見つかるよ」。

2.就学先で将来が決まると思ってた

©_so_ra_ai_

これは本当にそう思いながら就学先を悩まれた親御さんはたくさんいらっしゃるのでは、と思います。私自身も小学校の入学時は本当に毎日ピリピリしていたし「絶対に!支援級じゃないといけない!」と暗示をかけていた位、この子の将来がここで決まってしまうと思い込んでいました。本当に苦しかったです。

ここで一生は決まらない。そのときの自分にそう言ってあげられたらと思うのです。

3. わが子が1人でいることを「かわいそう」と思い込んでいた

©_so_ra_ai_

1人でいるのはかわいそう。これは親である私が勝手に思い込んでいたことです。お友だちといるより1人でいる方が「楽」。もしかしたら、1人でいることで自分を守っている部分もあると思いますが、それは今まで生きてきて彼が学んだすてきな教訓。障害あるなしに関わらず、蓋を開ければ人間誰もが同じじゃない?という事に気づきました。

思えば「かわいそう」は親の勝手な思い込みだったのです。

4.全部「私が」どうにかしないと、と思い込んでいた

©_so_ra_ai_

「私がいないとこの子は何もできない」息子のやることなすこと全てに手出しをし「安定」に向かっていること、皆さんにもありませんか?ついつい口出ししてしまう、ついつい手を出してしまう。これも障害あるなしに関わらず、お母さんあるあるではないでしょうか?

子どもの「学び」のチャンスを奪っていたんですよね。失敗させるのが怖くて、かわいそうで。そして、そこからかんしゃくにつながりそうで。そんな親都合の気持ちも子育てしているとありますよね。

今振り返ってみれば、親は「サポート」するだけで十分だと思います。だって、親だからといってわが子のことをすべてわかるわけではなく、息子は息子、私とは別人なのだから。

5.私が親でごめん、と思っていた

©_so_ra_ai_

「私がお母さんじゃなかったら、この子はもっと幸せだったんじゃないか」そう思った事ありませんか?毎日の子育てに疲弊し、今日も怒ってしまったと寝顔を見ては後悔する。子どもが小さい時はその繰り返しでした。「明日起きたら、怒らず笑顔のママでいよう」そう決めるも、朝のバタバタの中でまた怒ってしまう。その繰り返しの中で、子どもたちも大きくなり私たち親も「親」として成長する。そう思えるようになりました。

今、ここでに怒っていられるのも子どもが元気な証拠。今、ここで「ママー、ママ―」とママ攻撃がしんどいのも、子どもがママを愛している証拠。子どもたちが元気で毎日過ごしていられるのも、ママが子どもたちを大切にし愛しているからこそ。

私たちが親だから、わがままを言い笑って話しかけてくれる。それはママもわが子を愛していることが伝わっているからですよね。

懸命な育児に、間違いなんてない

わが子のこととなるとどうしても「どうにかしてあげたい」と思い、知らず知らずのうちにママが「自分自身を追い詰めていた」という事ありますよね。そして、そうあって当然だとも思います。それだけママたちは毎日の子育てに必死だし、わが子がつらい思いをしないためにと頑張っているんですよね。

泣いたり、笑ったり、時には怒りすぎてしまったと後悔したり。日々、いろいろな感情の中で子育てしながら子どもたちと向き合っています。だからこそ、ちょっと力を抜いて「今、自分がんばりすぎてない?」と深呼吸してほしいなと思います。

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