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人形とは言え、赤ちゃんの顔や耳に水がかからないように、慎重に沐浴するのは緊張したでしょう。
互いの沐浴を評価するウメちゃんとワクちゃん。評価の基準が全く違うのも、二人の性格が現れていておもしろいですね。
ある日の実習終わり、事務室へ鍵の返却に向かったワクちゃん。その姿を恨めしそうに見つめるウメちゃん…。また何かバトルの予感がしますね。
助産師としての喜びや葛藤・命の尊さを感じる作品
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この漫画は、著者モクコさんが助産師の学校に通っていたときに出会ったウメ子先生とワクタさんの学生時代を描いた作品です。
頭脳明晰ですが、少しとっつきにくい印象のウメ子先生。一方、コミュニケーションは抜群ですがちょっと抜けているワクタさん。助産学校で出会った2人は、はじめ互いの良さを認められず犬猿の仲でした。しかも、なんと同じ男性に思いを寄せていた2人。助産師としても恋愛でもライバルだったのですが、失恋をきっかけに仲良くなり、遠慮なく付き合えるコンビとなったのでした。
ウメ子先生とワクタさんが助産学生だった30年前は、今よりも病院実習が厳しかったそう。ワクタさんは、厳しい指導に耐えきれず逃げ出しそうになりますが、ウメ子先生が元気づけ、支えたエピソードも。その結果、2人は無事実習を終えることができました。
『ウメちゃんワクちゃん助産師タマゴ時代』は、助産学生たちがお産に真剣に向き合う中で、新たな命の誕生と出会う喜びや命を預かる恐怖とも葛藤しながら成長する過程にハラハラドキドキ、そして感動できる作品です。