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「あとちょっと食べさせたい」保育士が解説、食事を楽しく進める方法

子育ての大きな悩みの1つでもある、子どもの好き嫌いや遊び食べ。栄養を考えて手の込んだ食事を準備しても、食べてくれないとなるとがっかりしますね。大切なマナーも、口うるさく伝えすぎると食事の時間を苦手と感じてしまうことがあります。そこでこの記事では、保育士歴10年の筆者が「子どもに食事を楽しんでもらう方法」をご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

PIXTA

どうして食べてくれないの?考えられる理由

子どもがご飯を食べてくれない理由として、以下のようなことが考えられます。

  • 好きなメニューではない
  • そもそもおなかがすいていない
  • 寝不足など体調が悪い
  • もうおなかいっぱいになった
  • 食べることに飽きてしまった
  • 周囲の環境により気が散っている

好き嫌いで進みが悪いのは、大人でもよく分かりますよね。しかし、食べムラがある子どもだと、おなかいっぱいになっているかどうか判断するのは難しいものです。食事の時間や間食の量を工夫し、おなかがすいているタイミングで食事の時間を迎えることが大事ですね。

食事を楽しんでもらう方法

ピクニック PIXTA

近年、感染症の影響もあり「食事中はおしゃべりをしない」という指導を受けている子どもたちにとって「食事の時間は楽しいもの」と感じるのは難しいことかもしれません。

しかし、食事を楽しくすることは、安心感や満足感につながります。栄養や食事マナーも大切ですが、楽しく食べることも意識したいですよね。子ども食事を楽しんでもらうポイントは以下のとおりです。

  • 一緒に食事を準備しながらつまみ食いを楽しむ
  • 最初に盛り付ける量を減らし、完食の喜びを感じてもらう
  • 食べる場所を変えて特別感を演出する
  • いつものご飯をお弁当箱に詰めてみる
  • 食卓に好きなものだけを並べる日を作る
  • 新しいお箸やスプーンを購入する

お部屋でレジャーシートを広げて食べるだけでも、特別感が出ます。

まるで遊びの延長のように「ワクワクする」という感覚があるだけで、子どもたちにとって食べることが「楽しい」につながるかもしれません。

もう少し食べさせたいときの一工夫にもコツあり

お弁当箱 PIXTA

「おなかいっぱいになっているわけではなさそう」「食べ飽きているだけでは?」という場合、あと少しだけ食べさせるための工夫が必要です。

例えば、別の食べ物と混ぜて味を変えたり、おいしそうに食べる姿を見せたりするのもいいですね。お気に入りのぬいぐるみを使って「がんばれ〇〇ちゃん!」と応援するのも効果を発揮することがあります。

子どもに対してなるべく無理強いしないよう、楽しく食べられる一工夫をしてみましょう。親子ともに「ワクワク」「楽しい」をテーマに食事タイムを過ごせるといいですね。

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