ママたちに聞いた「パパが放った地雷ワード」4選
パパから放たれた地雷ワード。言った方のパパに悪意はなくても、ママにはグサリと突き刺さっていることも。中でも気を付けてほしい4つの言葉を解説しますね。
1. 出産直後「お疲れさんっ」
出産は命がけ。新しい家族に会える楽しみと、不安と恐怖が入り混じる中、壮絶な痛みに耐えやっとわが子に会えますよね。そんな経験をしてやっと我に返った時のパパからの一言が「軽すぎた」という声が聞かれました。
「お疲れさん」という言葉をパパがどのくらいの重みで発したかはわかりませんが、ママとしては「え?軽すぎない?私のしたこと、そんな軽く見えてたの?部活じゃないんだから、もっと気持ち込めてよ」と思ったそう。
出産はママが必死で、文字通り命をかけて命を生み出すこと。パパはていねいな言葉で労ったり、感謝の気持ちを伝えたりすることをおすすめします。
2. 自分で選んだ道でしょ?
2人目が産まれ、毎日が思い返せない程バタバタで、やっと子ども達を寝かしつけたときに、ちょっとため息をついたというママ。そのため息を聞いたパパが「子ども2人欲しいって言ったの、自分でしょ?」と言ったそう。
ママからすれば「子ども2人は私とあなたで選んだ道でしょ。なんで私だけなの?」と思ったといいます。
「子育てはママがすること」という発想があると、育児のことは全部ママが決めたという考えになりがちなのかもしれません。でも、子どもはパパとママ2人の子であり、2人とも保護者です。パパにもその自覚を持ってほしいと、保育士としては思います。
3. 俺に聞かれても・・・
「おっぱいを飲まない。どうしよう。体調が悪いのかな?」と、ママが不安になったとき、隣にいるパパに聞いたら「俺に聞かれてもわかんない」の一言。
ママからすれば「パパは専門外だからわからない?そんなのママだって同じ。育児もママ業も初めてだから聞いてるのに」と思いますよね。解決策はなくても「病院に連絡してみよう」「保育園の先生に聞こう」など、次のアクションを一緒に考えてほしいと思います。
パパは何でも知っている必要はありません。でも「わからない」でママに丸投げする態度はNG。わからないからどうすればいいかを、ママも悩んでいるのです。
そんなに急がなくてもいいんじゃない?
ママの1日にある仕事の量は、1日で終わらないほど山積みです。できるだけ早く家事を終わらせて、子どもとの時間や自分の時間を確保できるよう、朝から動き回っています。そんなママを見て、「そんなに急がなくてもいいんじゃない?」とゆったりソファに座りながらスマホを見るパパが一言。
ママとしては「じゃあ、できなかった分は誰がやってくれるの?」と思うはず。ママが忙しそうなら、パパも一緒に家事をするか「これは自分が〇時からやるよ」と引き受ける姿勢を見せるのがよいでしょう。
無意識に「ママがすればいい」という思いを持っていると、それが言葉のはしばしに出てしまいます。パパが「家事も育児も2人のもの」と認識していれば、ママから見ても頼りになる存在になるはずです。
地雷ワードの共通点は「他人事感」
上記以外にも地雷はたくさんあると思いますが、すべての言葉にはある共通点が見えます。それは「他人事感」。パパはそう感じていなくても、ママにとっては他人事のように聞こえてしまうからこそ、地雷になってしまうのです。
育児はママだけの仕事ではありません。パパとママ2人の間に生まれてきてくれた子。当然2人で協力して育てていくと思っているママ。しかし、パパはいつの間にか「ママが主担当で、自分は補助」と思っている場合があるようです。もちろん、すべてのパパがそうではなく主体的に頑張っている方もいます。
決して育児をママに押し付けているわけではなくても、どこか育児が他人事だと思っている節がないか、ママとの会話の中で見直してほしいと思います。
ママだって不安、パパは心強い味方に
画像:www.bing.com
子育ては思っているよりもずっと「孤独」に思うシーンがあると思います。慣れない事ばかりで、正解も分からず時間だけが過ぎていきます。そんな状況にママがいるとき、その不安を拭ってあげられるのは、パパだと思います。ママだって初めての育児ですから、手探りで頑張っているのです。
ママとパパが協力し合って育児を行うことで、夫婦2人の信頼関係が育まれ、子どもとの日々が大切な思い出になるはずです。たくさんの保護者と関わってきた保育士としては、家族が協力し合い、できることを分け合って子育てをすることで、より育児の楽しい面を一緒に見られるようになると思います。
今回は地雷ワードのご紹介でしたが、反対にうれしかった言葉も思い出せば見つかるはず。家族で伝え合う言葉を大切に、支え合って子育てができるといいですね。