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余りにも理不尽な状況に、混乱し泣き叫ぶ我が子の姿も見たら、相手を責め立てたくなりますよね。でもそれでは、Sさん側と変わらなくなってしまいます。まずケイ君も知らないところで、何が起きているのかなどを突き止めるべく、学校側に聞く必要がありますね。
ただ、子どもの様子を見て一緒に相手に怒り、事態としっかり向き合おうとしてくれる夫の姿は頼もしくうつったのではないでしょうか。
夜中に夜驚を起こしたケイ君でしたが、学校に行くという選択をしました。ふくこさんは学校側からどんな説明を受けるのでしょうか。
「子どもの糧になる解決」のために親ができることを考えよう
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小学校で同じクラスの女の子に対し、いじわるをしたと決めつけられ、トラブルに巻き込まれたケイくん。話を聞くうちに、相手の子の親・兄までが、ふくこさんの知らないところでケイくんを呼び出して責めていたことが判明します。
世の中に色んな考えを持つ人がいて、同じ年の子を持つ親同士でさえ、子どものトラブルへの対応スタンスが違いますよね。さらに子どもの特性、家庭環境、子ども同士の関係性など多くの要素が混じり合い、スムーズに解決とはいかないことも。
もしわが子がトラブルの当事者になったとき、まずできることは、子どもの話をしっかり聞くこと。そして漫画からわかることは、いきなり相手を責めず、学校に確認を取ることも重要だということです。一方の話だけでは、見えていない背景がありますよね。
子どもを守りたいという親の気持ちが、余計にトラブルを複雑にし、本質を見えにくくするのは残念なことです。一方的な主張をしたり、親の立場を守ったりすることよりも、子どもたちにとって良い解決策を見出す姿勢を持つことが大切ですよね。起きてしまったことは受け止め、その上でわが子も相手の子も成長できるようなサポートをすることが、親ができることなのではないでしょうか。