1. トップ
  2. トレンド・イベント
  3. エンターテイメント
  4. 委員会の「危険な上級生」子どものころの性被害体験を描く作品

委員会の「危険な上級生」子どものころの性被害体験を描く作品

小学生のころ放送委員会に入っていたちくまサラさん。同じ班の上級生・Yは大柄でひょうきんな男子生徒。しかし、数ヶ月もするとYはその本性を現してきます。ちくまサラさん自身の経験談を描いた『10歳で性被害に遭った』どうぞごらんください。※このお話では、子どもの性被害に関する表現が含まれます。苦手な方はご注意ください。

©ちくまサラ

©ちくまサラ

小6男児が始めた「セクハラ行為」

小学4年生の時、放送委員会に入ったちくまサラさん。同じ班には6年生のYという男子生徒がいました。大柄でひょうきんなように見えたY。しかし、数か月経つと次第にその本性を現してきます。性に関する単語をわざと黒板に書いたりする様子を見たちくまサラさんはその行動に思わず引いてしまいます。

小学生で性に興味を持つ子はいるはず。成長過程で当然の興味関心ではありますが、周囲の人の前で言いふらすような行為は「セクハラ」です。

下ネタばかりの委員会活動は苦痛に

©ちくまサラ

©ちくまサラ

ちくまサラさんは当時4年生。当初セクハラの標的になっていたのは小学5年生の女子でした。ちくまサラさんは、女子に向けてわざと下ネタを言い、反応を楽しんでいるYを見てショックを受けたようです。

ヘッドホンを付けさせて下ネタを聴かせるなんて悪質。小学6年生にもなれば相手の気持ちを考えることや空気を読むことはできてもよいはずですが、「性的なことを言いたい」という衝動でいっぱいだったのでしょうか。

担任も認識していた、Yの危険性

©ちくまサラ

©ちくまサラ

ある日、Yのクラスの担任の先生に呼び止められたちくまサラさん。先生は少し言いにくそうに「Yと一緒だと思うけど…大丈夫か?」と聞いてきました。ちくまサラさんは少し考え「大丈夫です」と伝え、先生は「何かあったら言ってな」と話します。

先生はYについて気になることがあるような口ぶりです。もしかして放送委員会以外でも下ネタを言ったり、人が嫌がるようなことを言っていたのかもしれません。

学校・親含め、Yの周囲の大人がYに対して正しい性教育をすることができていれば、嫌がらせを受ける子はいなかったのかもしれません。性に対する興味が芽生える小学生のうちに、悪ふざけとして性的な発言、行為をすることがないように知識をつけさせることが大切なのではないでしょうか。

このお話はちくまサラさんが子どもだったころの話で、ちくまサラさんはすでにママになっています。当時のことを踏まえ、わが子にも性に関する正しい教育をしようと考えているそう。当時のYにも正しい知識があれば…と思わされますね。

普通の男子に見えたけど、徐々に本性が見え…|10歳で性被害に遭った

関連記事:

普通の男子に見えたけど、徐々に本性が見え…|10歳で性被害に遭った

小学4年生のころ、放送委員会に入ったちくまサラさん。そこにはちょっと癖の…

【全話読める】
10歳で性被害に遭った

ちくまサラさんのブログ「千曲がり奮闘記」

「私の心の中に犯人がいる」性被害のトラウマを描いた作品が教えること

関連記事:

「私の心の中に犯人がいる」性被害のトラウマを描いた作品が教えること

性犯罪被害は被害者の心に、大きな傷跡を残します。普段は普通に過ごしてい…

家にいても決して安全ではない!社会全体で性被害に対する問題意識を高めよう「知らない人が家に入ってきた話」

関連記事:

家にいても決して安全ではない!社会全体で性被害に対する問題意識を高めよう…

以前、1人暮らしをしていたイラストレーターのオキエイコ(@soroe.handmade)…

おすすめ記事

「漫画」「小学生」「性教育」 についてもっと詳しく知る

本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

カテゴリー一覧