©Ai
©Ai
©Ai
もう少し遊びたい!という友だち
これは、Aiさんが経験したことを基に描いたエピソードです。当時、長女のひなちゃんが小学校2年生のころのこと。クラス替えをして新しいお友達ができました。きららちゃんというその友だちと、ひなちゃんは自分の家で遊んでいます。
そろそろ門限を迎え、帰るように促しますが、きららちゃんはもう少し遊びたい様子。理由もきちんとあったので延長を許可したのですが…?
帰りたがらない娘の友だち。暗い表情の理由は?
©Ai
©Ai
©Ai
©Ai
©Ai
©Ai
©Ai
©Ai
©Ai
©Ai
家が分からない、という言い訳をしてなかなか家に帰ろうとしないきららちゃん。そんなきららちゃんにAiさんは困惑しますが、複雑な事情があることが分かります。のちにわかることですが、きららちゃんはおばにあたる女性から虐待を受けていたのです。
子どもは、抱えている悩みを素直に大人に相談できないことがあります。子どもの繊細な心を理解し寄り添うことはとても難しいものです。しかし、どこかにSOSは隠れています。子どもの様子に違和感を覚えたら、児童相談所に通告したり、まず学校に相談したりするのも一つの方法です。
家庭の事情と子どもの幸福はイコールじゃない
©Ai
©Ai
©Ai
©Ai
ひとり親であるきららちゃんの家。虐待の事実が父親に知れると、おばに育児を任せることはなくなったようです。
ある日の授業参観できららちゃんを見ると、お父さんは来ていなかった様子。一方、きららちゃんは、以前よりよく笑う明るい子になったようにAiさんは思いました。授業参観に父親がこれないことよりも、おばへの恐怖から解放されたことによる良い影響が大きいのでしょう。
きららちゃんにとっての父は仕事を頑張る大好きな親。子どもの幸せについて考えさせられる作品です。