©sawayakasayaya
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ある日、突然始まった嫌がらせ
サヤカさんが中学3年生のころのお話です。サヤカさんはある日を境に急にいじめやいやがらせを受けるようになります。今回はサヤカさんの筆箱が液体のりまみれになっていました。
犯人は同級生のミナミ。そして、サヤカさんは自分が標的になった理由にも心あたりがあるようです。しかしその理由はあまりに理不尽で自分勝手なものでした…。
「キモイ」こうして嫌がらせがはじまった
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サヤカさんにとって苦手な女子・ミナミ。もともと苦手だったので極力変わらないようにしていましたが、サヤカさんの彼氏が、ミナミのお気に入りという理不尽な理由で突然嫌がらせが始まります。
嫌がらせは、ミナミからだけでなく、友人を巻き込んで暴言を吐くことも。ことあるごとに、ひどい言葉を浴びせられつらい時間が過ぎていきます。
他人に面と向かって「キモイ」と言うミナミの気持ちは、あまり理解したいと思えないですよね。嫉妬心からだったとしても、あまりにも受け取る側の気持ちを無視したものです。
大切な筆箱だった。一生忘れられない嫌がらせを受けた日々
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ある日、いつも通りロッカーへ行くと、そこには大切に使っていた筆箱は液体のりまみれでおいてありました。
いくら気に入らないことがあっても、それを理由にして人に嫌がらせをしていいはずがありません。
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いじめられた人の心に突き刺さったトゲはなかなか抜けず、つらい記憶として残ります。
サヤカさんは大人になってからこの作品を漫画にしました。それでもこれほどまでに、自分がされたこと、言われたことを鮮明に描くことができるのです。それほどの傷を負っているということがわかります。
果たしていじめた側は、自分がしたこと、言ったことをこんなにもはっきり覚えているでしょうか。もしいじめた側が忘れても、いじめられた側には記憶が残ります。一生、許すことはないでしょう。
いじめが与える傷について、いじめられた側の視点でていねいに描いた作品。当事者の方もそうでない方も、ぜひ読んでみてほしい作品です。