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友人との旅行。運転はまた私?
大学時代の友人と旅行に行くことになった主人公・すみれ。しかし、さっそく運転をお願いされ心の中で「またか…」と呟いています。どうやらこれまで何度も運転手をしてきたようですね。友人たちは免許を持っていなかったり、運転できない理由があるのかもしれませんが、いつも自分が運転手というのはどこか腑に落ちない気持ちになるものですよね。
事前に行きたいところはピックアップしてこの日は解散したようですが、次に会うのは旅行当日。すみれの苦労はここからが始まるようです。一体何が大変なのでしょうか。
準備だけでかなりの苦労
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カーナビやスマホがない時ですから、すみれは地図やガイドブックの情報を頼りに目的地までの行き方や時間を調べ、回る順番を考える必要がありました。さらには車内で快適に過ごしてもらうために掃除をしたり、洗車をして友人を迎える準備も。友人たちは行きたい場所を言うだけですが、すみれは運転以外にもやることが山積みですね…。
スムーズに運転していくために必要なことではありますが、それにしても友人が知らない所ですみれはかなりの苦労をしていたようです。前夜は早く寝て体調管理も気をつけています。運転をしない人にはわからない感覚かもしれませんが、人を乗せると言うのは命を預かるということと紙一重ですよね。安全な旅にするための運転手の責任というのは想像以上に重いものがあるのではないでしょうか。
準備万端で始まった旅行。出だしから違和感…
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いよいよ迎えた旅行当日。友人たちを乗せ目的地へと走り出す車内で準備していた音楽を流そうとしたすみれ。そこに友人が「好きなヘビメタバンドの新曲をかけたい」と言い出します。心の中で悪態をつきながらもすみれは快諾します。しかし、いざ流してみると運転には向かないような激しい曲調…友人はノリノリで楽しそうですが、すみれは落ち着かない様子です…。
気持ちよく運転できるように準備していた曲は流せず、聞きたくもない曲を聞かされながら運転するというのは苦行以外の何者でもないですよね…。せっかくの準備が無駄になってしまったのも悲しいですし、友人だけが楽しんでいる様子も何だか違和感がありますよね。
本作では、旅行をきっかけに仲良しだった友人との価値観の違いに気づき、疎遠になるまでの様子が描かれます。自分自身のふるまいが、相手にとって無神経なものでないか反省したくなるお話です。