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ワンオペ育児は「頑張らない」【保育士ママが解説】親がしなくていい4つのこと

今、ワンオペ育児中の方、本当にお疲れ様です。パパでもママでも、ワンオペ育児は大変ですよね。例えばママの場合、「週末、パパは会社の方との飲み会、ママだって家事・育児で1日中動きっぱなしなのにちっとも休めない」といったシーンはありませんか?疲れたときにもなかなか息抜きしにくいワンオペ育児中、少しでも親の心を沈ませない攻略法を、現役保育士ママ・竹口まお先生(@babymassage_mao)がお伝えします。

ママ ワンオペ

ワンオペ育児とは?

ワンオペ育児とは、夫婦どちらかが家事や育児をこなすこと。家事・育児を夫婦のうち1人が行う状況になると、やはり大変です。子どもにつきっきりでいると家事が進められませんが、家事をしていると子どもの行動に寄り添うことはできません。

ワンオペ育児でつらいときほど、子どもに対して「片付けて」「早くして」「それはダメ」と、注意してばかりになりませんか。そのうち子どもの機嫌が悪くなり、うまく相手をできない自分が嫌になってしまったり…。

ワンオペ育児、皆さんはどう乗り切っているでしょうか?保育士ママの私が勧めるワンオペ育児の攻略法、それは「頑張らないこと」です。

「頑張らない」ことを頑張る

ワンオペ育児だと「あれもこれも全部私がやらなきゃ」と、普段より頑張ってしまうことはありませんか。普段2人でやっている、もしくはやりたい家事を1人でやろうとすれば、できなくて当たり前です。

保育士として、頑張り屋さんの保護者の方はとても多いと感じますが「やらないと」と思うと「できていないこと」に目がいきがちになりますよね。人は「できていない」と感じると、焦りやイライラがわいてくることがあります。

ワンオペ育児の負担感を攻略するには、その頑張っていることを「頑張らない」が大事。そうすることで親のイライラを軽減し、ワンオペ育児を乗り切れるはず。私の経験も含めて、親がしなくていいことをお伝えします。

「いつもワンオペ育児」という方は全部を取り入れるのは難しい(翌日がより大変になってしまう)と思いますが「もう今日はつらい!」という日にやめちゃうことリストとして、持っておいてください。

1. 片付けなくてもいい

画像:o-dan.net

何度片付けても、散らかるのがおもちゃ。次から次へと出す子どもに悪気はないのですが、みるみるうちに家の中が散らかってしまい、「片付けて」と言ってしまいますよね。

でも、ワンオペ育児で疲れたな、という日だけは「おもちゃ片付けなくていいよ~」と、明日一緒に片付ける約束をして、次の日を迎えてもOK。気になる方は、すみっこに寄せるだけでちょっとすっきりしますよ。思い切って「片づけないぞ」と決めるだけで気持ちが楽になります。

2. 食事作りは頑張らない

画像:o-dan.net

手作りご飯にしたいという方も、ワンオペ育児がきつい1日くらいは、楽できる適当ご飯にしてしまいましょう。レトルト、冷凍食品、惣菜、テイクアウトなど、うまく利用してみませんか。

親も子どもとゆっくりご飯を食べる時間が取れて、容器を捨ててしまえば片付けも楽。今日の楽しかった話などをしたらより楽しそう。「何を食べるか?」も大切ですが「誰とどんな雰囲気で食べるか?」も、大切な食育なのです。

3. きょうだいげんかは止めない

ささいなことで始まるきょうだいげんか。おもちゃや場所の取り合い、お互いの口調や言い草等がきっかけけんかが始まってしまいます。大人が仲介に入らないと収拾がつかないことがあり、ついさっさと止めに入っていませんか。

ワンオペ育児の日だけは、止めずに「けんかしてていいよスタイル」にしてみるのも手。意外と「やっていいよ」と言われるとちゅうちょしたり「けんかを始めたのに親が怒らない…」とけんかの原因も忘れて不思議がることもあり、効果的かも。もちろん手が出てけがをしそうなときは止めるしかないのですが…。

4. 親のやりたいことを我慢しない

画像:o-dan.net

「今日は一日ワンオペだし、子ども達が寝てからしよう」と思っていることがあれば、遠慮せずやってみてください。できないと思っていたことができた充実感で、親のストレスを少し発散できます。

子どもが邪魔をするだろうと構えていても、子どもは意外と「いいよ」とやらせてくれたり、ときには手伝ってくれたりと、協力的になってくれるかもしれません。スマホやテレビをのんびり見たり、コーヒーを飲んでゆっくりしたり。読書や料理などの趣味も、できる範囲でやってみるのも良いでしょう。

親の気持ちに余裕を作ることを第一に

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おいしいご飯も愛情ですが、子どもにとっては親が笑顔で隣にいることで、十分幸せを感じられます。あれもこれもしなきゃと頑張りがちなところを「頑張らないように頑張る」。その努力で、丸一日のワンオペ育児でのイライラを減らしてみましょう。

「頑張らない」は日々一生懸命な親にとっては意外と難しいこと。でも、親の気持ちに余裕ができることで、子ども達も自然と余裕ができるはず。兄弟げんかをせず仲良く遊べる時間も出てくるかもしれません、

もちろん「頑張らないつもりが、頑張らなきゃいけなくなった」ということがあるかもしれませんが「頑張らなくて済むなら頑張らないぞ」というマインドでいるだけで、ワンオペ育児に向かう気持ちが、ほんのちょっと軽くなるように感じませんか。ワンオペ育児を頑張っている方、日々お疲れ様です。ぜひ「頑張らないを頑張る」を試してみてくださいね。

保育士|竹口まお先生(@babymassage_mao)のインスタグラム

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