©︎ママリ
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近所の親が、子どもを怒鳴りつけるようになった
緊急事態宣言下のある日、道端で近所に住む中野さんの子どもたちがママに怒鳴られている光景を見かけた主人公。衝撃を受けながらも、自分もイライラすることはあるし怒鳴ってしまうことはあると自分を納得させ、夫に話すこともなく自分の中だけで留めておくことに。しかし、それから2週間ほどして今度は大きな音とともに中野さんのパパが子どもに「クズ」と怒鳴っているところを見かけます。
幸せいっぱいに見えた中野さん一家からは想像もできない様子に、主人公は驚いたのではないでしょうか。自分のことでなくても、幼い子どもが怒鳴られている場面を見るというのは心がザワつくものですよね。
通報が頭をよぎるも、やめてしまう
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中野さんのパパの怒鳴り方やドアを殴ったであろう音、そして子どもの尋常でない泣き方から虐待を疑った主人公。児童相談所に連絡を入れようかと悩みますが、頭に浮かんだのは通報したのが自分だとバレたら…?ということでした。
逆恨みされ、家や家族、息子に何かされたらと考え、通報を思いとどまります。
家庭の事情は外からはわからないことの方が多く、一歩踏み込むことをためらった主人公の気持ちも理解できます。しかし、この数日後、主人公自身が今度はトラブルに巻き込まれてしまったそうです。
やはりおかしい…子どもの扱い方に異常を感じる
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数日後、中野さんの家の近くを車で走っていた主人公。飛び出してきた子どもを危うくひいてしまいそうに。急ブレーキをかけ事故にはならなかったものの、あわや大惨事。主人公は思わず血の気が引きます。
一方、近くにいたママはのんきにスマホをいじり、主人公に「こんにちは」とあいさつをしてきました。子どもの飛び出しに関する謝罪がないばかりか、命に関わる間違った行動をした子どもを叱ることもしませんでした。
一歩間違えば主人公は加害者となり、子どもたちは大きなけがをする可能性もあるできごとでした。主人公はこのあと、この家庭を虐待の可能性がある家庭として通告することに。
『近所のパパママを児相に通告した話』は、主人公が近隣の家族の異変を察知して通告するまでの経過や、通告する側の思いが描かれます。いつ誰が目撃するかわからない近隣の異変について、自分ならどんな行動をするか考えながら読める作品です。